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Rising Sun

Author:Rising Sun
元経営コンサルタント
専門分野:ヒト

マネジメントは、ビジネス書の知識を得るだけでは上手くいかないでしょう。
また、マネジメントは企業だけのものではなく、国家を含めあらゆる組織体や個人にとっても必須のものです。

日本の伝統から日本ならではの価値創造の源泉を知り、最新の自然科学からヒトの何たるかを知り、また科学的思考力を磨き、国内外情勢から立ち位置を知ることが重要だと思います。

勿論、基本はP.F.ドラッカー。

このブログでは、私が読んだ上記に関する書籍についてのレビューを紹介しています。

ご参考になれば幸いです。

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世界が称賛する日本人が知らない日本2/伊勢雅臣



★★★★★

縄文時代から脈々と受け継がれてきた「和の精神」史

不思議な本でした。
読んでいる間中、心が暖かくなっていました。
きっと、本書の内容と私の心・身体・さらにはDNAが呼応し、共感したのでしょう。

そのうえで、理屈として内容を語るとすれば、
重要な時代での「和の精神」について、
しっかりと「根っこ」が見出せるよう、
参考文献を明らかにして大事な文章を引用しながら解説されています。
それゆえ、本書をコアにして、
更に様々な時代・分野における「和の精神」を探究できるという価値ある本です。

著者の書籍は初めて読みましたが、すっかり気に入ってしまいました。
他の書籍も読んでみようと思います。
また気になった参考文献にも当たってみようと思います。


「自立国家」日本の創り方/北野幸伯

自立国家日本の創り方「自立国家」日本の創り方(ダイレクト出版)

★★★★★

北野幸伯氏からの再警告若しくは最終警告、そして夢と希望

本書は著者の
隷属国家 日本の岐路ー今度は中国の天領になるのか?
を内容はそのままに、2020年時点での解説を追加して、
タイトルを変更して新たに世に出されたものです。

「隷属国家 日本の岐路ー今度は中国の天領になるのか?」は、
たまたまダイレクト出版のDMで著者を知り、
半年前に手に取ることのできる過去の著作を読み漁った中の1冊でした。

本書を読んで戦慄を覚えた記憶があります。

「自立国家」日本の創り方のプロモーションを見て、
その当時の自身のレビュー(上記リンク先)を読み直し、
これは読まねば、と思い手に取りました。

本編は、隷属国家〜、と同じですが、
読み返すと、
著者が予測した最悪シナリオに向かって、
日本が突き進んでいることを再認識しました。
以下、個人的に知る範囲で現在起きていることを、
章立てに沿って列記してみたいと思います。

第1章 移民労働者大量受け入れに反対!
日本は、今や世界第4位の移民受け入れ国になってしまいました。
しかも、低賃金労働者ばかり移民で代替している始末です。
経団連をはじめとした経済団体(既得権益)が、
労せずして低賃金労働者を確保したいだけなのだと確信していますが、
これでは、日本の国際競争力は沈むばかりです。
しかも、仮想敵国からの大量移民受け入れという、
国家安全保障を何ら考えていない愚かな施策ばかり行なっています。
また、日本の治安も悪化し、日本人の幸福を奪っているとしか思えません。

第2章 平和ボケ 外交音痴 日本の行く末
第二次安倍政権の最初の頃は非常によかったのですが、
自民党親中派・親中公明党には逆らえなかったのでしょうか、
親中路線まっしぐらです。
しかも、アメリカが米中戦争を宣言した後に親中路線に舵を切っています。
日米同盟に対する完全な裏切りであり、日米安保を解消されても何も文句は言えません。
「悪夢の民主党政権」と言っていましたが、「悪魔の自公政権」と言わざるを得ないでしょう。
日本には国益を守る、日本人を幸福にすることを目的とした政権・政党がありません。
アメリカ共和党保守派に相当する政党がありません。

