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伝統・科学・世界を知りマネジメントに活かす

日本の伝統・ヒトの自然科学・現在の国内外情勢・マネジメントなどに関する、ブックレビュー

ついにあなたの賃金上昇が始まる/高橋洋一



★★★★★

マスメディアの報道では決して得られない貴重な情報が満載。政治家の言動のリトマス試験紙として有益

日本のマスメディアは、一部を除いて左翼思想によって思考停止に陥っていますので、
基本的に思考停止した自分たちの都合の良いように一次情報を偏向・捏造して報じていますので、
原則として信用できません。
また、海外の出来事については自ら取材をせず、仲良しの左翼海外メディアの記事をコピペしていますので、
こちらも原則として信用できません。

著者の主張は全て、世界で通用している理論や得意の数学を用いて行われており、かつ反証可能ですので、
いつも安心して読むことができます。
本書での主張も、しっかりした検証の裏付けのある理論でしか反論できないと思います。
従って、単に気に入らないからと言って反対するという態度は、自らの無知・愚かさを露呈しているだけになります。

マスメディアは、そのうち役割を終えるでしょうから(残滓として存在するとは思いますが)、相手にするだけ時間の無駄です。

ただし、国会での議論は反日売国左翼政党が存在する限り、税金の無駄遣いの温床になるでしょう。
税金の無駄遣いを無くすためには、最低でも本書を含めた著者の根拠ある主張に基づいて議論を展開してほしいものです。
森友・加計といったくだらない議論を延々と続け、ついに国民にも飽きられてしまった野党は勿論ですが、
真に国益を考えていない与党議員も同様です。むしろ与党議員の方が表に見えないだけにたちが悪いかもしれません。

著者の主張を国会議員を評価するためのリトマス試験紙にするのが、本書の有効活用方法ではないでしょうか。

本書の要約としては以下のようなものだと思います。
・トランプ大統領は、アメリカで蔓延るグローバリズムから草の根保守を守り抜くために誕生した。
・ドイツは過去の栄光を取り戻すため、あろうことかチャイナと結託しながらEUを支配している。
・チャイナとダブルコリアは明らかに日本の敵である。
・日本の国難の本質は日本の中にいる反日売国左翼勢力と反日売国グローバリストである。
・小池百合子は、東京都のことも日本のことも真剣に考えていない、単なる自分大好き権力大好きの恥ずべき日本人である。
・アベノミクスは確実に成功している。更に加速させることで更にうまくいく。

総選挙で安倍自民党が圧勝したことで、上記のことに対してより上手く対処できるようになるでしょう。
・トランプ大統領と連携することで、日本にも及んでいるグローバリズムの弊害を軽減できる。
・日英同盟を締結することで、ドイツの覇権にストップをかけ、ドイツに再考を促すことができる。
・日米豪印同盟と憲法9条改正と安全保障強化によって、チャイナとダブルコリアの暴走を抑止することができる。
・安倍自民党が国民から信任を得たので、反日売国左翼勢力に自信を持って対峙することができる。
・小池百合子は総選挙の結果によって国政復帰は無理となり、いずれ都政からも負われることになる。
・アベノミクスを加速させることが国民に信任されたので、反対勢力をより押さえやすくなる。
  1. 2017/10/28(土) 17:25:45|
  2. 経済・財政
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日本人だけがなぜ日本の凄さに気づかないのか/ケント・ギルバート 石平



★★★★★

日本人はもっと自信と誇りを持ってよいと思います。

コミンテルンに洗脳されたアメリカのF.ルーズベルトから送り込まれたGHQのWGIPによって、
日本は東京裁判史観・自虐史観と占領条項である日本国憲法を押し付けられ、
日本の歴史・伝統・文化のすばらしさ、国際法を守り抜いた日本のモラルの高さ、西洋列強と対等に渡り合える力強さなどを、
物理的かつ精神的に奪われて、戦後70余年を半占領下で過ごしてきました。

