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Rising Sun

Author:Rising Sun
元経営コンサルタント
専門分野:ヒト

マネジメントは、ビジネス書の知識を得るだけでは上手くいかないでしょう。
また、マネジメントは企業だけのものではなく、国家を含めあらゆる組織体や個人にとっても必須のものです。

日本の伝統から日本ならではの価値創造の源泉を知り、最新の自然科学からヒトの何たるかを知り、また科学的思考力を磨き、国内外情勢から立ち位置を知ることが重要だと思います。

勿論、基本はP.F.ドラッカー。

このブログでは、私が読んだ上記に関する書籍についてのレビューを紹介しています。

ご参考になれば幸いです。

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You Are the Universe/ディーパック・チョプラ、メナス・C・カファトス(2017)



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最新の自然科学の知見を踏まえた「梵我一如」の世界

最近の著者の本は、最新の自然科学の知見をフルに駆使しながら、
それらの限界を見据えつつ、新たな視点を提供してくれます。

そのようは本はこれまでに、
Super Brain
Super Gene
Quantum Healing
とありますが、
本書もこの一覧に新たに加えられるものだと言えます。

本書では、量子物理学で得られた量子の様々な特性をベースとして、
それらがこれまでの物理学(熱力学や相対性理論など)とは異質のものであることを紹介しつつ、
宇宙とはいったい何なのか、宇宙と生命との関係はどのようなものなのか、に迫っています。

結論としては、
宇宙の根源は意識であり、我々の根本意識はそれと繋がっている、
という古代インド哲学・思想であるウパニシャッドの「梵我一如」を裏付けるものとなっています。

この結論だけ見ると、所謂スピリチュアル系に思われるかもしれませんが、
類書と異なるのは、上述したように最新の自然科学の知見を踏まえたうえで、
それらの限界を見据えつつ論じているところにあります。

つまり、最新の自然科学の知見ですら、
またその延長線上で将来発見されるであろうことですら、
説明ができないと思われる「意識」について、
何故、今の自然科学の流れでは説明できそうにないかを丁寧に説明しつつ、
それらが意図的に排除している「主観=クオリア」の重要性を論じ、
逆に「主観=クオリア」を中心に据えて考えると、
宇宙とはいったい何なのか、宇宙と生命との関係はどのようなものなのかについて、
うまく説明ができる、しかも最新の自然科学を取り込んだうえで説明ができる、
としています。

真実・真理を探究するのが科学ですので、
当然、本書の主張に対しては科学的な反論があっていいはずですし、
全くなければ、本書の主張も科学としての発展は望めません。
ですので、本書についてのまっとうな反論があれば、
それについても知っておきたいと思います。

なお、本書を読んでみたいと思われる方に対して、幾つか留意事項があります。

本書の前半部分は熱力学・相対性理論・量子物理学、果てはマルチバース理論までと、
物理学の知見についての解説が大半を占めます。
また、物理学の用語が日常用語であるかのごとく、普通に出てきます。
従って、基本的な物理学の知識がないと、読み進めるのに苦労します。
ですので、物理学はよくわからん、という方は、
基本的な物理学の知識をどこからかインプットしておく必要があります。

参考までに、著者の
Quantum Healing
は本書よりも基本的な物理学の知識について、より平易に解説されていますので、
こちらを先に読まれることをお勧めします。
ただし、英語版です(英語版は2015年に改訂されていますが、日本語版は改訂されていません)。

あと、マルチバース理論については、
ブライアン・グリーンの「隠れていた宇宙(上下)」が分かりやすいと思います。

また、科学の知見を駆使しつつ論理的かつ丁寧な解説が延々と続きますので、
結論だけ知りたい方は、本書のAppendix1,2に要約がありますので、
こちらを先に読まれて、なぜそう言えるのかに興味をもったら、
本文を読まれるという方法もありだと思います。

さらに、本書の結論は、「梵我一如」を科学的知見と手法で証明した、ですので、
「梵我一如」を先に知っておくのも有益化と思われます。

こちらについては、
辻 直四郎「ウパニシャッド
シャンカラ「ウパデーシャ・サーハスリー
シャンカラ「The Crest-Jewel of Wisdom
がお勧めです。

なお、「意識」「自己」についての2017年時点での自然科学における知見は以下の書籍から得ることができます。
脳はいかに意識をつくるのか
神経科学・哲学・精神医療を横断して「意識」「自己」に迫っている素晴らしい本です。
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