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伝統・科学・世界を知りマネジメントに活かす

日本の伝統・ヒトの自然科学・現在の国内外情勢・マネジメントなどに関する、ブックレビュー

もうだまされない!「身近な科学」50のウソ/武田邦彦



★★★★★

いい加減なデマに騙されないための指南書

環境保護について幾つか疑問に思うことがあるので手に取りました。
本書において最新・詳細・多角的かつ科学的なデータが網羅されているわけではありませんが、
少なくともメディアや政官業の利権勢力によるいい加減なデマには騙されないレベルの反証はなされており、
今後これらから垂れ流されるデマに騙されないための一般教養は身につくのではないかと思われます。
また本書を読むことで現在行われ、また推奨されている環境保護活動が、
逆に環境を大きく傷つけ、かつ膨大な税金の無駄遣いになっていることがよくわかります。

なお、今後も様々な問題が取り沙汰され、科学も進歩していきますので、
定期的に続編を刊行して頂きたいものです。
  1. 2017/12/02(土) 20:42:37|
  2. 持続可能性
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地球はもう温暖化していない/深井有



★★★★★

COPとIPCCはもう要らない

トランプ米大統領がパリ協定の離脱を宣言しました。
その理由を知りたかったのですが、
マスメディアが劣化して、基本的に信用できない状態になっていますので、
科学者が書いた本を探していたら本書に出逢いました。

IPCCの報告書にはいろいろと疑念がありましたが、
本書ではIPCCの報告書が如何にいい加減なものかが科学的に説明されています。
また、様々な利権構造も紹介されているので、何故科学的に間違っていることを延々と続けるのかもよくわかります。

本書の内容が全て科学的に正しいのかは判断がつきかねますが、
IPCCが結論ありきで、都合の良いデータを集め、グラフを捏造する、
という事実だけで、
IPCCの報告書や科学者(?)は信頼できない、
ということは言えるでしょう。

こんなIPCCと、それを踏まえたCOPは不要でしょう。

本書での主な主張は以下のようなものです。
・二酸化炭素の増加が地球温暖化の原因ではない
・地球の温度は太陽や銀河系が影響している
・これから温暖化ではなく寒冷化が迫っている
・寒冷化による食料不足に備えるべきである

アメリカでは、反IPCCの科学者が科学的に反駁しているためもあって、
今回、トランプ大統領はパリ協定を離脱したのだと言えるでしょう。

あくまでも個人的な意見ですが、
アメリカの左派系メディアはトランプ大統領を非難していますが、
左派系メディアが批判しているということは、正しい選択だといえるでしょう。
日本のメディア(ほとんど左派)も同じですので、よけいに正しい選択だといえるでしょう。

日本も正しい科学的知見を集め、分析したうえで、適切な政策を実施する必要があります。
本書の記述が正しいのであれば、
・二酸化炭素削減のための政策は労あって益なしですので早急にやめる
・エネルギー関連では自給率の向上、効率の向上のための政策を実施する
・食料自給率向上のためには、むしろ二酸化炭素増加のための政策を実施する など

また、地球環境を守るということに関していえは、
工業化による土壌・大気・河川・海洋汚染に着目した方がいいでしょう。

日本のメディアは政治・経済・社会だけでなく、
科学技術に対しても裏も取らずにおかしな報道を相も変わらず続けていますので、
気をつけなければなりませんね。

なお、経済に触れている部分については間違いがありますが、
著者はあくまでも物理学者ですので、この間違いをもって評価を下げることはしません。
  1. 2017/07/02(日) 16:56:30|
  2. 持続可能性
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「スマート日本」宣言/村上憲郎・福井エドワード



★★★★

論点抽出

3.11の東日本大震災&原発事故を契機とした、
これからの日本の経済とエネルギーについて様々な角度から論点抽出を行った本です。

これからの日本の経済とエネルギーについては、様々な方面から色々な意見が飛び交っていますが、
それらを鵜呑みにすることなく、一歩ひいて冷静に吟味するには良い本だと思います。
  1. 2012/05/03(木) 11:47:35|
  2. 持続可能性
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スマートシティ/岡村久和



