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伝統・科学・世界を知りマネジメントに活かす

日本の伝統・ヒトの自然科学・現在の国内外情勢・マネジメントなどに関する、ブックレビュー

一気に読める「戦争」の昭和史/小川 榮太郎



★★★★★

深く考えさせてくれるニュートラルな大東亜戦争史

著者が「自虐史観」にも「自尊史観」にも与せず、
是々非々で大東亜戦争について解説した本です。

戦後のGHQの政策により植え付けられた「自虐史観」から抜け出し、
かつその反動から生まれた「自尊史観」にも染まらずに、
大東亜戦争とは何だったのか、何が問題だったのか、
についてニュートラルな視点で色々と考えせてくれます。

端的に言えば、天皇陛下直下の政治家・官僚の「愚かさ」が、
天皇陛下及び日本国民に甚大な犠牲を強いた戦争だったといえます。
彼らの
国際情勢への理解のなさ、
情報収集&分析能力のなさ、
戦略立案能力のなさ、
外交&交渉能力のなさ、等々
現代でいえばマネジメント能力の欠落、
がこの戦争の原因だったということです。

一方で、彼らの「愚かさ」にも拘らず、
現場で戦い散っていった方々の優秀さによって、
この戦争をここまで戦えたということです。

そして、この構図は現在においても全く変わっていないこともわかります。
例えば、企業のデフォルト、不正、不祥事などの原因は、これと同じではないかと思います。
この戦争の原因をしっかりと見つめたうえで、
自信を持つべきこと、反省すべきこと、を検証してこなかったから、
70年たっても同じ構図がはびこっているのではないかと思われます。

このような愚行を繰り返さないためには、
例えば、政治の面では、誰に投票するかを真剣に考えることが重要ではないかと思います。
誠実さ(Integrity)と智慧(Intelligence)の何れも兼ね備えた方に投票することが重要ではないかと思います。

この戦争については、いろいろな方がいろいろと言われていますので、
本書の内容だけが正しくて他が間違っているとは言えませんが、
少なくとも本書を読むことで、冷静に深くじっくりと戦争を振り返ることができます。

なお、大東亜戦争を世界史的な視点で捉えた良書に以下のものがあります。
ヘンリー・ストーク「大東亜戦争は日本が勝った
併せて読まれることをお勧めします。
  1. 2017/03/26(日) 16:05:11|
  2. 大東亜戦争の真実
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
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誇りある日本の復活を望む一日本人

マネジメントは、ビジネス書の知識を得るだけでは上手くいかないでしょう。

日本の伝統から日本ならではの価値創造の源泉を知り、最新の自然科学からヒトの何たるかを知り、また科学的思考力を磨き、国内外情勢から立ち位置を知ることが重要だと思います。

勿論、基本はP.F.ドラッカー。

このブログでは、私が読んだ上記に関する書籍についてのレビューを紹介しています。

ご参考になれば幸いです。

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