旧ソ連が主導するコミンテルンに目を付けられ、
またアジア侵略を目論みつつもコミンテルンの走狗と化したアメリカに目を付けられたから、
徹底的に叩きのめされたのは、日本が凄すぎたからです。
実際に、チャイナやダブルコリア以外のアジア諸国からは解放・独立を支援したことで、今なお慕われています。
アジアのリーダーになってほしいと思われています。

チャイナ共産党やダブルコリアの下請機関としか思えない、左翼政党・メディア・学術界・教育界・活動家らによって、
日本を貶める情報があふれかえっていますが、これらを無視した先に、本当の日本の姿が見えてきます。

本書のような本当の日本の姿を教えてくれる本が数多く出版されていますし、
ネットを観れば、上記左翼勢力が発信する情報が如何に偏向・捏造されたものかがよくわかります。

日本人はもっと自信と誇りを持ってよいと思います。
  1. 2017/10/28(土) 16:38:30|
  2. 歴史の真実
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徹底検証「森友・加計事件」/小川榮太郎



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この存在自体が国難

敗戦利権という既得権益・岩盤規制を死守するために、東京裁判史観・自虐史観を利用し、
報道の自由という名の捏造、報道しない自由という名の隠蔽を駆使して、
国民を欺き、反日売国の洗脳を行い、もって日本そのものを破壊しようとする、
暴力革命を目的とし、大虐殺を手段とするコミュニストのごとき存在だと言えるでしょう。

また、反日共産主義国家に媚へつらう態度、
反日売国左翼政党・活動家と結託しているかの態度は、
コミュニストのプロパガンダ部隊だと言っても過言ではないでしょう。

単なる売春婦を従軍慰安婦強制連行と30年以上も捏造を続けた挙句、
捏造だと判明した後も訂正はしましたが、謝罪は一切していません。
本書で取り上げられている、森友・加計問題も捏造以外の何者でもないのですが、
同じことを繰り返しているようにしか思えません。

また、本書では朝日新聞の報道犯罪を取り上げていますが、
全てのテレビ局、殆どの新聞社も同じ穴のむじなです。

平然と日本国民を騙し、愚弄し、蔑み、危機に陥れる。

この存在自体が国難ではないでしょうか。

彼らは日本人として恥ずかしくないのでしょうか。
彼らは自分を何様だと思っているのでしょうか。
彼らは自分のしていることを愛する人達に胸を張って言えるのでしょうか。
彼らは本当に日本人なのでしょうか。

安倍総理大臣の「こんな人たちに負けるわけにはいかない!」発言、その通りだと思います。
日本にとって反日売国左翼勢力は百害あって一利なしです。

これにどう対処すべきか。読まない、観ない、買わない、信じない、を推奨します。

なお、捏造変更報道という放送法違反をしながら、
番組を観てもいない国民からもお金を強制徴収するという、
国民の財産権の侵害という憲法違反をしているのではないかと思われるテレビ局があります。
しかも、自ら一顧だに反省することなく、更に国民の財産を収奪しようとしています。
これに対しては、スクランブル化・民営化・国有化のいずれかをしなければなりません。
総理大臣の座を虎視眈々と狙っている人が現在総務大臣をしていますが、
総理大臣の候補になりたいのであれば、この改革を先ず成し遂げなければならないでしょう。

総選挙終わりましたね。
安倍自民党が大勝したことで民意を得たと断言してよいでしょう。
しかし、選挙期間中及び選挙終了後のメディアの偏向は酷いですね。
メディアが公正であったならば、
安倍自民党はさらに当選者を出し、反日売国左翼野党はもっと当選者を減らしていたでしょう。
日本を破壊に導いたにも拘らず自己保身しか考えない元民主党・元民進党議員がこれだけ当選することはなかったでしょう。
早速、希望に巣食っていた元民進党議員が希望を乗っ取り始めました。
希望は遠からず反日売国左翼政党になるでしょうから、メディアは調子に乗るでしょう。
日本の反日売国左翼政党とメディアはGHQ及び冷戦の残滓に過ぎないので、日本には不要です。
早く消えて欲しいですね。