第3章 食糧危機をどう乗り切る?
付加価値の高い農産品の輸出拡大、種苗法改正による新種保護など良い面はありますが、
戦略上最も重要な食料自給率100%確保については、何ら対策が講じられていません。
また戦略上同じ位置にあるエネルギー自給率100%確保についても、同様です。
出来もしない、真剣にやる気のない憲法第9条改正、
しかも自衛隊明記だけの何ら意味のない改正(明記するだけでは国防は何もかわらない)、
さらにそれすらまともに議論して前に進めることができない。
それよりも、現行憲法下でも実施可能な国家として当然実施すべき施策が何らできていません。
日本を自立させようという気がないとしか思えません。政治家が自立していないのでしょう。

第4章 世界一教育熱心な国 日本が失った”教育”
学術会も教育会も左翼に牛耳られているなかで、まともな教育などできるわけがありません。
新しい歴史の教科書を作る会の歴史教科書が教科書検定で異常な方法で抹殺され、
本来それを正すべき立場にあるはずの、文部科学大臣(自称保守系)が抹殺を無視しました。
また定員を集めれらない大学などは、税金である私学助成金を受け取りながら、
仮想敵国からの留学生を大量に受け入れ、かつ適切な在留管理を放棄することで、
当留学生を日本国内にばら撒いてしまいました。行方不明者が多いのです。
日本国民から税機として財産を搾取し、それを仮想敵国の国民受け入れに利用していることになります。
これからの日本を背負っていく子供たち、子供たちが幸福に成長し世の中を生きていくための教育が、
完全に蔑ろになっています。
日本を破壊しようとしているとしか思えません。

第5章 脱アメリカ信仰! 日本は世界から愛されている
少しずつ東京裁判史観・ルーズベルト史観・自虐史観が見直されているのはよいことだと思います。
しかしその反動で日本礼賛史観という極端に反対に振り子を振り切ったものも保守言論人から出ています。
何にせよ、アメリカの天領、手のひらの上でつまらない議論をしているに過ぎません。
そうかと思えば、上記でも触れたように、血塗られた金を稼ぐためにチャイナに尻尾を振っています。
国防はアメリカ、経済はチャイナといった上手い話はありません。
韓国のムン政権を笑えません。
日本としての国家観・大戦略が全くありません。作る気もありません、作れる人もいません。
ふらふらとその場しのぎの後手後手の対応をしているに過ぎません。
大東亜戦争の失敗を繰り返したいとしか思えません。

明らかに自滅への道をまっしぐらに突き進んでいると言わざるを得ません。

本書が装いを新たに再登場した意義・価値は極めて大きいと思います。


本書では、本編を振り返りつつ、今の日本が自ら招いた惨状を見極めながら、
2020年の現在、日本は改めてどうすべきか、について補足をしています。
2020年版の序文、各章での2020年の補足、2020年版のあとがき、です。

2020年版の序文では、
隷属国家〜で予測した悪いシナリオが的中してしまったこと、
隷属国家〜が出版された2008年から日本が何も変わらず、より悪化していること
それでもまだ間に合う、日本改革はできると喝を入れながら希望を語っています。

各章での2020年の補足では、
隷属国家〜以降の著者の著作から、章のテーマに関連する改革方法を引用して提示しています。
様々な改革方法が示されていますので、より深く理解したい方は引用元の著作を読まれることをお勧めします。

2020年版のあとがきでは、
著者が実現したい、大きな夢である、
・日本を自立国家にすること
・自立した日本をして世界を救うこと
を挙げて希望を提示しています。
著者は理想を持ったリアリストですので、これは本気だと思います。
また、
・日本の自立は、私の自立から
として一人ひとりが目覚め、理想を持ったリアリストになり、その数が増えることで、
日本を再興させたいと願っています。
これは著者の著書(特に「日本の生き筋」「新日本人道」から)を、
究極にまで圧縮したメッセージだと言えるでしょう。