★★★

IT企業から見たスマートシティ

本書では、スマートシティとは何か、について概要、事例を交えながら、わかりやすく解説しています。
ただ、著者がIBMの社員であるからか、ITを軸とした解説がメインになっています。
確かにスマートシティ構築・運営にはITが欠かせないとは思いますが、
このような解説によりスマートシティを俯瞰する書籍にはなりきっていないような印象を持ちます。
あくまでもIT企業から見たスマートシティの解説書だと割り切って読む必要があるでしょう。
  1. 2012/02/23(木) 12:51:52|
  2. 持続可能性
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人と経済の世界地図/世界銀行東京事務所監訳



★★★★

ミレニアム開発目標の進捗状況

本書は、ミレニアム開発目標のターゲットにフォーカスし、
それぞれの項目において実態がどうなっているかを解説したものです。

それぞれのターゲットについて、
その背景、実態、、進捗、問題、(ものによっては解決策)を簡単に説明するとともに、
関連する図表やグラフを多用することで、わかりやすく解説しています。

少し時期が古い(2009年8月)のと、
俯瞰した場合に相互に関連している問題を、単独の問題であるかのように解説しているところも見受けられましたので、
★1つ減らしました。

ただ、本書が提供してくれる情報は、広く世の中の人々が知っておいたほうがよいと思います。
中学や高校の社会科の授業で本書が活用されるのがいいのではないでしょうか。
  1. 2011/10/29(土) 13:28:19|
  2. 持続可能性
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地球白書2009-10/クリストファー・フレイヴィン



★★★★★

技術はある、後は人間の決断のみ

この年の地球白書では、表紙に記されているとおり地球温暖化抑制に焦点を当てています。

先ず、驚いたのは地球の生態系の脆さです。
産業革命以前より1~2℃という範囲を超えるような気温上昇があると、
急速に不都合な変化を起こす可能性があることを主なリスクを挙げて訴えています。
(本書執筆時点で、産業革命以前より0.75℃ほど既に上昇)
地球温暖化に関する本は何冊か読んでいましたが、地球の生態系の脆さを強く再認識させてくれました。

そのうえで、地球温暖化抑制策を提言しています。

土地利用(農業・林業・畜産)については、
化石燃料と並ぶ二酸化炭素濃度増加の2大要因であり、輸送部門よりもはるかに大きいため、
温室効果ガスを削減するような土地利用に転換すべきとしています。
そして特に効果が期待できる様々な取り組みを提示しています。
これらの取り組みは既に実用可能であり(また更に開発が進められており)、また実施もされているものです。
転換の初期投資は必要ですが、現行の手法と同等以上の利益が得られるとのことです。
また、炭素の地下貯留など現在議論されている多くの解決策に比べ、はるかに安い費用で実現可能とのことです。
更に、取り組みの中には化石燃料の燃焼によって排出される全ての二酸化炭素を相殺できるものもあるようです。
これらの取り組みは、既に行われモデルの基盤が充実しているのですが、
規模が小さいため、関係者を巻き込み連携させていくことが必要だとしています。

地球温暖化抑制と聞くと、先ず再生可能エネルギーを思い浮かべるのですが、
土地利用の適切な取り組みでかなりのことができるというのは新たな発見でした。


エネルギーについては、
先ずはエネルギー効率を上げてエネルギー需要を減らし、
その絞り込んだエネルギー需要の大部分を再生可能エネルギーで満たすことが必要だとしています。
エネルギー効率を上げるためには、省エネ住宅・分散型発電・スマートグリッドで対応すべきであり、
更に、廃熱・廃棄物といった無駄なものの再利用や、LED電球の使用などの省エネも推進すべきであるとしています。
再生可能エネルギーは大きな課題が指摘されてはいるものの、
実用可能な技術・導入事例等を踏まえて、いずれも克服可能であるとしています。
(大規模発電は無理、ベースロード電力は無理、100%バックアップが必要、本格稼動は数十年後、など)
そして、これらを推進していくためには政府のイニシアティブで様々な政策を導入していくことが必要だとしています。
(租税・インセンティブ・規制・固定価格買取制度・化石燃料への補助金廃止・研究開発投資、など)

