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Rising Sun

Author:Rising Sun
リヴァタリアン


マネジメントは、ビジネス書の知識を得るだけでは上手くいかないでしょう。

日本の伝統から日本ならではの価値創造の源泉を知り、最新の自然科学からヒトの何たるかを知り、また科学的思考力を磨き、国内外情勢から立ち位置を知ることが重要だと思います。

勿論、基本はP.F.ドラッカー。

このブログでは、私が読んだ上記に関する書籍についてのレビューを紹介しています。

ご参考になれば幸いです。

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儀式は何の役に立つか/マイケル・S‐Y. チウェ



★★★★

儀式は大衆統治の道具

ゲーム理論によって、儀式の説明を試みたものです。

人には相手との違いを把握し、数の多いほうにつくという本能があるようです。
ゲーム理論では、このことだけを条件として、コンピュータシミュレーションを行うと、
容易に人種・民族・文化で差別するようになる、という結果が得られています。

儀式には何らかの知識が求められ、
それを知っていると得する、知らないと損する状況にしておいて、
為政者がそれを思想・規律・様式などで定めると、大衆はそれになびき、
それらで得た地位や、それらを身につけたコストを正当化・維持するために、
知らない人を見下すことで差別化します。それで階級が出来上がります。

現在の宗教・思想・文化・規律・主義などで、
誰かが何かで階級をつけようとしています。
本書を読んで理解しておくと、他者の言動の意図を勘ぐることができます。
それをもとに自己の意思決定をすると振り回されずにすみます。

対立と協調の科学/ロバート・アクセルロッド



★★★★★

社会科学のスタンダードの有力な候補

社会科学における主要なテーマについて、
エージェント・ベース・モデルを駆使して法則を提示した論文集です。

論文集なのですが、章立ての構成がよく、
かつ本書編集時における著者の論文についての回想もあり、
また、各章毎に要旨と結論、更には参考文献が付記されているので、
非常に内容の濃いものになっています。

また、繰り返し囚人のジレンマに始まり、
進化アルゴリズム、景観理論、貢ぎ物モデル、など様々なモデルが、
章を進めるごとにわかり易く説明されています。

更に、非線形力学の一歩手前まで迫っており、
初版時期としては先進的な内容となっています。

前著「つきあい方の科学」の続編として十分な内容だと思います。

このようなシンプルなモデルと、フィールドワークが相互作用をすることで、
より現実を説明できる豊かなモデルへと進化していくのだと思います。
そして、複雑系理論、ネットワーク理論を上手く統合できれば、
素晴らしい法則になる予感さえしてきます。
その上、脳科学、神経科学、生物学、遺伝学、進化理論などとの整合性もあるので、
この法則が自然科学と人文科学をつなぐ可能性もあると思います。

著者ならびに著者直系の科学者による今後の研究成果を期待してやみません。

つきあい方の科学/ロバート・アクセルロッド



★★★★★

囚人のジレンマはこの1冊で

囚人のジレンマゲームを最も深く、かつわかり易く解説した本です。
しかも単なるゲームルールではなく、様々な分野に適用して検証しています。
更にこのゲームを最も上手く行う方法も提示しています。

また、進化理論を踏まえてこのゲームを発展させると共に、進化理論への新たな視点まで提供しています。

そのうえ、社会における反復囚人のジレンマゲームを展開することで、
複雑系理論で検討されている領域にまで足を踏み入れています。

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