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Rising Sun

Author:Rising Sun
リヴァタリアン


マネジメントは、ビジネス書の知識を得るだけでは上手くいかないでしょう。

日本の伝統から日本ならではの価値創造の源泉を知り、最新の自然科学からヒトの何たるかを知り、また科学的思考力を磨き、国内外情勢から立ち位置を知ることが重要だと思います。

勿論、基本はP.F.ドラッカー。

このブログでは、私が読んだ上記に関する書籍についてのレビューを紹介しています。

ご参考になれば幸いです。

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密教とはなにか/松長有慶



★★★★

密教をより多面的に理解するために

本書は、著者の講演録を構成し直して文章にしたものです。
ですので、本書を通じて一貫した「密教とはなにか」についてダイレクトには書かれていません。
ただし、密教の歴史、東洋思想、伝説の論理的解釈など、様々な角度から真言密教に光を当てていますので、
真言密教についての初歩的な知識を得た後に本書を読むと、真言密教をより理解できると思います。
(ですので、密教を理解するために最初に読む本としてはオススメしません)

★1つ減らしたのは、一貫したダイレクトなメッセージが本書から読み取れなかったからです。

秘密の庫を開く-密教経典 理趣経/松長有慶



★★★★★

論理的かつ分析的な理趣経入門

本レビュー時点で高野山真言宗座主というトップの方が、
真言宗の秘密経典である理趣経を、どのようにして解説しているのかに興味を惹かれて読んでみました。

本書執筆当時、高野山大学の学長をされておられただけあって、極めて論理的かつ分析的に解説されていました。
また、理趣経を正しく理解するために、背景として必要となる仏教・密教についても解説がなされていました。
更に、ちまたでいろいろと誤解されている箇所について、本来の意図を丁寧に解説しています。

どちらかというと左脳優位の方々に向いているのではないかと思います。

読み終えての感想としては「結構難しいな」というものです。
理趣経は読経や写経のためのお経とのことですから、意味を十分に理解しないといけないのですが、
本書を一読しただけでは、それはかなわないように思えます。
自分自身が理趣経を読む、聴く、書くという場面を想定した場合、何度も読み返す必要があると思いました。
一方で、理趣経の内容そのものは結構気に入りましたので、何度も読んでみたいとも思いました。

なお、理趣経を理解するうえで、大栗道榮氏『図説「理趣経」入門』も役に立つと思いますのでオススメです。
こちらのほうは、もう少しくだけた解説をしていますので、本書より読みやすいかもしれません。

生命の探究-密教のライフサイエンス/松長有慶



★★★★★

密教をとおしたライフサイエンスへの提言

これまで、西欧の思想とそれに基づく科学技術の発達によって便利な世の中にはなりました。
一方で、これらの発達過程で見過ごされてきた部分によって人類がしっぺ返しをくらうようにもなりました。

本書は、これらに対して東洋思想・仏教、そして著者の属する密教の観点から、
これらをどのように受け止め、どのように理解し、どのように対処すべきかを論じています。

仏教の書籍はそれなりに読んでいますが、現実世界に対して提言している本は少ないように思えます。
仏教評論家のひろさちや氏によれば、仏教は出世間の教えであるから現実世界に触れないようです。

ただ、密教は即身成仏によって現実世界を密厳浄土にするという教えですから、
現実世界を観あるいは看、どうすれば一切衆生のためになるか、について考え、意見をいいます。
そのおかげで、私の頭の中で別々だった価格と宗教が両輪のごとく感じられるようになりました。

あと、残念なのは本書出版が1994年であるにもかかわらず、
本書で提起された問題が一向に改善せず、むしろ悪化しているものもあることです。

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