追記(20171112)
朝日新聞が加計学園獣医学部定員の1/7が外国人枠であり、
主な対象が韓国人であると報道しました。
これがフェイクでなければ、この記事に関してだけは朝日新聞を支持したいと思います。
四国で獣医師が足りないことが開学申請の理由であることと矛盾するからです。
また現在ゆるゆるの外国からの移民や留学や就職の仕組によって安全保障が揺らいでいるのに、
それを放置したまま外国人枠を、ましてや反日国家に認めてしまうのは論外だからです。
さらには、この外国人枠に対して血税が使われるようなことがあれば言語道断です。
反日売国左翼の朝日新聞がなぜこのような報道をするのか理解に苦しみますが、
(宗主国様からの許可?米韓首脳会談のあまりの酷さ?反日売国左翼よりも倒閣?)
これについてだけは野党と結託して徹底的に追及してほしいものです。
そしてこの問題をきっかけにして、外国からの移民や留学や就職全般に問題を広げて欲しいと思います。

しばらく様子をみていましたが、この報道及びこの報道に基づく野党の追及は全くありませんね。
やはり反日売国左翼の立ち位置は変わらないようです。

追記(201711/22)
朝日新聞が著者に対して言論弾圧を始めたようですね。
これでコミュニスト機関紙であることが証明されましたね。

朝日新聞が本来やるべきは、
完全なねつ造である従軍慰安婦強制連行報道に対して、
捏造の事実と謝罪について世界中の主要新聞に公告を掲載するとともに、
韓国と国連に対しても捏造の事実を伝え謝罪し賠償することでしょう。

追記(20180215)
現在はメディアの捏造・隠蔽・偏向・歪曲・印象操作についてネットで暴露されることで、
正しい情報を得ることができますが、
ネットが普及する前のメディアのこれらの悪行は未だ暴露されずにファクトとして浸透したままです。
これらを暴露してくれるような本が世に出てくれることを切に願います。 続きを読む
  1. 2017/10/21(土) 16:17:51|
  2. 無責任メディア
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国際法で読み解く戦後史の真実/倉山満



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世界を再文明化するための日本の役割は大きい

ウェストファリア体制により国際法が生まれ、近代が文明化され、相手を殲滅する総力戦の時代が終わりました。
日本はヨーロッパに文明国として認められるために、ヨーロッパという地域限定の国際法を世界で最も忠実に遵守する国となりました。
日清日露戦争や大東亜戦争でも、日本は国際法を忠実に遵守しました。
これによって、ヨーロッパ地域限定の国際法を世界の秩序にすることに貢献してきました。

しかし、国際法を理解できない、敵と味方の区別がつかないアメリカの傍若無人な振る舞いによって、
世界秩序であった国際法が無視され、アメリカが活動すればするほど、世界が野蛮になっていき、現在に至っています。
特に民主党大統領であった、ウッドロー・ウィルソン、フランクリン・ルーズベルト、ビル・クリントンが世界を無茶苦茶にしてしまいました。

野蛮な現代において再文明化するためには、国際法を忠実に守り抜いてきた非ヨーロッパである日本の役割が大きいと思います。
そのためには、継続して国際法を忠実に守りつつ、抑止力としての力を蓄えて、世界に対して対等にものが言えるようにならなければなりません。
また、国際法を理解したうえで破るロシア、そもそも法を理解できないチャイナ、そもそも人の道を理解できないダブルコリアに囲まれているので、
日本が自らを守り抜くためにも、抑止力としての力を蓄えて、パワーバランスを均衡させる必要があります。

そのためには、世界の近現代史、その中での日本の近現代史について、日本を貶める国内外のプロパガンダに惑わされず、正しく理解し、
東京裁判史観・自虐史観の洗脳から脱して、帝国憲法をベースとした自主憲法を制定し、自衛権を行使するための軍事力を保持することで、
戦前の先人達が築き上げてきた世界に冠たる日本を再構築しなければならないでしょう。

