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Rising Sun

Author:Rising Sun
日本を愛するリヴァタリアン
倉山塾生・江崎塾生

マネジメントは、ビジネス書の知識を得るだけでは上手くいかないでしょう。

日本の伝統から日本ならではの価値創造の源泉を知り、最新の自然科学からヒトの何たるかを知り、また科学的思考力を磨き、国内外情勢から立ち位置を知ることが重要だと思います。

勿論、基本はP.F.ドラッカー。

このブログでは、私が読んだ上記に関する書籍についてのレビューを紹介しています。

ご参考になれば幸いです。

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自然資本の経済/ポール・ホーケン等



★★★★★

環境経営の豊富な事例集

著者が提唱する生命システムを考慮した資本主義=ナチュラル・キャピタリズム(本書原題)は、
次の4つの戦略から成り立っています。

1.資源生産性の根本的改善
2.バイオミミクリ(生物模倣)
3.サービスとフローに基づく経済への移行
4.自然資本への再投資

そのうえで、様々な産業に渡ってこれらに該当する膨大な数の事例を紹介しています。
(自動車・建設・製紙などの工業、農業、畜産業など)

そして、あらゆる産業・企業が、提示された事例を参照して成果を出すと共に、
外部性・税制・補助金などで歪められた市場を適切なものに是正し、市場に委ねることで、
様々な環境問題が解消すると提言しています。

また、モノではなく人間性を重視した都市設計の事例も併せて紹介し、
行政・市民が一体となって街づくりをすることで様々環境問題が解消すると提言しています。


著者が企業経営者でもあることから、
モノのライフサイクル全体(揺りかごから揺りかごまで)に対してリエンジニアリングを行うべきである、
と主張しているかのようです。

上記の戦略に未だ着手していない企業、実施したが上手くいかなかった企業にとっては、
本書の膨大な事例が役立つと思います(膨大であるが故に読むのは大変ですが)。


ただ、残念なのは出版(原著初版は1999年)されてから10年以上経っているにもかかわらず、
本書が古びれていないことです。
何故残念かといえば、最近出版されている類書でも同じ主張を繰り返し同じ事例を使っていることです。
つまり、この10年間で、環境経営があまり進展していないということを意味しています。


本書で著者が触れていない何かが、進展を妨げているのだと思います。

地球白書2007-08/クリストファー・フレイヴィン



★★★★★

人口爆発による都市の問題

この都市の地球白書は、人口爆発により発展途上国で都市が増えていることに焦点を当てています。

持続可能な都市をつくるために、
都市農業、公共交通、エネルギー自給、防災、公衆衛生、地域経済主義、貧困や環境的差別との闘い
という構成で書かれています。


気になったのは、都市毎の詳細な統計データはあまり集められておらず、実態がよくみえないということです。

特にスラムは統計データがあったとしても、除外されていることが多く、
公衆衛生や貧困、差別などの実態がみえず、対策が打たれにくいということのようです。

また、国際機関などからの開発援助は、どちらかといえば田舎の農業向けが多いようで、
都会のスラムで暮らす人々に対して支援の目がいかない傾向にあるとのことです。

今後、発展途上国で人口が増え続け、そのかなりの割合が機会を求めて都市にやってくることでしょう。
しかし、その中にはスラムで暮らさざるを得なくなっていく人達も増えていく恐れがあります。

一見、発展途上国で都市が増大していることは、発展の証に見えますが、
それだけに影の部分を正しく見極め、これに配慮した支援の仕組みを検討・実施していくことが必要なのでしょう。

地球白書2006-07/クリストファー・フレイヴィン



★★★★★

中国とインドが台頭する世界での環境問題の捉え方とは

この年の地球白書では、成長著しい中国とインドを視野に入れて世界の環境問題を考えることが重要であり、
そのためには中国とインドの内部や他の国々との関係を見ることが重要であると指摘しています。

先進諸国に両国が加わることで、エネルギーの選択、穀物市場への影響、生態系の許容度などの環境問題を、
あらためて考える必要に迫られてきているということです。


読んでいて興味深かったのは、中国でNGOが拡大しているということです(数も発言力も)。

中国は共産党一党による政治体制なのですが、
国として環境問題を解消するためにはボトムアップアプローチも不可欠であるため、
NGO活動が許されている、協力して活動する、ということになっているとのことです。