本書は、日本人であれば必読書だと信じて疑いません。
本書をお読みになられ、感銘を受けられた方々は、
ぜひ北野ワールドを体験・体感していただきたいと思います。
ただし盲信はだめです(個人的なことで恐縮ですが私もブックレビューは是々非々で書いています)。
北野ワールドを体験・体感した上で、自ら考え・発想し・行動することが大切だと思います。
質の高い、多様な視点・知見・考え方・発想が、より良い・より豊かな結果に繋がっていきます。
著者もきっとそれを望んでいると思います。


天孫降臨とは何だったのか/田中英道



★★★★

真実の追求には多面的な視点・知見が必須であることを裏付けている

本書は、著者による記紀神話と縄文文明との統合による、
記紀神話=歴史を明らかにした一連の著作のうちの1冊です。
私が読んだ著者の書籍で上記に関連するものは以下の通りです。

日本国史の源流
「国譲り神話」の真実
日本の起源は日高見国にあった

著者の主張に興味を持ち、より深く理解しようと思い、
本書に加えて上記3冊(計4冊)読むことになりました。

まず残念なことから。
書籍間での記述の重複が多すぎます。
最初のうちは再確認のためにもよかったのですが、
これだけ重複が多いと時間とお金の無駄になります。
上記4冊を統合すればページ数は少なくとも半分程度に圧縮できると思います。

どのような理由で同じテーマの書籍を分割して出版・販売したのかわかりませんが、
私にとってはネガティブな印象しか受けません。
よって評価は少し下げました。

次に良いところ。
やはり新たな発見・仮説構築など真実の追求に際しては、
多面的な視点・知見が必須であることが再確認できたことです。

本書&同じテーマの上記書籍でわかったことは、
著者の主張を適切なものとして世に出すためには、
考古学・歴史学・神話学・文化人類学などの人文・社会科学もさることながら、
遺伝学・分子生物学・物理学などの自然科学の最新知見や、
それらに基づいた各種分析技術・手法を駆使して得られた事実といった、
様々な学問を横断的に駆使して統合することが必要でした。

このどれが欠けても著者の主張は成立し得なかったはずです。

様々な学問分野で真摯に専門分野を追求しようとすれば、
必然的に専門範囲が狭まっていき、総合性が失われていきます。

一方で、
論外・言語道断なことではあるのですが、
学問の世界ではイデオロギーありきでの研究がなされるという、
もはや学問とは言えない有様も跋扈しています。

ですので、
学問の世界で真実を探求する方々も、
市井の世界で学問から発信されたものを取り込む方々も、
専門分野だけではなく、
イデオロギーを排し、学問横断的な知見を獲得しておくことが必須となります。

本書+αで著者が主張している説については、
著者がパイオニアですので、
今後様々な視点から検証・探求がなされていくと思いますし、
そのこと自体は大歓迎です。

ただし、
特定の専門分野への固執、イデオロギーありき、などに基づく批判は、
真実の探求に対して保身のための批判にしかなり得ません。
決して探求の発展にはつながりませんし、むしろ邪魔にしかなりませんので、
やめて欲しいですし、それを見抜く力を更に養いたいと思います。

また、人文・社会科学の分野にありがちなのですが、
自然科学の知見が必要であるにもかかわらず、
自然科学を全く知らずに、その必要性・無知の無知に対する自覚もなく、
偉そうに持論を展開している方々が少なくありません。
今の時代・これからの時代において、
自然科学の知見を積極的に取り入れることのできない人文・社会科学は、
間違いなく衰退の一途をたどると思います。
自覚を期待したいのですが、なかなか難しそうですので、
受け入れる側が適切に吟味できるよう、学んでいくしかないと思います。
例えば、
人間を知るためには、心理学だけでなく、脳科学・遺伝学などの知見で、
古代の歴史を知るためには、考古学だけでなく、物理学などの知見で、
根拠を提示することができなければ、もはや学問ではなく単なる意見、良くて仮説にすぎません。