また、このことは、大東亜戦争で日本が解放・独立を支援したアジア諸国からの賛同も得られることでしょう。

本書は上記のことをしっかりと伝えてくれました。

本書の姉妹書である「国際法で読み解く世界史の真実」も併せて読まれると更に理解が深まると思います。
  1. 2017/10/21(土) 13:59:19|
  2. 歴史の真実
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日本一やさしい天皇の講座/倉山満



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それでも続いた万世一系の天皇の系譜

歴代天皇ごとに歴史を要約して記述している形式は古事記の続きのように思えました。
万世一系の天皇ですが、時代によって盤石だったり脆弱だったり、いろいろあったことがよくわかりました。
また一部の保守論客が天皇・皇室を美化しすぎていることもよくわかりました。
歴史に様々なな解釈が当然出てくるのですが、少なくとも歴史を一通り理解しておかないと未来への判断ができないこともよくわかりました。
それでも系譜は続いているのですから、やはり凄いことであり、日本人として、また世界に向けて誇れることだと思います。
日本の歴史・伝統・文化の中心である天皇・皇室をそのまま継続させることに反対しようとする輩は、
やはり日本を破壊しようとする反日勢力だと断定して良いと思います。

著者は保守を自認しているのですが、他の保守論客とは異なり、日本を無制限に美化しすぎていないのが特徴だと言えるでしょう。
日本の歴史・伝統・文化を教養として理解し、日本の良いところ悪いところを遠慮なく露にし、そのうえで保守を自認しています。
誇れるところは誇る、反省すべきところは反省する、そのうえで守るべきところは守る、変えるべきところは変えるという姿勢は、
保守が行き過ぎて右翼全体主義に流れてしまわないために重要なものだと言えるでしょう。

理性・知性・智慧のある保守になるためには、著者が様々な書籍で解説してくれる教養を身に着ける必要があるでしょう。
著者も様々な書籍で保守を論じるのであれば、分野横断的な教養を身に着けることが前提だと述べていますが、その通りだと思います。
勿論社会科学系の教養なので、何を重視するか、どう解釈するか、は様々なものがあり、気に入る気に入らないということはあるはずです。
しかし、教養に基づく議論と教養なき議論とでは、議論の深さ広さが全く異なってきますし、解の重みも雲泥の差になります。
ですから、様々な角度から教養を身に着けた者同士が、様々な角度からの教養に基づき議論しながら、
より高いレベルで日本ならではの「保守とはなにか」「保守とはなんであるべきか」「如何に保守を確立するか」「そのための戦略は何か」
などに解を提示していくことが求められると思います。
  1. 2017/10/07(土) 08:26:41|
  2. 天皇・皇室
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「日本再生」の指針―聖徳太子『十七条憲法』と「緑の福祉国家」/岡野守也



★★★★★

突っ込みどころ満載ですが、読み方によっては面白い頭の整理ができます。

本書は、日本の原点として十七条憲法を拠り所としつつ、
スウェーデンの緑の福祉国家を理想として取り込むことで、
日本を理想国家にできるのではないか、という提言の本です。

まず、突っ込みどころ満載ですので、下記に違和感のある方は読まれないほうがよいかもしれません。

日本について
・根拠なき理由によって明治以降の日本は良くないと明言している
・大東亜戦争は日本によるアジア侵略だったという間違った歴史認識をしている(著者によれば南京大虐殺はあったとのこと)
・日本の原点を探るために十七条憲法だけを取り上げ、それと同等以上に重要な古事記が全く取り上げられていない
十七条憲法について
・神仏儒習合といいながら、圧倒的に仏教による解説が多く、日本古来の神道よる解説がほとんどなされていない
(十七条憲法が載せられている日本書紀は海外向け(主にチャイナ)のため、仏教・儒教用語を使わざるを得ないという事情は無視)
チャイナについて
・チャイナを偉大な文明国であると勘違いしている(実態は古代と中世を繰り返しており、未だに近代化できていない国)
・チャイナの文献は、清王朝が自己正当化するためのプロパガンダであることが、どうも理解されていない
スウェーデンについて
・なぜスウェーデンの緑の福祉国家が理想なのか、なぜスウェーデンでなければならないのか、適切な基準による選定プロセスが不明である
・なぜ犯罪が日本より多いスウェーデンを模範としなければならないのか不明である
・地理的・歴史的・民族的・宗教的等が異なるスウェーデンの施策を日本でどうやって実現していくのか不明である
キリスト教について
・キリスト教の善の部分のみ強調し、ウェストファリア条約締結までのキリスト教による異教徒大虐殺の悪の部分が全く触れられていない
などあげればきりがありません。

