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Rising Sun

Author:Rising Sun
日本を愛するリヴァタリアン
江崎塾生

マネジメントは、ビジネス書の知識を得るだけでは上手くいかないでしょう。

日本の伝統から日本ならではの価値創造の源泉を知り、最新の自然科学からヒトの何たるかを知り、また科学的思考力を磨き、国内外情勢から立ち位置を知ることが重要だと思います。

勿論、基本はP.F.ドラッカー。

このブログでは、私が読んだ上記に関する書籍についてのレビューを紹介しています。

ご参考になれば幸いです。

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一万年の進化爆発/グレゴリー・コクラン等



★★★

人類は進化し続けている

人類の進化は4~5万年前で止まっているという定説があります。
本書はそれに対し、考古学に加えて遺伝学の知見に基づいて反論し、進化は続いていることを説いています。

一万年前以降の主な進化として、以下を挙げて解説しています。
・狩猟採集から農耕へと移行した民族・集団の遺伝的な変異
(低タンパク高炭水化物の食事でも生存可能なように進化。狩猟採集よりも食べ物が増えたため人口爆発につながる)
・酪農を生活の糧としている民族・集団の遺伝的な変異
(成人した後もミルクの摂取が可能となるように進化。農耕よりも栄養価が高く移動可能であるため拡散につながる)
・ヨーロッパが他の地域を植民地化した際の、先住民族・集団の滅亡もしくは従属
(アメリカ大陸では免疫を持たない先住民の滅亡に、アフリカ大陸では免疫を持たないヨーロッパ人の死亡につながる)
・他民族との混血を制限してきたアシュケナージ系ユダヤ人の遺伝的な変異
(商業や金融などの頭脳労働に特化してきたことで、科学・数学分野では他民族よりもレベルが高いことにつながる)

なお、進化は遺伝子変化と環境変化の相互作用によってしか説明できないことも、本書内で度々触れています。
ですので、本書は遺伝原理主義ではありません。

本書で提示されている様々な事柄に対しては、様々な分野から様々な異論がでることだと思います。
(この例だけでは定説を覆すほどではない、環境と遺伝のプライオリティが不明、他の要因でも説明可能、など)
また、自説に都合の良い学説のみを選んで証拠としている箇所を見つけました。他にもあるかもしれません。
(アシュケナージ系ユダヤ人の章で使っている、IQと知能の関係、IQと遺伝の関係、IQと成功の関係など)

ただ本書は科学的な知見を逸脱してはいませんので
今後、科学的な検証や新発見により、より洗練された知見になっていくでしょう。


なお、現代への文明と人類の変化について、環境面からアプローチしている本があります。
ジャレド・ダイヤモンド『銃・病原菌・鉄』です。
私見ですが、2つの本が相互補完しているように思えますので、興味のある方はご参照ください。
ちなみに、こちらの本の「病原菌」に関する記述は、本書と重なる部分があると思います。

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