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伝統・科学・世界を知りマネジメントに活かす

日本の伝統・ヒトの自然科学・現在の国内外情勢・マネジメントなどに関する、ブックレビュー

非営利組織の「自己評価手法」/P.F.ドラッカー



★★★★★

これができなければ非営利組織は存続できないのでは

民間企業は適切にマネジメントできなければ市場から淘汰されます。
その外圧があることで企業がマネジメントをしなければならなくなります。
しかし、非営利組織は市場という外圧がないので、
どれだけ素晴らしい意図があっても、それを実践するためのマネジメントを
真剣に考える機会が少ないといえます。
従って、非営利組織はよほど自己規律をしっかりしておかないとおかしくなります。
本書を理解できないのであれば、それは既に終わりの始まりかもしれません。
  1. 2008/02/29(金) 23:52:00|
  2. ドラッカー執筆書
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すでに起こった未来(1993)/P.F.ドラッカー



★★★★★

ドラッカーの視点

ドラッカーは明確に未来は予測できないと断言しています。
様々な方が未来予測・予想をしていますが、それが如何に根拠のないものかを知ることができます。
さらに、複雑系理論からも未来予測がどれだけ困難で無駄なことかが検証されています。

未来を予測するのではなく、既存の秩序とは異なる現象を見ることが重要であり、
大きな変化はその中からしかでてこないこと、
その動きつつある現象を全神経を張り巡らせて察知すること、
を強く訴えています。

このあたりがカール・E・ワイク「センスメーキング・イン・オーガニゼーションズ」にもつながっており、
さすがドラッカーだな、と思わせるものがあります。
  1. 2008/02/29(金) 23:11:51|
  2. ドラッカー執筆書
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未来企業(1992)/P.F.ドラッカー



★★★★★

今生き残っている企業はこのようになっているか

本書は1992年。日本では丁度バブル経済が崩壊し始めた頃だと思います。
それから14年。様々な企業が生まれ、成長し、衰退し、淘汰されてきました。
今生き残っている企業は、本書のようなマネジメントを行っているでしょうか。
一度チェックしてみる必要があると思います。
本書の内容に近い企業はこれからも発展していくでしょうし、
本書の内容から程遠い企業は今生き残っているのは運が良かっただけかもしれません。
当然、今生き残っている企業は相当の苦労を重ねているはずですが、
苦労の仕方を間違えると大変な事になります。
今一度、本書を振り返ってみることが重要ではないでしょうか。
  1. 2008/02/29(金) 23:08:26|
  2. ドラッカー執筆書
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非営利組織の経営(1990)/P.F.ドラッカー



★★★★★

行政、独法で働く人の必読書

昨今、小泉構造改革で様々な行革が行われ、また独立行政法人化もなされていいますが、組織の名前やかたちを変えただけでは改革とはいえません。

私もコンサルタントとして幾つもの行革・独立行政法人化に携わりましたが、重要な事は人が如何に上手くマネジメントできるか、につきると確信しています。よく「民間企業と違って売上や利益がないからマネジメントできない」という意見を彼らから聞きますが、売上や利益というシンプルな指標がないからこそ、マネジメントが重要だと答えています。

役所や独立行政法人で働かれている方々は、本書を十分に熟読し、熟考し、行動して頂きたいと切に願います。

  1. 2008/02/29(金) 23:06:02|
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新しい現実(1989)/P.F.ドラッカー



★★★★★

ドラッカーの本領発揮

経営コンサルタントとして著名なドラッカーですが、
本来はこの領域全般に対する鋭い洞察を持つ、社会生態学者です。
社会生態学者のドラッカーが、
社会の重要な機能である企業をより詳しく洞察した結果として、
経営書を著したといっても過言ではないでしょう。

この領域は、現在かなり細分化され、個々の専門領域でも意見の違いがあり、
それによってさらなる細分化という事態が起きています。
そのなかで総合的に大きな意味での社会全体を考えることのできる人が少なくなっています。
もともと一体のものを細分化すれば当然局所最適となり、全体を示すことができなくなります。

ドラッカーを読むことで、局所最適化を避けることはこれから非常に重要になるでしょう。

なお、ドラッカーと同等以上に統合して社会を見ている人として、
マレイ・ゲルマン「クォークとジャガー」(理論物理学者)
アルジュン・アパデュライ「さまよえる近代」(人類学者)
を挙げておきます。参考にしてください。
  1. 2008/02/29(金) 23:03:11|
  2. ドラッカー執筆書
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マネジメント・フロンティア(1986)/P.F.ドラッカー



★★★★★

本書を読んでコンサルタントになりました

本書を手にとったのは1987年、丁度就職活動をし始めた時でした。
これを読んでドラッカーに魅了され、コンサルタントになりました。

論文集ですが、内容は非常に濃いもので、しかもテーマは多岐にわたります。
ドラッカーの観察眼・思考方法を知るには良い本だと思います。
今読み直しても全く古くなっていません。
入門者向けの「哲学」シリーズや「条件」シリーズよりも、価値があります。

  1. 2008/02/29(金) 23:01:11|
  2. ドラッカー執筆書
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乱気流時代の経営(1980)/P.F.ドラッカー



★★★★★

これからもっと乱気流になるのでは?