一方で、これらの突っ込みどころを踏まえたうえで本書を読み込んでいくと、読み方によっては面白い頭の整理ができます。

十七条憲法で重要なポイントは以下のものだと理解しました。
・十七条憲法憲法での仏教・儒教思想は、神道の思想に適合したもの、は日本化できたものが使われており、神道用語に置き換え可能である
(もし、十七条憲法が日本書紀ではなく古事記に書かれていたとすれば、すべて神道用語になっていたのではないかと推察されます)
・日本書紀で十七条憲法が明記されているということは、日本が憲法を持つ文明国であることを認めさせようと努力している跡が見られる
(大日本帝国憲法の制定によって西洋諸国に日本が近代国家であると認めさせる努力をしていたのと同じことを1400年前にもしている)
・十七条憲法と古事記の中核となるメッセージはいずれも「和」であることがわかる
(古事記では神々も議論しながら物事を決めていた)

したがって、日本は国内を治めつつ外交もうまく行うために、日本の伝統である神道に基づいて憲法を制定することができる国である。
(十七条憲法と大日本帝国憲法)
つまり、日本は国難に際しては、自らの歴史・伝統・文化に立ち返りつつ、国際情勢を踏まえた最適な憲法を自力で制定できる国である。
ということが言えると思います。
そのためには、日本の歴史・伝統・文化を数多くの日本人が広く深く知ることが重要であるといえます。
日本の歴史・伝統・文化を広く深く知らなければ、日本得意の外来思想の日本化ができず、単なる模倣に終始し、必ず失敗します。
この点を重視したうえで、スウェーデンの緑の福祉国家を比較参照することが重要でしょう。

スウェーデンの緑の福祉国家の導入の前提として重要なポイントは以下のものだと理解しました。
・スウェーデンは「武装」中立国家である一方で、日本は(ほぼ)非武装非中立国家であるという極めて大きな違いがある。
・「武装」中立国家であることから、日本よりもはるかに他国の干渉を受けにくく、民族自決・独自発展がしやすい状況にある。
(現在のスウェーデンは日本の江戸時代(幕末除く)と同様に独自発展することができた)
・スウェーデンは白人&キリスト教国家であるため、19~20世紀の西洋列強による侵略・植民地支配を受けずに済んでいる。
・対して日本は、有色人種&非キリスト教国家であるため、19~20世紀の西洋列強による侵略・植民地支配に対峙しなければならなかった。
・対峙するために明治維新を果たし、帝国憲法を制定し、富国強兵を図り、自衛戦争である大東亜戦争に突入せざるを得なかった。
・F.ルーズベルトとスターリンというコミンテルン勢力の策略により、日米開戦を余儀なくされアメリカに敗れ、戦後は半独立国状態である。
・現在の日本は、アメリカに守られつつ、国際協調を積極的に行いながら国家を発展させていくしか選択肢がない状況である。

したがって、スウェーデンと日本はまるで異なるであることから、いくら緑の福祉国家政策が良くても「はいそうですか」と導入はできない。
日本がスウェーデンの緑の福祉国家政策を理想とし取り入れるのであれば、日本も「武装」中立国家にならなければならなくなってしまう。
しかも、地政学的に日本はスウェーデンよりも危険な地域であるため、中立国家になるにはスウェーデンよりも重武装しなければならない。
つまり、緑の福祉国家を本気で取り入れるためには、重武装による抑止力強化も併せて行わなければならない。
一方で、日本の現状において緑の福祉国家実践のために、重武装ができる可能性はほぼないといってよい。
この点を無視して緑の福祉国家を語ることはできないでしょう。

