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Rising Sun

Author:Rising Sun
元経営コンサルタント
専門分野:ヒト

マネジメントは、ビジネス書の知識を得るだけでは上手くいかないでしょう。
また、マネジメントは企業だけのものではなく、国家を含めあらゆる組織体や個人にとっても必須のものです。

日本の伝統から日本ならではの価値創造の源泉を知り、最新の自然科学からヒトの何たるかを知り、また科学的思考力を磨き、国内外情勢から立ち位置を知ることが重要だと思います。

勿論、基本はP.F.ドラッカー。

このブログでは、私が読んだ上記に関する書籍についてのレビューを紹介しています。

ご参考になれば幸いです。

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(2017・2018)
2018/07/18、突然Amazon.co.jpが事前通知なく全レビュー強制削除&レビュー投稿禁止措置を発動。

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2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ/ピーター・ディアマンディスほか



👍

イデオロギーありき、根拠なき過大評価、人間への理解不足、似非科学、ヘタクソな解説

先ず本書は次のようなイデオロギーありきで書かれています
・環境左翼(何ら科学的根拠なき地球温暖化CO2原因説が正しいという前提ありき)
・唯物主義(科学技術を便利さだけで語り、人間の感情的側面における科学的知見を完全に無視)
・反国家主義(国民国家の存在意義や国民国家の文化・歴史・伝統などの多様性を完全に無視)
・根拠なき楽観主義(サイバーテロ・権力者による情報の悪用などテクノロジー・リスクを完全に無視)
などなど
科学技術に対する真摯な姿勢を読み取ることが全くできませんでした


次にテクノロジー進化に対して根拠なき過大評価をしています

例えばディープラーニングAIによるシンギュラリティについて
孫正義氏を引用して「到来する」と断言していますが
ディープラーニングの中身やプログラミングをかじったことがある方からすれば
ディープラーニングAIでは本書が述べているようなシンギュラリティが来ないことは明白です

ディープラーニングは統計学における最小二乗法の塊にすぎず
ビッグデータから統計学的に正しい情報は出力できますが
それ以上のことは何もできません

基本設計そのものを進化させなければ(ディープラーニング型でなく)
シンギュラリティが到来するか否かの議論すらできません

それでもルーチンワークのほとんどが
ディープラーニングAIに代替されてしまうこと自体は間違いありませんが

AIについては
本ブログのカテゴリー「AI」をご参照くださいませ

また太陽光発電について
近い将来に地球上の全電力を賄えると豪語していますが
全く根拠がありません

太陽光発電を電力源とする場合には
自然災害が少なく、自然環境を壊さず、日照が強く多く長い場所が必要となります
研究開発で発電効率を高めることはできると思いますが
上記条件が必要なことには変わりません
しかし、例えば日本はこれらの条件を全く満たしていませんので
日本でどうやって太陽光発電だけで電力を賄うことができるのでしょうか
本書では国や地域の地理的・気候的特性の違いを全く無視しています

宇宙に太陽光パネルを張り巡らし、マイクロウェーブで地表に電力を送電するというなら
太陽光発電で地球上の全電力を賄える可能性は高まりますが、この方式には全く触れていません


更に唯物主義イデオロギーが前提ですので
人間についての科学的知見に基づく理解ができていません
人の感情・欲望・嗜好・遊び心など功利的側面(損得勘定)以外の要素が
テクノロジー進化を語る上で欠落しています
2030年のテクノロジーを語っている割には
人の理解について17世紀のデカルトから抜け出せていません

人間の科学については
本ブログのカテゴリー「ヒトの自然科学」をご参照くださいませ


しかも環境左翼イデオロギーが前提ですので科学についても虚偽記載があります
森林破壊でCO2が吸収されなくなるので大問題だと断言していますが
樹木はCO2を吸収すると同時に排出していますので森林とCO2とは無関係です
割り箸が森林破壊の原因なので「マイ箸」を持ちましょう、というのと同じぐらい低レベルです
初歩的な科学すら知らないのであれば無知ゆえに本書を書く資格はありませんし
知っていて敢えて断言しているのであれば詐欺ゆえに尚更本書を書く資格はありません