ちなみに世界の主要経済国20ヶ国において、
・2030年の電力供給のうち再生可能エネルギーが電力源に占める割合の予測
・2030年の熱供給のうち再生可能エネルギーが占める割合の予測
いずれにおいても日本は下から数えたほうが早い順位になっています。情けないですね。

ただ、本書を読む限りでは、原子力発電所が不要になるかはわかりません(本書では不要としていますが)。
例えば、ジェームズ・ラブロック『ガイアの復讐』では、再生可能エネルギーへの移行措置として原発を認めています。


一方で、これらの地球温暖化抑制策を待っている余裕はないとして(既に異常気象の被害がでています)、
地域特性に相応しい適応戦略を併せて実施することが必要であり、
特に影響を受けやすい低中所得国(都市部・農村部ともに)に求められるとしています。
また、適応戦略を検討・実施する際には、以下のことを考慮すべきとしています。
・社会経済と生態系やその関連に配慮した施策
・コミュニティ主導型での実施(地域によって現状や温暖化の影響は異なる)
・単に現状回復という適応だけではなく、持続可能な社会へと前進するような適応
・可能なものについては適応に併せて、温暖化抑制策の組み込み


そして、これらの施策を実施することで地球温暖化を抑制するためには、
全ての国が合意できるような仕組みが必要であるとして、様々な案を提示しています。
なかでも「責任」(温室効果ガス累積排出量)と「能力」(国民所得)の違いを踏まえた実践を強調しています。
これを国家単位だけでなく、個人にも当てはめることで公平性が確立されるとしています。
(貧困国にも富裕層はいますし、富裕国にも貧困層はいますので)
ただ、提案されている何れの案も、国際的な合意形成は容易ではない、という印象を持ちました。
地球温暖化抑制の技術は出揃っている(出揃いつつある)が、人間の意思決定が最大の壁、ということでしょうか。
まあ、どんな変革も「最後は人」といわれていますので、当然といえば当然のことなのですが。


あと、「温暖化対策:論壇と取り組み事例」として、
22の事例を130ページ近くにわたって、地球温暖化抑制の事例を紹介しています。
また、付録として「気候変動関連の主要概念と用語解説」を設けて、
地球温暖化問題に初めて接する方に対してわかり易く基本情報を提示しています。
  1. 2011/10/23(日) 12:16:47|
  2. 地球白書
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地球白書2008-09/クリストファー・フレイヴィン



★★★★★

持続可能な経済に向けて

この年の地球白書では、持続可能な経済に向けて解決すべき諸課題に焦点を当てています。

まず新古典派経済学のイデオロギーや、GDPを追い求めることでは持続可能な経済は不可能だとしています。
そのうえで、既に開発・活用されている代替指標を提示し、これらを活用することを求めています。

そして、持続可能な経済へ移行するために、
資源効率の向上、ライフスタイルの転換、環境負荷の少ない食事への移行、低炭素経済の構築、
排出量取引市場の発展、水資源のマネジメント、生物多様性の価値認識、コミュニティの活用、
モチベーションの向上、インセンティブの活用、投資の活用、貿易の適切なガヴァナンスの確立、
といった要素を挙げ、
それらに対して、国、自治体、大学、研究所、企業、NPO/NGP、コミュニティ、市民、消費者らが、
実際に取り組んでいる、また取り組もうとしている例を豊富に提示しつつ、成功要因と問題点も指摘しています。


興味深かったのは、「共有地の悲劇」という現象についての解説でした。
実はこれを提唱したギャレット・ハーディンは、科学的な研究をせず、推論だけに基づいて提唱していたそうです。
さらに、彼は後に自説の欠陥を認めたそうです。
また、本書では1章を割いて「共有地」有効活用の成功例・失敗例が幾つも登場しますので、
「共有地の悲劇」が無条件に生じるわけではないことがわかります。


なお、本書を通してみてみると1つの矛盾がでてきました。
低炭素社会を目指すためには地産地消費が必要である一方で、
貧困解消を目指すためには国際貿易が必要であるというものです。
本書では貿易ガヴァナンスの章で、これらのバランスが必要とだけ述べられています。
これについてはもう一歩踏み込んで解説して欲しかったと思います。
ただ、難しい問題であることはわかりますので、★を減らすことはしていません。
  1. 2011/10/19(水) 11:57:28|
  2. 地球白書
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ディープエコノミー/ビル・マッキベン