書籍間での重複が多いことには、読んでいて飽きてきましたし、疲れましたが、
学問横断的な真実の探求の重要性について再認識できましたので、
得るものは確かにありました。


日本の起源は日高見国にあった: 縄文・弥生時代の歴史的復元/田中英道



★★★★★

西洋史観(進歩史観)では語ることのできない日本の歴史の連続性

本書は、古事記・日本書紀に神話として語られている高天原とその神々について、
考古学の最新の知見と歴史学を融合し、
高天原は日高見国(常陸、鹿島神宮・香取神宮のあるとこと)にあったと考察しています。

このような試みは、現時点では著者のみが行っていますので、
今後更なる研究の発展により、更に明らかになっていくことを願って病みません。

著者のこの領域についての書籍を本書を含めて何冊か読みました。
著者による新発見(仮説)自体にまず驚かされ、かつ惹き込まれました。


それとともに(著者が述べたかったかことかどうかはわかりませんが)、
太古からの(少なくとも縄文時代は1万年以上前)日本文明・日本という国家の連続性が、
見えてきた気がします。
ここには余計な時代区分(石器・縄文・弥生・古墳など)や、
西洋史観(進歩史観、古代・中世・近代など)は、
日本の文明を語る上では、むしろ邪魔になるだけであることがよくわかります。

これまでの日本の文明の語り方は、
日本以外の物差し(西洋史観など)を無理やり当てはめてきましたので、
逆に日本の文明をわかりにくくしてきたのではないかとさえ思います。

本書でも引用されていますが、
サミュエル・ハンチントンの「文明の衝突」において日本文明が独自のものとして分類されています。
彼が何を持ってそうしたかはともかく、その分類は正鵠を得ているでしょう。

もちろん、西洋をはじめとした様々な文明を比較しながら日本の文明を語ることも必要ですが、
日本の文明を語る際には、日本の文明のあり方に自然に沿うように、独自の物差しを吟味して確立し、
そのうえで日本の文明に対する正しい認識ができるようにすべきだと確信しました。

逆に言えば、まず日本独自の日本文明論を構築し、
そのうえで物差しも含めて他の文明との比較をすべきではないかということになります。

そして更に、
日本文明の根源と脈々と受け継がれて現在にまでいたる何かを見つけ出し、
それらを日本文明の物差しで明らかにし、
日本独自の哲学体系として整理し、
自然体で受け入れることを通じて、
現在と未来について考えるようにしていけばいいのではないかと思います。

例えば、明治維新以降を振り返る際に、
西洋近代といわれるものが日本文明より優れていると盲信する理由は何もありません。
優れていたとすれば軍事技術ぐらいのものではないでしょうか。

特に戦後はGHQによるWGIPによって洗脳されていますので、
それらについては全て捨て去るぐらいでちょうど良いのではないでしょうか。

この点で最も情けないのは日本のいわゆる「保守」と自認している方々(一部)です。
彼らの言論自体、更には自身の立ち位置や保守の定義自体が、
が西洋史観・西洋イデオロギーに囚われてしまっているような印象を受けます。
※日本のリベラルは、そもそもが西洋史観・西洋イデオロギーの産物ですので、論外です。


また西洋史観や西洋イデオロギーといわれるもので日本を論じる必要もありません。
代表的なものは進歩史観・還元論・二項対立・○○主義などではないかと思います。
このようなもので、日本国内において日本人同士が対立すること自体、無意味だと思います。
保守vsリベラル、資本主義vs社会主義などが代表的なものではないかと思います。