そのうえ本書で扱うテクノロジー進化の内容は「広く浅く」ですが、それにもかかわらず説明がヘタクソです
・450ページ丸々使って文章だけで解説しており、読者に理解を促すうえでの基本ができていない
・洗練されたイラスト・優れたプレゼンで使用されるような図表・視覚的に瞬時に理解できるグラフを使用していない
(これらを解説のメインにして、文章で補う形式にすればページ数は少なくとも半減できます)
などなど
敢えてわかりにくくしているとしか思えないような解説方法です


上記を全て踏まえると
頭の悪い左翼が金儲けのために読者を騙しているのではないかと思わざるを得ません
要は「バカ」「アカ」「ワル」ということになるでしょうか


本書で登場する数々のテクノロジー・その融合・加速要因などは
読んでいて面白いですし、知らなかったこともありますので悪くはないのですが
上記のことから、あくまでも「可能性」の1つであり、実現するかどうかはわかりません
著者らの歪んだand閉じた思考回路に基づく最新テクノロジーカタログみたいなものと考えていいでしょう
若しくはテクノロジー進化の皮を被った著者らのイデオロギー・プロパガンダなのかもしれません


本書を読もうと思われている方は
上記を踏まえて読むか読まないか、どう読んだらいいのか
を先ず検討された方がよろしいのではないかと思います

そして本書を読まれる方は
上記を踏まえた上で「こんなこともあるんだなー」程度に
さらっと読むのがいいのではないでしょうか


👍1つは「こんなこともあるんだなー」を知ることができる点に対する評価です


イーロン・マスク 未来を創る男/アシュリー・バンズ



👍👍👍👍👍

イーロン・マスク=(スティーブ・ジョブズxP.F.ドラッカー)のバージョンアップ

本書は原著初版が1995年と古い(Tech業界では一昔前)ですので
2021年時点のイーロン・マスク、テスラ・スペースXを知ることはできませんが
何故これほど凄いのかについての原点はよくわかります。

著者が広範な科学技術分野でのテクノロジー・ライターであることから
読み手に科学技術分野での基礎知識があれば、その凄さをよく理解することができる本になっています。

スティーブ・ジョブズのいた頃のAppleはユーザーをワクワクさせ続けてきました。
ビル・ゲイツのMicrosoftはつまらない企業でしたがチャンスをものにする力は他社を圧倒しています。
イーロン・マスクはこの両者を掛け合わせたうえでバージョン・アップした人物とのことです。

市場を独占するようになり傲慢になってしまった今のGAFAMとは真逆の人物・事業だと言えるでしょう。
なお個人的にはビル・ゲイツを評価していませんので、レビュータイトルはビル・ゲイツではなくP.F.ドラッカーとしています
※WindowsはMacの丸パクリ。それをマーケティングの力でデファクト・スタンダードにして大儲けしています

インターネットビジネスからIoT・DXの時代に変化していると言われていますが
その先頭に立ってテスラ・スペースXなどで実績をあげながら
他者・他社からの追随を時間とともに引き離しているのが、イーロン・マスクでしょう。

ジョブズといいマスクといい
このような人たちが必ず登場するのがアメリカ経済の凄さなんでしょうね。

今の日本にこのような人たちに匹敵するような企業家は見受けられませんし
いたとしても「出る杭は打たれる」どころか「引っこ抜かれて潰される」のが日本の産業界ですので
日本経済は失われた30年に留まらずこれからも明るい兆しは見えてきませんね。

アメリカにももちろん既存産業・既得権益などはあり
創造的破壊者であるイーロン・マスクは直接・間接問わず猛攻撃を受けている最中ですが
これからも、これまで以上に既存産業・既得権益を振り払いながら
ワクワクさせる事業を成功させ続けていって欲しいですね。

ドラッカーも言っています。
企業の目的は顧客の創造である
そのためにはマーケティングとイノベーションが最も重要である


イーロンマスクの言葉/桑原晃弥



👎

この本でイーロン・マスクは理解できない
この著者にイーロン・マスクは理解できない


本書の元ネタは「イーロン・マスク 未来を創る男」ですが
(著者は取材をしていません)
イーロン・マスクを知りたければ元ネタ本だけを読めば済みます。

この本でイーロン・マスクを正しく理解することは不可能ですし
まず著者自身がイーロン・マスクを正しく理解できていません。
明らかに著者の能力・知識・経験が欠けています。