一党支配と自由経済が同居しているところに市民運動も加わることで、今後の中国からは目が離せないでしょう。


また、驚いたのはWTOと環境問題の関係です。

自国で定めた環境に配慮した規制が、WTOの規定に違反する場合があるということです。
実際に自国の規制を輸入品に適用したため、輸出国が提訴し勝訴した事例が幾つか提示されていました。
WTOは公正なグローバル経済を目指すための機関ですが、環境あっての経済だということを重視して欲しいものです。

環境と経済の関係・優先順位などについて、グローバルな合意形成が急がれるのではないでしょうか。
また、数多くの国際機関の間でも整合性のある取り組みをして欲しいものだと思います。

地球白書2005-06/クリストファー・フレイヴィン



★★★★★


世界をセキュリティーという観点からみる

この年の地球白書は、地球で起きている様々な不具合をグローバル・セキュリティーという観点を通して見ています。

世界のいろんな地域で起きている数々の紛争に対して、外交や軍事力で対処され
ることが普通のようですが、それらの紛争の原因をよく見てみる必要があると述べられています。

紛争の原因としては、人口爆発、貧困、格差、資源不足、自然破壊、伝染病など様々なものがあり、
国家、民族、宗教、地位、所得などの違う集団がこれらの原因にぶつかると紛争が起きやすいとのことです。
 
紛争を外交や軍事力で抑えつけようとするやり方は対症療法的なものであり、
一時的には効果が得られるかもしれませんが、紛争の原因は解消されず、一方で膨大なコストを浪費します。



本書では、紛争が起きた後に対処するのではなく、起きる前に原因を突き止め予防するとが重要だとしています。
(少し考えてみれば当たり前のことなのですが、世界ではどうも上手くできていないようです)

そして、紛争の予防策として「環境」が鍵になるとしています。
紛争の可能性のある当事者間で、両者が共有している環境を、如何に保全・回復させ、その利益を分かち合うか、
という視点で対話をすることが重要であり、また成功事例も出はじめているということです。

また、当事者間だけでは対話による解決が容易でない場合には、国際機関が支援することも重要であり、
国際機関はその機能を強化するべきだとしています。

更に、この対話にはそこで生活している市民の参加やNGOからの支援も必要だとしています。
国際機関は動きがどうしても鈍くなってしまいますので、これらの必要性を強調しているのでしょう。


何かとグローバル化している現在では、何処かで誰かが紛争を起こせば、思いがけない所に波及しかねません。
グローバルレベルでのセキュリティ維持・向上は世界全体で推進することが必要なのでしょう。

地球白書2004-05/クリストファー・フレイヴィン



★★★★★

消費至上主義からウェルビーイングへの転換

この年の地球白書は、ワールドウォッチ研究所の創立30周年にあたるということで、
私達はどのように消費しているのか、それは何故なのか、人間や地球に如何なる影響を与えるのか、を検証し、
消費を抑えた社会が不可欠であることを主張しています。


現在は消費至上主義が猛威を奮っており、かつグローバル化してきていますが、
消費によって人々の幸福感は増大せず、むしろ不安を増大させ、かつ自然を破壊し続けているとのことです。

本来、消費は人々が幸福感を味わうための「手段」に過ぎないのですが、
様々な政策や広告などに煽られて消費が「目的」となってしまっています。

そしてたくさん消費するために働くことに忙殺され、時間を豊かに使うことができなくなってしまっています。


そこで、本書では様々な種類のグリーン購入(持続可能なエネルギー・水・食料など)を紹介・推奨しています。
また、グリーン購入を普及させるための様々な手法を提案しています。

これらを通じて、人々が消費至上主義というイデオロギーから脱却し、自然と共生しながら豊かな生活を育み、
消費をその「手段」として位置づけることができれば、持続可能な世界が徐々に生まれてくるでしょう。

地球白書2003-04/クリストファー・フレイヴィン



★★★★★

ヨハネスブルク・サミットでの経験を踏まえた提言

この年の地球白書は、ヨハネスブルク・サミットの開催地である南アフリカ共和国での実体験を踏まえて書かれています。
日本語版あとがきでも、これまでの地球白書とは趣がことなっているとのことです。