このようなことを気づかせてくれた点において、
本書を含めた著者のこの領域における調査・研究は極めて優れたものだと思います。


新日本人道/北野幸伯



★★★★★

愛国者としての日本人が生きる道を提案

愛国者(≠民族主義者)として、個々の日本人が生きる道を提案しています。

日本を繁栄させる主権者として、幸福を追求する個人として、
の両面から道を説いています。

目次から道を列記します。
第1の掟 「和の世界」を創れ
第2の掟 知性によって日本を自立国家へと導け
第3の掟 「理想を目指す」現実主義者であれ
第4の掟 日本の「真の国益」は何かを常に考え行動せよ
第5の掟 常に「大戦略」の視点から物事を見よ
第6の掟 日本を愛し、他国・他民族への尊敬の念を忘れるな
第7の掟 言葉と行動によって日本の名声を高めよ

そして、
日本人は善良であり、勤勉でもあるので、
目標が明確に定まれば個人として実現するのは可能としています。

一方で、
日本人は目標達成までは、その善良さ・勤勉さでやり抜くが、
目標を達成してしまうと、傲慢になってしまい道から外れていきがちなので、
注意すべきとしています。


個人的には、
日本人はその善良さ・勤勉さ故に、
脇目もふらず、全身全霊を込めて目標達成に邁進してしまうので、
達成後は疲れ切ってしまうのではないか(プロセスも楽しむ必要があるのでは?)、
達成した目標に縛られてしまうのではないか(適切にリセットする必要があるのでは?)
と思ったりもします。


国際関係アナリストのプロである著者の提案ですので、
類書とはかなり趣が異なります。
・国際政治・国際関係の歴史と現実
・世界における日本の位置付け
・日本の伝統・文化と歴史的経緯
・日本人の強みと弱み
などをしっかりと分析した上で提案がなされています。

また「愛国者」という言葉を使用していますが、
保守とか右翼とかのイデオロギー色はありませんので、
構えずに読むことができると思います。
※著者は、イデオロギーは支配者が人を支配するための手段だとしています。

なお、本書で提案されている内容をより深く理解するためには、
本書で参照している著者の著書も併せて読む必要があります。

逆に著者の著書をかなり読まれている方にとっては、
上記の要約で本書の内容を凡そ理解できてしまうと思います。


あるユダヤ人の懺悔「日本人に謝りたい」/モルデカイ・モーゼ



★★★★★

凄い本です。事実の断片が全て繋がり全体像が見えてきます

はっきり言って本書の内容は、ユダヤ陰謀論と言われても仕方がないかもしれません。
また、著者と訳者が同じということもあるのかもしれません。

しかし、(一部の)ユダヤ人の思想・思考・行動を中心において近現代史を俯瞰すると、
断片的事実が全て繋がり、全体像が見えてくることが本書の凄いところです。

帰る国のないユダヤ人たちが、
自分たちの生命・人権・財産などを確保・保証するために、
憲法を変えてしまう、革命を起こしてしまう、
それができなければ国家そのものを消滅しようと企む、
などしてきたようです。

共産主義という思考はこれらを実現するための「手段」として、
ユダヤ人がマルクスに作らせ、
ユダヤ人のレーニンによってロシア革命として実行されたとのことです。

特に立憲君主国が敵視されてきたことから、
ドイツ・ロシアを狙い、成功したことで、
最後に残された日本の立憲君主制を破壊しようとしたようです。

アメリカによる日本征服は、
ユダヤ人のフランクリン・ルーズベルトが日米開戦を企み、
ユダヤ人のGHQメンバーが主導して占領統治を行い、
戦前の日本の立憲君主制を含めた良いところを全て破壊するために、
日本国憲法を作り、押し付けた、とのことです。


ところが日本の立憲君主制は、
ユダヤ人が理想とした君民共治であり、
そのことを知らずに破壊してしまったことに対する悔いから、
またそのことを知った上で早く日本に元に戻ってほしいという願いから、
本書で上記の内容を公開し、謝りたかったとのことです。

ですので、
日本人は二千年以上万世一系で続いてきた
君民共治である天皇中心の立憲君主制を誇りに思いつつ、
上記のような事実を踏まえながらも、
これらを食い止められなかった内部要因を検証したうえで、
君民共治とそれを支えてきた歴史・伝統・文化などを、
より強固にしていく必要があるのではないか、
と思います。