元ネタ本から選ばれた「言葉」は精神論にかなり偏っています。
しかも「言葉」の取り上げ方が元ネタ本から歪められているものも少なくありません。
言葉の解説も既存のビジネス書を超えるものではありません。

昭和時代の精神論(根性・努力)が好きな
時代遅れのビジネスパーソンをターゲットに
イーロン・マスクを歪めて伝える企画だったのか
もしくは
著者自身が昭和時代の精神論から離れられず
時代遅れになっていることさえ自覚できずに書いたのか
の何かではないかとさえ思えてきます。

YouTubeでの良質な動画の方がよほどイーロン・マスクを正しく捉えています。

イーロン・マスクについて書籍で理解したいと思い手に取った本ですが
これは最悪・最低です。

イーロン・マスクはもとより、元ネタ本&著者に対して無礼千万な本です。

イーロン・マスクを知りたい方は読んではいけない本だと言えるでしょう。


武器としての理系思考/武田邦彦



★★★★★

いかなることを議論・検討・判断・実行・検証するにも最低限必要なスキル

武田先生の番組(虎ノ門ニュース・トモダチTV・幸せ砂時計・ニューソクなど)は
できるだけ観るようにしており、いつも大切な知見・考え方を教えていただいています。
YouTubeで最も観ているのは武田先生の配信動画です。
なぜなら、武田先生の配信動画を観て理解して初めて、思考の準備が出来るからです。

本書はこれらのエッセンスを凝縮したものだと言えるでしょう。
上記番組を観ていても、やはり書籍で読むことで、じっくり味わうことができます。

一般庶民はもとより、権力を持つ人は、その責任を果たすために
本書ぐらいは読み込んで理解した上で活動したほうがいいと思います。
いかなることを議論・検討・判断・実行・検証するにも最低限必要なスキルだと思います。

また本書をしっかり読んで理解した上で、
各々が社会で生きていくために、また仕事で活躍するために、
それぞれの専門分野における科学的知見を吸収し、
最新情報を常にアップデートしておくことが大切だと思います。

会社などで社内・社外の人間関係を良好にするためだけでも
脳科学・神経科学・遺伝学・生物学・進化理論ぐらいは必要でしょうし
(例えば本ブログでの「ヒトの自然科学」カテゴリーの書籍)
昨今話題になっている環境問題・エネルギー問題を正しく理解し、議論するためだけでも
物理学・工学・デジタル&AIぐらいは必須だといえるでしょう。
(例えば本ブログでの「自然科学」「Digital/AI/Tech」カテゴリーの書籍)

つまり自然科学の知見と考え方を理解していないと
正しい意見を持つことも、正しく議論することも、適切な判断をすることも
できないということです。

またこれからの企業経営・戦略、国家運営・戦略などでは
これらの自然科学の知見を前提にしないと必ず間違うことになるでしょう。

いまの日本は、自然科学を無視した議論・検討・判断・実行・検証が横行しています。
それよりもイデオロギー・利権・感情に基づく脊椎反射が幅を利かせています。
これでは日本を破壊してしまいかねません。

反日左翼はもとより日本を破壊するための存在ですので論外なのですが、
自称保守という方々も自然科学を知らず、知ろうともせず、イデオロギーありきですので、
科学的観点から見れば、どちらも同罪と言わざるを得ません。
左翼だから原発反対・保守だから原発賛成という短絡的な発想がいい例です。

国民全員が少なくとも本書を読んで、その内容を理解でき、実行に移さなければ、
科学技術立国日本の復活・発展はあり得ないでしょう。

本書を読まれる方が1人でも増えることを願ってやみません。

あと武田先生にお願いがあります(届けばいいな)。
虎ノ門サイエンスを是非書籍で出版していただけますでしょうか。
また過去の武田邦彦YouTube公式チャンネルでの連載配信なども是非書籍で出版していただけますでしょうか。
アコースティック哲学・世界史など科学者の視点で非常に役立つ情報満載ですので。


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