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Rising Sun

Author:Rising Sun
リヴァタリアン


マネジメントは、ビジネス書の知識を得るだけでは上手くいかないでしょう。

日本の伝統から日本ならではの価値創造の源泉を知り、最新の自然科学からヒトの何たるかを知り、また科学的思考力を磨き、国内外情勢から立ち位置を知ることが重要だと思います。

勿論、基本はP.F.ドラッカー。

このブログでは、私が読んだ上記に関する書籍についてのレビューを紹介しています。

ご参考になれば幸いです。

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新ハーバード流交渉術/R・フィッシャー等



★★★★

交渉における感情面の重要性を指摘

交渉において当事者の感情が如何にプロセス・成果に影響を及ぼしているか、感情を取り扱うのが如何に難しいか、を真正面から捉えた貴重な本です。

交渉やコミュニケーションの書籍は、win-winをベースとしてロジカルに処理することを訴えていますが、「理屈はわかるが、でもね」という内容のものが多いと思います。

そのなかで、感情を真正面から捉え、感情の持つ特性を踏まえて何とか対処できそうな方法を提示しています(感情であるが故に万全なものにはなりえませんし、感情を理屈で処理しようというアプローチの限界も見受けられますが)。

また、著者らのこれまでの実務面での経験を踏まえたものに、心理学(と脳科学の一部)の知見を取り込んでフレームワークを提示していますので、信頼性はあるといえるでしょう。

交渉の理性面(例えば「最新ハーバード流交渉術」デービッド・A・ラックス等)と併せて理解すると、より磨きをかけることができると思います。


一点、注文をつけたいのは、せっかく原著で参考文献を提示しているにも拘らず(これは著者らの前著に対して学術的な裏づけが取れていないという批判に応えたもののようです)、本書では邦訳されている参考文献が英文のままになっていることです。

これでは、本書の内容を検証しよう、またより深く理解しようという感情を萎えさせてしまいかねません。

コミュニケーションを扱い、かつ感情を扱っている本書において、やるべきことではないでしょう。

その数学が戦略を決める/イアン・エアーズ



★★★

ネット時代の統計活用について

インターネットによって、膨大な情報が安価かつ即時に扱えるようになったことで、統計で処理できる範囲が広がってきているので、上手く活用したほうが得ですよ、という主旨です。

従って、本書の内容は、タイトルで使われている「数学」でも「戦略」でもありません。あくまでも基本的な統計処理の話です。


また、このことにより専門家といわれている人たちの仕事が、ネット&統計に取って代わることになり、専門家はこれまでとは異なる領域・方法で価値を生み出すことが必要ですよ、ということも述べられています。

これは、従来、経験を積まないと上手くできなかった仕事が、標準化とIT化により誰でもできる、人でなくてもできるようになったことと類似の現象だと言えるでしょう。


統計処理の基本やこれからの動向を把握するとともに、これらを活用しつつも人であることの特性・強みを活かした仕事の仕方を考えるのには役に立ちます。

但し、本書はあくまでも統計について述べたものであり、人であることの特性・強みが何かについてはほとんど述べられていませんし、両社の強みを踏まえた仕事の仕方についても述べているわけではありません(むしろ、人の弱みと統計の強みを比較して「統計はすごいんだぞ」と主張しているだけです)。

従って、人であることの特性・強みをインプットしたうえでバランスをとって考える必要があります。

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