★★★

地域社会主導の経済にむけて

ひたすら経済成長だけを重要視していること(新古典派経済学)が、
自分達を幸福にすることなく(行動経済学より)、地球の生態系を破壊寸前まで追い込んでいる(生態経済学より)。
すなわち、量の追求=質の追求とはならなくなってきているのに、相変わらず量を追い求めている。

これは著者が、人類が一つの種として犯した数ある過ちの中で、かなり上位に位置すると考えているものです。
また、その大失敗の原因は、昔は通用したことを、今後もそうだと思い込んでしまったからだとしています。
そのうえで、これらの大失敗を解決するためには、もっと掘り下げて問うような新しい経済学が必要だと訴えています。


まず、最も身近な食糧について解説しています。
(世界の資産と消費者支出の50%は食料体系に費やされています)
現代農業は大量の食糧を安価に生産しており、これは人類による偉業であると認めています。
(巨大な汚水池、哀れな動物、労働者の酷使、テロへの脆弱性などの問題があるものの、改善可能としています)
一方で、現代農業は、水と石油を大量に使う持続不能な資源に頼った、食のバブル経済を作り上げてきたとし、
我々の食生活を変えなければ取り組むことができない難しい問題であるとしています。

そのうえで、代替案として、小規模農家・有機栽培・地元販売を事例を踏まえて提示しています。
理由としては、大規模農家よりも生産性が高い、石油の使用を減らせる、味がよい、などを挙げています。


次に、個人主義について解説しています。
過去500年の物語は度重なる解放の物語であり、総じて利益をもたらしたと認めています。
一方で、現在ではこれらが行き過ぎており、人々は孤独に見舞われているとしています。
また、孤独は心理学的にも(満足感の低下)、医学的にも(疾病発症率の増大)、悪い状況を生み出すとしています。

そのうえで、代替案として、経済・社会・個人が上手くバランスする地域社会の形成を提示しています。


そこで、地域社会に必要なものとして、事例付きで以下のような要件を挙げていいます。
・ローカルラジオ(自分の周辺に関する事柄を知ることができる)
・分散型エネルギー(送電ロスによる化石燃料の浪費を抑えることができる)
・公共交通機関(徒歩・自転車を除く交通機関よりも安上がりである。化石燃料の浪費を抑えることができる)
・コ・ハウジング・コミュニティ(人と人との触れ合いを生み出すことができる)
・森林計画(大量生産の効率から地元仕入の効率へ、物資の費用から労働力の費用へシフトすることができる)
・地域通貨(地元での消費を促すことで地域の経済基盤をつくることができる)
・直接民主主義(参加者が自分が良い市民である、世の中と結びついていると感じることができる


また、世界の様々な場所で、各々が独自の伝統と資源と希望を考え合わせると何ができるかを考えることで、
量だけを追い求めない地域社会が作られていることを、幾つもの事例で紹介しています。
そしてこれらの例は量の追求を前提としたグローバル経済や経済開発に過度に依存しなくても、
地域社会が自立できることも示している、としています。


著者の基本的な主張は納得できますが、
著者のいわんとする「質」の定義が曖昧であるからか、文章の構成の仕方が上手くないからか、
各々の事例が如何なる「質」を代弁しているのかを読み取るのに少し労力を要します。
またこれらの事例は環境関連本を何冊か読まれている方にとっては既出のものが多いでしょう。

あと、「おわりに」で地球温暖化の危機について強調していますが、
強調するのであれば、本文中でもっと事例や解説を加えて欲しいと思います。
著者のいわんとする「質」の一つが環境保全であるとすれば、なおさらです。

最後に、著者が冒頭で「もっと掘り下げて問うような新しい経済学が必要だ」と述べている割には、
それほど掘り下げられているとは思えません。
地域社会ありきの主張とも受け取れるところもありますし、事例も地域社会のものばかりです。
またグローバル企業(ウォルマートなど)が地域を滅ぼすという主張が何箇所も出てきています。
既存の経済の歪みを指摘することや、それとは異なる経済の実例を提示することはできていますが、
それらをもって「掘り下げて問う」とはいえないと思います。
  1. 2011/09/30(金) 15:31:03|
  2. 持続可能性
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地球の論点/スチュアート・ブランド



