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伝統・科学・世界を知りマネジメントに活かす

日本の伝統・ヒトの自然科学・現在の国内外情勢・マネジメントなどに関する、ブックレビュー

プライマル・マネジメント/ポール・ハー



★★★★

メッセージは秀逸だが実践面の提案は未熟

本書は、人間が生み出す成果の源泉が感情である、というアントニオ・ダマシオやジョセフ・ルドゥー等の最先端の脳科学・神経科学の研究者による知見を踏まえて、これからのマネジメントがどうあるべきか、またどうすべきか、について提言しています。

人間についての自然科学の最新知見をベースとして企業のマネジメントの在り方について提唱していますので、その中核となるメッセージは秀逸です。このメッセージと既存のマネジメントを比較すると、これまでがどれだけ人間に対する知見を無視して行われてきたかがよくわかります。また、最新の知見を駆使することで、企業と人間の両方がより上手く成果を生み出すことができる可能性を見出すことができます。


ただし、経営学において、人間の感情を重視したマネジメントの在り方については、全くと言ってよいほど知見が積み重ねられていないので仕方のないのでしょうけれど、本書で提案されている実践方法については、未熟であるといわざるをえません。

既存のマネジメント手法をすべて無視して実践方法を構成していますので、本書の提案を活かそうとした場合には、丸ごとやりかたを変える必要がでてきますが、実際の企業経営においてそのようなことはできません。

また、人材マネジメントのソフトな部分(組織・プロセス・制度以外)のみに対して実践方法を説明していますので、ハードな部分と如何に整合させていくかについての説明は全くありません。

このあたりがもっと検討され、練り上げられていくと経営手法として活用できるようになるだけに、残念です。
  1. 2010/01/05(火) 09:22:17|
  2. マネジメント
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I am that I am.

Author:I am that I am.
誇りある日本の復活を望む一日本人

マネジメントは、ビジネス書の知識を得るだけでは上手くいかないでしょう。

日本の伝統から日本ならではの価値創造の源泉を知り、最新の自然科学からヒトの何たるかを知り、また科学的思考力を磨き、国内外情勢から立ち位置を知ることが重要だと思います。

勿論、基本はP.F.ドラッカー。

このブログでは、私が読んだ上記に関する書籍についてのレビューを紹介しています。

ご参考になれば幸いです。

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