ドラッカーの「予言」はすごいと思います。今実際にそうなっているからです。
多分、安定・均衡という発想・固定観念・期待を捨てると、このような見方ができるのかもしれません。
少なくとも、脳科学、複雑系理論からはそういえると思います。

これから更に乱気流になると思います。その前提で生きていく術を考える必要があるのでしょう。
  1. 2008/02/29(金) 22:55:41|
  2. ドラッカー執筆書
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わが軌跡(1979)/P.F.ドラッカー



★★★★★

最高のドラッカー入門書

ドラッカーの本で邦訳されているものについてはほとんど読んでいます。
ただ、本書の初訳「傍観者の時代」はなかなか手に入らず、ずっと探していました。
それが新訳で出たことを知り、すぐに買って読みました。

ドラッカーには様々な書籍でいろんなことを教わりましたが、
その原点を本書にみることができます。
しかも、堅苦しい学術書ではないので、のびのびと書いています。
ドラッカーのものの見方・考え方の原点を知るための最高の入門書です。

例えば「強みを活かせ」という、彼の様々な著作に出てくるキーワードは、
本書でその理由が明確になります。
また、「多様性」を重視することも、
彼が出会った様々な人たちから得た教訓だということがわかります。

日本ではマネジメントの大家としてドラッカーを位置付けています。
しかし、ドラッカーはマネジメントの大家である前に、偉大な観察者でした。
従って、ドラッカーのマネジメントを理解する為には、その観察眼を知らなければなりません。
なぜ本書が、今まで再版されなかったのが不思議なぐらいです。

本書がでたことで、ドラッカー理解のステップが次のように描けます。
1.ドラッカーわが軌跡(本書)
2.経済人の終わり
3.産業人の未来
4.企業とは何か
5.ドラッカー365の金言
6.マネジメント 上下
7.あとはご自由にどうぞ
ドラッカーを理解したい方は、上記のステップを試してみてください。
  1. 2008/02/29(金) 22:53:12|
  2. ドラッカー執筆書
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エッセンシャル版マネジメント(1973)/P.F.ドラッカー



★★★★★

今あらためて読むべき本

企業買収のドタバタ劇、たれながされる個人情報、不良製品の隠蔽、人の生命までも奪うような失態、売上の為の情報捏造、保険金の不払い、なくならない談合、など様々な企業・組織の不祥事が毎日のように報道されています。

これらに対して様々な対策がなされようとしていますが、一度原点に戻る事なしに対策を打てば、所詮対症療法にならざるを得ないでしょう。

企業は社会の機関である、企業は顧客を創造する事が第一の目的である、利益は経済発展のための責任である、など企業・組織の原理原則を解説しているのがドラッカーの本書です。

組織に属する者は、本書を熟読し、自分の会社は社会にとって何なのか、顧客にとって何なのか、自分自身にとって何なのか、を自問自答、議論する必要があると思います。
また、人事制度改革の一環として目標管理制度を導入している企業・組織も多いでしょうが、そもそも何故目標管理が必要なのか、についても本書をひもとく必要があると思います。

私も、年に一度はドラッカーの主要な著作を読み返すことで、自分へのフィードバックとしています。ビジネス経験が増えれば増えるほどドラッカーからのメッセージがより理解できるようになっていきます。

本書は、他のレビュアーが書かれているとおり、「マネジメント 課題・責任・実践」の要約です。エッセンシャル版でもかなり有益なのですが、エッセンシャル版を読み込んだ方は、こちらをお勧めします。上下巻あわせて1000ページを超えるものですが、かなり手応えの質が違います。
  1. 2008/02/29(金) 22:49:57|
  2. ドラッカー執筆書
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抄訳マネジメント(1973)/P.F.ドラッカー



★★★★★

マニアでなければエッセンシャル版でOK

本書の内容は、ほぼそのまま「エッセンシャル版マネジメント」に引き継がれています。
マニアの方は、この絶版本が欲しいと思うでしょうが、大著「マネジメント 上下」を読みたいが1000ページを超えるものを読む時間がない方は、エッセンシャル版で構いません。
  1. 2008/02/29(金) 22:46:54|
  2. ドラッカー執筆書
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プロフィール

I am that I am.

Author:I am that I am.
誇りある日本の復活を望む一日本人

マネジメントは、ビジネス書の知識を得るだけでは上手くいかないでしょう。

日本の伝統から日本ならではの価値創造の源泉を知り、最新の自然科学からヒトの何たるかを知り、また科学的思考力を磨き、国内外情勢から立ち位置を知ることが重要だと思います。

勿論、基本はP.F.ドラッカー。

このブログでは、私が読んだ上記に関する書籍についてのレビューを紹介しています。

ご参考になれば幸いです。

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