★★★

気候変動を科学技術の駆使で対応

本書での著者の主張は、
気候変動は大変なことなので、多少のリスクをはらむ科学技術であっても最大限に駆使して対応すべきである、
というものです。

それに必要な主要な科学技術として「都市化」「原子力」「遺伝子組み換え」「地球工学」などをとりあげ、
多数の文献からの引用を加えながら詳細に解説することで、これらの活用への理解を促そうとしています。

一方で、他の持続可能性や気候変動に関する書籍で取り上げられるような環境活動家らによる取り組みはあまり触れられていません。


著者の気候変動への危惧には同感ですし、必要な科学技術を駆使することにも同意しますが、
科学技術だけに頼り過ぎているという懸念を覚えます。

どれほど素晴らしい科学技術であっても、所詮はヒトがつくったものであり、リスクを完全になくすことはできません。
また、自然を完璧に理解できない状況(本書でも認めています)では、科学技術による介入は想定外の事象を起こしかねません。

本書でも「遺伝子組み換え」で、
遺伝子組み替え作物の種子の飛散をコントロールできない状況が生じていることが(さらっとですが)書かれています。
これは、何が起きるか、どれほどの規模でおきるか、どれだけの期間続くか、わからないものを、自然界に放り出したことになります。

また「原子力」では、
「もしもう一回、大きな事故が起きたら、世界の核産業は決定的な打撃を受けることになる。事故のリスクを最小限にとどめるため、さまざまな工夫がこらされている。したがって、核に関する新しいテクノロジーはかなり安全性が高い」
という引用がありました。
しかし東日本大震災において福島原発が大事故を起こしました。


著者が、気候変動が大変なことだと認識しているのであれば、もっと多面的な考察・提示が必要ではないでしょうか。
  1. 2011/08/29(月) 11:06:32|
  2. 持続可能性
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LOHASに暮らす/ピーター・D・ピーダーセン



★★★★

受け入れやすい持続可能性への取り組み

著者の『第5の競争軸』が良書でしたので、こちらの本も読んでみました。

LOHAS(Lifestyles Of Health And Sustainability)については、
マスメディア等で多少見聞きはしていましたが、その程度の知識・理解しかありませんでした。
しかし、本書を読むことで、その奥深さを知ることができました(今更ながらではありますが)。

本書は、消費者としての市民に主軸を置いてLOHASを解説しています。
(企業については1章分が割かれています。企業に主軸を置いたものが『第5の競争軸』)

LOHASは、社会学とマーケティングの知見から創り上げられた概念とのことです。
従って、地球上の様々な問題(貧困、人権、温暖化、生物多様性など)の解決方法を見据えつつも、
人々の現実の消費マインドや行動を踏まえて内容が検討されていますので、
大勢の方々がストイックにならずに、気軽に取り組むことができるようになっています。

議論は様々あるとは思いますが、
少数の方々しか取り組むことができなさそうなストイックな方法だけでなく、
大勢の方々が気軽に取り組むことができる方法があっても良いのではないかと思います。

但し、本書では、地球上の様々な問題のタイムリミットについては考慮していませんし、
掲げられた方法だけで、これらの問題が解決できるかどうかも検証していません。
あくまでも、今より少しだけでもよいからアプローチしてみましょう、という提言です。
  1. 2011/06/28(火) 08:47:18|
  2. 持続可能性
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プロフィール

I am that I am.

Author:I am that I am.
誇りある日本の復活を望む一日本人

マネジメントは、ビジネス書の知識を得るだけでは上手くいかないでしょう。

日本の伝統から日本ならではの価値創造の源泉を知り、最新の自然科学からヒトの何たるかを知り、また科学的思考力を磨き、国内外情勢から立ち位置を知ることが重要だと思います。

勿論、基本はP.F.ドラッカー。

このブログでは、私が読んだ上記に関する書籍についてのレビューを紹介しています。

ご参考になれば幸いです。

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