持続可能な世界を目指して、サミットで各国が国益(政治リーダーの支持団体も?)を懸けて争っているので、
遅いペースでしか物事が進んでいかないことを懸念しているようです。

ですので、第1章では「石器革命から環境革命へ、人類の進化を果たす」として、
人類がこれまで試行錯誤しながらも文明を進化させてきた実績があるので、
環境革命もできるはずだし、すべきであると述べています。

また、第8章では「大きなチャレンジ?宗教界と環境団体との協働」として、
人々の意識・行動に大きな影響力を持つ宗教界が、持続可能な世界に関心を寄せ、各々の教義と融合させ、
環境団体と協働しながら、個々人の意識・行動を変えていくことが、課題解決への大きな道になると述べています。

本書を読むと、技術的・資金的な側面での解決が大事ではあるものの、
その手前である持続可能な世界へ向けて進むべき、という意識の面に立ち戻って考える必要があることがわかります。

心の治癒力/トゥルク・トンドゥップ



★★★★★

チベット仏教に基づく心の癒し方

チベット仏教を使った心の癒し方について、非常にわかりやすく述べられています。

3部構成になっており、
第1部では、チベット仏教を使った心の癒し方についての基本的な考え方と例、
第2部では、日常の様々生活のなかでの心の癒し方の方法、
第3部では、チベット仏教における悟りへの道、
という具合です。

全体を通して様々な対象について様々な癒し方が例示されていますので、
読まれる方の好みに合った癒し方を選択されるとよいのではないでしょうか。

ガイアの復讐/ジェームズ・ラブロック



★★★★

ガイア理論からみた地球温暖化

ガイア理論というものがあることは知っていましたが、
その内容まではしらなかったことと、その提唱者が地球温暖化・気候変動をどう捉えているか、
に興味があったので手に取りました。


ガイア理論とは「地球観のひとつで、地球を自己調節するシステムと考える。生命体全体、地球表面の岩石、海洋、大気が緊密に結びつき、進化するシステムを構成している」。
ガイア理論では「このシステムの目標は、常にその時点における生命にとって可能な限りふさわしい状況を作り出すことと考えている」。(以上、本書から引用)

ガイア理論からみると、地球は冷えているときが正常(つまり氷河期)であり、昨今の温暖化物質の大量排出による地球温暖化は異常な危機的事態であるとのことです。

また、この地球温暖化は、人間がガイアの一部に過ぎないにもかかわらず、ガイアを管理・支配できるという間違った認識が根本原因であるとのことです。
更に、ガイアが正常でなければその一部に過ぎない人類も存続できないと述べています。


では、どのように地球温暖化を食い止めることができるか、という点については、
現在進められている再生可能エネルギーは頼りないので、一時的に核分裂によるエネルギー生成(原子力発電)でしのぎ、将来開発されるであろう核融合エネルギーによって温暖化物質の排出を止める、というものです。

核分裂・核融合を認めているところが、他の環境保護主義者・団体とはことなるところではないでしょうか。


あと、著者は科学者ですので、いい加減な知識によって間違った方向に進めようとしている環境保護には釘をさしています。
また、『環境危機をあおってはいけない』『地球と一緒に頭も冷やせ』の著者であるビョルン・ロンボルグは懐疑派であると断言していました。

環境経済学の基本と仕組みがよくわかる本/栗山 浩一



★★

基本的なことはわかる

環境経済学という学問の基本的な内容は知ることができました。

しかし、環境問題と経済学がどうも融合していない印象を持ちました。
新しい学問なのでしょうから、これから発展していくのだと思います。


但し、表紙で煽っている「環境問題と経済の関係から具体的な対策まで徹底図解!」にはなっていません。
この内容でこの値段は高すぎます。

環境にやさしい仕事をする/黒川智玄



★★

それなりのものが一通り掲載されている

環境に関する仕事や出し資格、参考となるHPは載っています。
一通り調べてみるのには役に立つとは思います。

但し、情報の濃さと
いう点ではネット以上のものではありませんし、
表紙に書いてある、
「環境ビジネスへの就職・資格取得の最短ルートを全公開」
「合格情報満載!」
というあおりほどのものではありません。

ネットで調べたものをまとめたというもの以上ではありません。

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