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Rising Sun

Author:Rising Sun
日本を愛するリヴァタリアン
江崎塾生

マネジメントは、ビジネス書の知識を得るだけでは上手くいかないでしょう。

日本の伝統から日本ならではの価値創造の源泉を知り、最新の自然科学からヒトの何たるかを知り、また科学的思考力を磨き、国内外情勢から立ち位置を知ることが重要だと思います。

勿論、基本はP.F.ドラッカー。

このブログでは、私が読んだ上記に関する書籍についてのレビューを紹介しています。

ご参考になれば幸いです。

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サステナビリティ革命/ポール・ホーケン



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サステナビリティの原点

本書が書かれた当時から(原著初版1993年)から、環境問題は叫ばれていましたが、
ちょっとしたリサイクルで満足してしまっている風潮があったとのことです(未だに見受けられますが)。

そこで、本書は真の意味でのサステナビリティとはなにか、を深く考え、書かれたとのことです。


まず「永続的な社会を築くためには、あらゆる行動が本質的に持続可能で環境の修復につながるビジネスや生産のシステムが必要」であるとし、
個々の企業は「持続可能なビジネスの方法を確立するために、経済・生物・人間という3つのシステムを一つにまとめあげなければならない」が、企業単独でできることには限界があるため、
「よいことをするのがしごく簡単で、人のためになる行動だと意識しなくても、日々の仕事や生活の積み重ねが自然により良い世界をもたらすようなシステムを設計すべきである」
と提唱しています。

そして、それらを実現するための目標として、以下を設定しています。

・今後50年以内に、北側諸国のエネルギーや天然資源の絶対消費量を80%削減する
・すべての人々に安全で安定した有意義な仕事を提供する
・規制されたり道徳的に求められるのではなく、自発的に行動するようになる
・市場原理を尊重する
・われわれの現在の暮らしをもっと価値あるものにする
・破壊された生息地や生態系を修復することによって、持続可能性を生物学的能力の限界まで高める
・現在の恵みに頼る
・楽しく魅力的になり、美的結果を求めて努力する

これらを踏まえて本書は展開していくのですが、下記のような手法を提唱しています。

・これまでのような成長(量の拡大)ではなく、発展(質の拡大)
・権益を守るためにロビー活動をする大企業ではなく、フットワークの軽い中小企業の活動の促進
・懲罰的/汚染者負担的な意図ではなく、市場システムを持続可能に修復させるための環境税
・電力の発電ではなく、省エネで利益のでるビジネスモデル
・持続可能な活動を先進レベルで実施している国からの輸入関税を削減・撤廃する最持続可能国待遇

また、当時の知見では地球温暖化の可能性は不明だったようですが(現在は規模はともかく温暖化は明らか)、
それでも、これらの方策を講じておけば、世界中の健康を増進しているはずである、としています。


今から20年近くも前の本なのですが、まったく古さを感じさせません。
個々の数値は当然古いのですが、メッセージは今でも十分に訴えかけるものがあります。
逆に、この20年近くの期間をかけても、持続可能性に向けた進展があまり見られないことを証明しているようです。

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