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Rising Sun

Author:Rising Sun
元経営コンサルタント
専門分野:ヒト

マネジメントは、ビジネス書の知識を得るだけでは上手くいかないでしょう。
また、マネジメントは企業だけのものではなく、国家を含めあらゆる組織体や個人にとっても必須のものです。

日本の伝統から日本ならではの価値創造の源泉を知り、最新の自然科学からヒトの何たるかを知り、また科学的思考力を磨き、国内外情勢から立ち位置を知ることが重要だと思います。

勿論、基本はP.F.ドラッカー。

このブログでは、私が読んだ上記に関する書籍についてのレビューを紹介しています。

ご参考になれば幸いです。

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ハイエクのポリティカル・エコノミー/スティーヴ・フリートウッド



★★★★

ハイエクの思考フレームに対する分析

本書は、ハイエクの唱える自由主義哲学そのものについての分析ではなく、
その背景にある思考フレームについて、
著者が捉えている存在論・認識論のフレームに基づいた分析です。

従って、ハイエクの自由主義哲学の内容そのものを吟味したり、
代替案を提示したりしているものではありません。

著者のアプローチが学術的にどのような位置づけと役割を果たしているのかはよくわかりませんし、
本書で展開されている分析が著者のアプローチありきのものですので、分析が適切なものかもよくわかりません。

しかし、この分析を通して浮かび上がってくるものは、
結果としてハイエクの洞察の深さを改めて光らせるものです。
社会全般について個々の学問領域にいたずらに分解せずに社会そのものを捉えてようとしていることや、
あくまでも人を中心とした社会のありようを洞察しようとしていることや、
当時の認知心理学を積極的に採用することで、今日の神経科学にまでうまくつながるような基礎を与えていることがわかります。

ハイエク哲学の深さを再認識させてくれるものとなっています。
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