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Rising Sun

Author:Rising Sun
元経営コンサルタント
専門分野:ヒト

マネジメントは、ビジネス書の知識を得るだけでは上手くいかないでしょう。
また、マネジメントは企業だけのものではなく、国家を含めあらゆる組織体や個人にとっても必須のものです。

日本の伝統から日本ならではの価値創造の源泉を知り、最新の自然科学からヒトの何たるかを知り、また科学的思考力を磨き、国内外情勢から立ち位置を知ることが重要だと思います。

勿論、基本はP.F.ドラッカー。

このブログでは、私が読んだ上記に関する書籍についてのレビューを紹介しています。

ご参考になれば幸いです。

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属人思考の心理学/岡本浩一・鎌田晶子



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企業・組織で生じる不祥事の原因は属人思考

著者は、社会心理学者の立場で企業・組織の不祥事を研究している方です。

巷では、様々な不祥事への対策として、規則の厳格化や個人への処罰がなされていますが、著者の研究結果からは、このような対策はほとんど効果がないことが見いだされました。
このような対策は、個人レベルでの不祥事には効果的ですが、組織的な不祥事には効果がないということです。

著者は、様々なアンケートとその統計処理により、ひとつの大きな原因を抽出しました。それが属人思考です。

属人思考とは、簡単にいえば、「何」が正しいのか、ということよりも、「誰」が正しいのか、ということが優先する組織風土です。提起された内容の良し悪しで物事が進むのではなく、提起した人の好き嫌いや立場の上下で物事が進む組織風土です。

また属人思考の組織風土になりうる原因をいろいろと提示していますが、それが人から好かれたい、嫌われたくないという人間が持つ基本的な承認欲求であったり、権力に従うという人間が持つ基本的な社会性であったりと、如何なる企業・組織にもあるようなものばかりです。
つまりどのような企業・組織でも属人思考の組織風土になる可能性があり、このことから、どのような企業・組織でも組織的な不祥事が引き起こされる可能性がある、ということです。

あとトップほどこの感覚に疎くなることも調査で明らかになっており、著者が企業研修で本書の内容を話したときのトップ層からの拒絶が裏づけにもなっているようです。

更に属人思考の組織風土と、組織への積極的なコミットメントや、チャレンジ・独自性・現場の自律性といった、近年の環境に適応するために求められている様々な要件とが相容れないことも調査から明らかにされています。

不祥事の原因だけでなく成長を阻む原因としても属人思考の組織風土が定義されるかたちになっています。



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