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Rising Sun

Author:Rising Sun
日本を愛するリヴァタリアン
江崎塾生

マネジメントは、ビジネス書の知識を得るだけでは上手くいかないでしょう。

日本の伝統から日本ならではの価値創造の源泉を知り、最新の自然科学からヒトの何たるかを知り、また科学的思考力を磨き、国内外情勢から立ち位置を知ることが重要だと思います。

勿論、基本はP.F.ドラッカー。

このブログでは、私が読んだ上記に関する書籍についてのレビューを紹介しています。

ご参考になれば幸いです。

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(2017・2018)
2018/07/18、突然Amazon.co.jpが事前通知なく全レビュー強制削除&レビュー投稿禁止措置を発動。

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自然資本の経済/ポール・ホーケン等



★★★★★

環境経営の豊富な事例集

著者が提唱する生命システムを考慮した資本主義=ナチュラル・キャピタリズム(本書原題)は、
次の4つの戦略から成り立っています。

1.資源生産性の根本的改善
2.バイオミミクリ(生物模倣)
3.サービスとフローに基づく経済への移行
4.自然資本への再投資

そのうえで、様々な産業に渡ってこれらに該当する膨大な数の事例を紹介しています。
(自動車・建設・製紙などの工業、農業、畜産業など)

そして、あらゆる産業・企業が、提示された事例を参照して成果を出すと共に、
外部性・税制・補助金などで歪められた市場を適切なものに是正し、市場に委ねることで、
様々な環境問題が解消すると提言しています。

また、モノではなく人間性を重視した都市設計の事例も併せて紹介し、
行政・市民が一体となって街づくりをすることで様々環境問題が解消すると提言しています。


著者が企業経営者でもあることから、
モノのライフサイクル全体(揺りかごから揺りかごまで)に対してリエンジニアリングを行うべきである、
と主張しているかのようです。

上記の戦略に未だ着手していない企業、実施したが上手くいかなかった企業にとっては、
本書の膨大な事例が役立つと思います(膨大であるが故に読むのは大変ですが)。


ただ、残念なのは出版(原著初版は1999年)されてから10年以上経っているにもかかわらず、
本書が古びれていないことです。
何故残念かといえば、最近出版されている類書でも同じ主張を繰り返し同じ事例を使っていることです。
つまり、この10年間で、環境経営があまり進展していないということを意味しています。


本書で著者が触れていない何かが、進展を妨げているのだと思います。

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