最後に、
冒頭でも触れたように、
本書を事実と捉えるか陰謀論と捉えるか意見が分かれると思いますが、
個人的には事実・若しくは優れた仮説と捉えたいと思います。


日本国史/田中英道



★★★★

時を超えて受け継がれる日本人の精神を文化・芸術から紐解く

著者の専門分野である文化・芸術を中心として紡がれた国史です。
ですので類書とはかなり内容が異なります。

縄文時代から芽生えた日本人の精神が、
時代を超えても受け継がれていることを示すとともに、
その精神を読者に思い出してもらおうという試みだと言えるでしょう。

日本人は自然とともに生きている
そこから独自の精神が生まれ育まれ紡がれている
その独自の精神は世界に誇れるものである
その精神は西洋の尺度で推し量れるものでは無い
その精神を西洋の尺度に合わせる必要もない
戦後無理やり剥ぎ取られた、その精神を取り戻すことが大切である
その精神を取り戻すことが歴史を未来に引き継ぐことになる

要約するとこのようなことになるのではないか、と思います。

またその精神とは、
まず自然があり人間はその中で生きている
自然の計り知れなさに畏怖しつつも自然をそのまま受け入れる
人間も自然の一部なので自然体で生きていく
といったところでしょうか。



ただ著者の
ユダヤ人埴輪があった!日本史を変える30の新発見
を踏まえてさらに彩りのある国史が描かれていることを期待していたのですが、
国史全体に広げたが故に、逆に間延びしてしまっている印象を持ちました。

また、20世紀以降の記述については、
傑出した文化・芸術が見当たらなかったのか、
よくありがちな保守系言論人の歴史記述を
さらっと触れたレベルにとどまっています。

ここだけは残念なところかもしれません。




日本の地政学 日本が戦勝国になる方法/北野幸伯



★★★★

日本が中共に勝つ方法を地政学を踏まえた歴史から発見

地政学という確立した実践的な学問と、著者の非常にわかりやすい解説で、
日本が中共に勝つ方法がすんなり頭の中に入ってきました。

21世紀の日本が20世紀のイギリス
21世紀のチャイナが20世紀のドイツ
という例えで地政学上如何に闘えば中共に勝つことができるのか、
を見事に解説しています。

もちろん
日本が単独で中共に挑むわけではなく、
アメリカをはじめとした反中共国家と連携すべきですし、
一方で、
他国に任せるのではなく、
日本も自主的に立場を明確にし、積極的に参戦する覚悟を決めなければなりません。


前著のレビューで著者を幾つかの観点で批判しましたが、
本書は著者の得意中の得意分野ですので、
非常に参考になりますし、正にその通りだと思いました。
また著者の既出書との情報重複がほとんどありませんでしたので、
本書の中身は非常に新鮮なものでした。

一点だけ、地球温暖化CO2説だけは支持しており、
相変わらず自然科学の領域については弱いな、と思いました。
しかしこれについても、
日本の生命線の1つであるエネルギー自給率100%実現に向けて
化石燃料を中東諸国から危険な海路で輸入しなくても済ませる目的で
新エネルギー開発(核融合炉・海底資源探索など)に力を注ぎ込むために
覚悟を決めて自らに制約を課すための手段だと思えば良い手かもしれません。
また、自然科学的にはどうであっても、
国際協調を促進させることで、対中共包囲網の拡大を確実にするためだと思えば、
これも良い手かもしれません。

どの分野でも万能な方はおられませんので、
今後は著者の得意分野については大いに参考にさせていただき、
そうで無い分野についての言及は自分の中で明確にして自分自身で考えたいと思います。

あと、本書で使われ、また紹介された地政学の大家である、
マッキンダー、スパイクマン・マハンの著作についても読んでみようと思います。
※マハンの著作については既読ですので再読になると思います。