そのうえで、スウェーデンから学んだほうがよいものがあるとすれば、以下のものでしょう。
・政治的・経済的・宗教的なイデオロギーを超克していると思われること、これによって自由な思考・議論が可能になること
(日本は未だにイデオロギーに支配されているため思考停止状態。政治家・学術界・教育界・活動団体・メディアなど)
・国家繁栄のために、草の根レベルで様々なテーマが議論され、それが政党政治を確立させ国家運営に反映されていること
(日本は各種利権団体により政党が動いている状況なので、草の根レベルでの議論がなされる土壌が形成されにくい)
・国民の自由・平等・連帯を最優先事項とし、政治経済等はそのための手段に過ぎないといった、プライオリティが明確になっていること
(日本は致命的弱点として、ビジョンや戦略策定がへたくそであり、縦割り行政に代表されるように、各所バラバラに施策が行われている)
緑の福祉国家という結果をまねるよりは、それに至る自由な思考・議論・政党政治の確立・ビジョン・戦略の策定方法を見習うべきでしょう。
これらを見習うことによって、日本らしい日本の在り方が導き出されるのが、日本にとって最も良い方法だと思います。

突っ込みどころ満載の本書ですが、以上のような頭の整理ができたことは有益でした。
また、著者の十七条憲法解説書である「聖徳太子『十七条憲法』を読む―日本の理想」は現在プレミアがついていますので、
十七条憲法を知るだけでも本書を購入して損はないと思います(両書を読み比べましたが、内容にそれほど差はありません)。
  1. 2017/10/06(金) 16:15:46|
  2. その他日本再生
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聖徳太子『十七条憲法』を読む/岡野守也



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理想国家実現のために神道・仏教・儒教を駆使して制定された日本初の憲法

本書の解説を読んでいると、
十七条憲法は理想国家実現のために神道・仏教・儒教を駆使して制定された憲法であること
制定から1400年余経過した現在においても十分に通用する内容であること
ということがよくわかります。

また、単に理想だけではなく、人の本性をよく見極めたうえで、現実的な配慮もされていることがよくわかります。
人治(皆が菩薩であり慈悲を与え合う)⇒徳治(上位者が菩薩となり皆を徳化する)⇒法治(人治・徳治が叶わない場合は信賞必罰)
という段階が必要であることを十分理解したうえで、条文が構成されているとのことです。

また、本書では触れられていませんが、
十七条憲法が1400年余も前に制定されていること自体が、世界においては稀有であり日本人として誇れることだと思います。
十七条憲法の内容が西洋で受け入れられるようになる土壌が出来上がったのは、ほんの数世紀前にすぎません。
十七条憲法の中には現実世界が荒れているため、これらを解決するための具体的な条文が盛り込まれており、
本書では当時は聖徳太子の理想とは程遠かったとから具体的な条文を盛り込まざるを得なかった、といった解説がなされていますが、
理想的な状態が何であるかがわかっていたこと、理想に向けて解決しようとしていたこと自体が世界で最も進んだ憲法である証です。

なお、十七条憲法においては仏教や儒教の言葉がうまく使われていることから、
憲法の文言を深読みして初めて見えてくる仏教や儒教の精神がしっかりと解説されている一方で、
神道の精神についてあまり触れられていません。
しかし、神道という日本古来の信仰が確立されてきたからこそ、仏教も儒教もうまく取り込むことができたのだと思います。
従って、十七条憲法を深読みしたうえでの本書の解説をさらに深読みすると神道の精神が見えてきます。

例えば、
万物が神であり、神は自らの内にあるという、神道の神髄があればこそ、
十七条憲法の元になっている仏教の菩薩信仰や如来蔵思想が違和感なく取り込まれているといえます。
また、穢れを嫌い、禊祓を重んじるという、神道の神髄があればこそ、人間の在り方に美しさを求め、
それが儒教の仁義礼智信を上位者がまず身に着けるべきという思想が違和感なく取り込まれているといえます。

