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Rising Sun

Author:Rising Sun
リヴァタリアン


マネジメントは、ビジネス書の知識を得るだけでは上手くいかないでしょう。

日本の伝統から日本ならではの価値創造の源泉を知り、最新の自然科学からヒトの何たるかを知り、また科学的思考力を磨き、国内外情勢から立ち位置を知ることが重要だと思います。

勿論、基本はP.F.ドラッカー。

このブログでは、私が読んだ上記に関する書籍についてのレビューを紹介しています。

ご参考になれば幸いです。

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脳が教える!1つの習慣/ロバート・マウラー



★★★

苦手なことを何とかするためにはよい

苦手なことを何とか克服するためには、考えられる限り小さなことからコツコツとやりましょう、という昔から言われていたことをわかりやすく解説している本です。

本書で解説されている内容そのものは間違っていないでしょうから、これはこれで使えると思います。


但し、活用できる範囲を絞り込んでいます(苦手なこと)ので、それ以外のことについて何とかしようと思った場合には、本書は使えないと思います。

またビジネスの世界に限定した場合、この小さなことからコツコツとでは市場や企業が要求するスピードには全くついていくことができません(なので、得意なことだけで勝負する重要性が問われています。マーカス・バッキンガム「さあ、才能に目覚めよう」など)。

更に複雑な脳機能の一つだけを取り上げて著者の理論を展開していますので(著者の理論に合う脳機能だけを後付で取り上げたようにも見えます)、実際には本書のようにシンプルにはいかないことも多いと思います。


シロクマのことだけは考えるな!/ 植木理恵



★★★

わかりやすいのだが、一般向けだからか内容が薄い

一般読者向けに、著者が人生を上手く送るために重要と考えた領域(元気になる、頭が良くなる、人との関係を上手くする)において必要と考えた心理学の知見(但し認知心理学、記憶心理学のみ)を実践を前提としてわかりやすく解説しています。

わかりやすく試しやすいものになっていますので、心理学を活用して生活をするという点についての入門書としてはいいと思います。


但し、ある程度心理学を学ばれた方であれば、何故様々な知見が沢山あるなかで本書に載せた知見だけを選んだのか、何故同じ状況下でも人には相反する心理が生じるのに一方だけを選んだのか、何故複雑な状況下で複数の知見が同時に使われるべきところに知見の一つだけを紹介しているのか、何故他者との複雑な相互作用がなされるはずの状況下で一方の当事者の視点だけで済ましているのか、などなどいろいろと疑問が出てくる内容でもあります。

従って、これらを活用することでましにはなるでしょうけれど、これだけで上手くいくわけでもありません。


更に、「心理学専攻の大学生程度の知識」が本書で得られると著者は述べていますが、逆に心理学専攻の大学生が得る知識はこの程度でしかないのか、とも思わされました。

カリキュラムがそうなっているのか、著者が学生をその程度に見ているのか、学生の能力がその程度なのか、たまたま著者の経験がそうだったのか、定かではないのですが。。。


【決定版】ハーバード流“NO”と言わせない交渉術/ウィリアム・ユーリー



★★★★

実践は決して容易ではないが、非常にわかりやすい

難度の高い事例を豊富に掲載した上で、それらを上手く(完璧ではないが)解決するための観点・能力・プロセスが明確に書かれています。

従って、難しい交渉を上手く運ぶためには、本書で提示された内容が必要であることについて、十分に納得させられました。

本書を読んで気付かされたことは、交渉は当事者個人が持っている能力をフルに駆使する必要があるということです。

本書で紹介されている交渉術には、想像力・論理的思考力・対人能力・自己分析能力が必要であり、かつかなり高いレベルで求められています。決して交渉のテクニカルなスキルがあれば上手く行くということではないようです。

また、ある程度の心理学の知識も求められます(交渉が人間関係なので当然といえば当然なのですが)。

従って、一読して直ぐに全てを実践できる類のものではなく、本書を読み返しながら実践することを繰り返し、また上記の能力も鍛えながら、少しずつ習得していくことが求められます。

あと、これらを実践するうえでの感情面への対応の仕方については、「ハーバード流交渉術」の共著者である、ロジャー・フィッシャー等の「新ハーバード流交渉術」が参考になります。

この2人についていえば、ロジャーフィッシャーは交渉の構造面を、ウィリアム・ユーリーは交渉のプロセス面を重視した書き方になっているという印象を受けました。


続きを読む »

続ハーバード流交渉術/ロジャー・フィッシャー





浅く広く集めた事象をかっこよくまとめただけ

著者自身が混乱しているのではないかと思わされるぐらい、まとまりが悪いものになっています。

後に著者が出した「新ハーバード流交渉術」を読んだほうがいいでしょう。

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