なお、本書の内容は、
著者の「パワーゲーム」有料会員の方にとっては、
ほぼ「パワーゲーム」の中で語られていることです。
書籍で改めてじっくり読んでみたい方は手に取られるとよいでしょう。

いずれにせよ私にとって本書は、
著者の「クレムリンメソッド」に匹敵する書籍だと思います。


ユダヤ人埴輪があった! 日本史を変える30の新発見/田中英道



★★★★★

知的好奇心を掻き立てる本

著者の書籍を何冊か読んでいましたので、
副題の「日本史を変える30の新発見」のうち、
幾つかは既に読んで知っていました。

しかし、本書で初めて知った「新発見」が多くあり、
知的好奇心を掻き立てます。

また、本書を含めて何冊か読んできましたが、
著者のアプローチが少しずつですが、私の中ではっきりしてきました。
著者は縄文時代から現代にまで脈々と受け継がれてきた、
日本人独特の精神性を明らかにしようとしているのではないか、
そして読者にそれを取り戻させようとしているのではないか、と思います。

これは他の言論人による日本関連書籍と異なる点だと思います。
もちろん、政治・経済・外交・軍事・科学技術などの歴史は重要ですが、
文化・芸術・信仰などの歴史とその根源である精神を重ね合わることで、
初めて見えてくるものもあるはずですし、実際にありました。
これが著者の著書に共通する「深み」を生み出しているのではないか、と推察されます。

本書でも「新発見」の数々は、
それ自体が非常に興味深く、「目から鱗」でしたが、
それ以上に、これらの「新発見」の底流にある、
日本人の精神性の「新発見」に心惹かれるものがありました。
きっと、日本人の精神性はDNAに刷り込まれていて、
それが本書など著者の書籍を通じて覚醒されたのかもしれません。


本書を読んで効率的に「新発見」情報を得ようと思いましたが、
本書を読むことで逆に、著者の書籍で読みたいものが増えてしまいました。
今後しばらくは、田中英道ワールドにどっぷり浸かってみたいと思います。

特に「日本国史」は、
本書の「新発見」を網羅した上での日本国の通史だと思いますので、
私の中では最優先の必読書になります。


「国譲り神話」の真実/田中英道



★★★★★

歴史の真空地帯への果敢な挑戦!

本書は、古事記・日本書紀にある「国譲り神話」を中心として、
記紀の神話が単なる神話ではなく、
歴史的事実を紡いでいるものであることを証明しようとしています。

歴史学者は、縄文・弥生・古墳時代の新発見があっても、
それを歴史として探究しないがゆえに歴史の真空地帯が生まれ、
考古学者は、これらの時代の新発見があっても、
発見があったという事実だけを重視するが故に歴史の真空地帯が生まれます。

著者は、日本におけるこのような歴史の真空地帯が放置されている実態に対して、
著者自身が提唱している形象学を中心に、
丹念に考古学的発見と記紀神話との共通性・類似性を見つけ出しながら、
縄文・弥生・古墳時代と記紀神話を統合させています。

これまでパラレルワールドのようであった、
縄文・弥生・古墳の歴史と記紀神話が見事に統合されていますので。
非常に興味深く読むことができます。

私の知る限り、
歴史の真空地帯への果敢な挑戦をし、かつ統合に成功しているのは、
著者だけだと思います。
まさにパイオニアですね。

著者によるこのような挑戦がきっかけとなって、
この歴史の真空地帯がさらに注目され、探求が進み、
著者とは異なる様々な解釈が出てくると更に面白くなってくると思います。

ただ、左翼学者は入ってきて欲しく無いですね。
どうせ、
日本を貶めたいという目的ありきでしょうし、
マルクス主義(唯物史観・階級闘争史観など)や、
GHQによるWGIP洗脳(東京裁判史観・自虐史観など)を持ち込んで、
歪めまくって混乱させるだけでしょうから。

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