なお、
日本が天皇を中心とした(頂点ではない)国であり、
君臣一体(統治非統治の関係ではない)の国であり、
縦社会(序列)ではなく横社会(役割分担)であり、
神々ですら合議によって物事を決めていく国であり、
神々ですら労働を行うが故に労働が神事の国である、
という神道の精神とが十七条憲法のベースになっていることは、言うまでもないことだとわかりました。

ですので、神道について仏教・儒教と同じぐらいの取り扱いがされていないのは少し残念でした。
  1. 2017/10/05(木) 16:36:47|
  2. 伝統・価値観
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国際法で読み解く世界史の真実/倉山満



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国際法を基準にして各国の動きを判断するというのは有益ですね

著者の「嘘だらけの○○近現代史」を全て読みました。
このシリーズ全6冊(現時点)は何れも有益な情報を与えてくれましたが、
国際法を基準にして各国の動きを整理している本書の方がかなり読みやすいものになっています。

国際法とその運用実態を知り、これを武器にして外交を行うことの重要性がよくわかりました。
一方で、国際法を武器にするためには、背景としての軍事力や経済力といった国力が必須であることもよくわかりました。
日本人は隣国のように歴史を捏造して世界中にプロパガンダを行うのは穢れていると考える民族ですので、
国際法を武器に、真実に基づいて堂々と世界と渡り合うのが良いのではないでしょうか。

本書によれば、日本は明治以降国際法に違反したことがなく、従って外国に文句を言われる筋合いは全くないということです。
国際法は人が作り上げたものですから、解釈はいろいろとあるでしょうけれど、だからこそ自国に有利に国際法を使うべきでしょう。

一方で、日本の周辺諸国は酷いものです。
国際法を知り尽くしたうえで破るロシアは、ある意味理性的ですので、付き合い方も理性的に考えればよいと思うのですが、
チャイナは国際法なんか関係ない、ダブルコリアは国際法を理解できないという近代以前で止まっているというお粗末さです。
こういった国とは付き合いたくはないのですが、隣にある以上は、そういった国であることを前提に付き合わざるを得ないでしょう。
そのためには、日本が自らの力を増大させる以外にはないでしょう(軍事力、経済力、文化力、技術力など)。

また、西欧諸国も決して褒められたものではありません。
イギリスは必要は法に優先するという理屈で国際法を破ったうえでそれを世界に認めさせようとし、
ドイツは何でも他人のせいにして自分たちは悪くないと言い張り、
フランスは如何なる状況下でも自分を大国に見せようとしているようです。

そして、世界最強国家であるアメリカが最も野蛮で、国際法と国内法の区別がついていないというのが、世界を混乱に陥れています。
西欧で大量の血を流した末に出来上がったウェストファリア体制を、
ウッドロー・ウィルソンとフランクリン・ルーズベルトがぶち壊し、近代を中世に逆戻りさせてしまいました。
何れも民主党の大統領ですが、アメリカの民主党は誰にせよろくなことをしません。
やはりコミンテルン・コミュニストの血が入っているということなのでしょうか。

いずれにせよ国際合意を得て慣習となった国際法を通して世界を観るという有益な方法を教えてもらったことは価値ありです。
本書が面白かったので、続編でもある「国際法で読み解く戦後史の真実」も予約してしまいました。
  1. 2017/10/03(火) 21:06:29|
  2. 歴史の真実
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  4. | コメント:0

プロフィール

I am that I am.

Author:I am that I am.
誇りある日本の復活を望む一日本人

マネジメントは、ビジネス書の知識を得るだけでは上手くいかないでしょう。

日本の伝統から日本ならではの価値創造の源泉を知り、最新の自然科学からヒトの何たるかを知り、また科学的思考力を磨き、国内外情勢から立ち位置を知ることが重要だと思います。

勿論、基本はP.F.ドラッカー。

このブログでは、私が読んだ上記に関する書籍についてのレビューを紹介しています。

ご参考になれば幸いです。

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