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伝統・科学・世界を知りマネジメントに活かす

日本の伝統・ヒトの自然科学・現在の国内外情勢・マネジメントなどに関する、ブックレビュー

99%の人が知らない「内向的な自分」の磨き方/榎本博明



★★★★★

手軽に読める内向型性格の活かし方

自分がひょっとして内向型では?と思われた方にオススメの一冊だと思います。

心理学の知見を駆使しながらも、
平易な文章であり、各章が簡潔にまとまっていますので、
とてもわかりやすいものとなっています。

なお、内向型性格の活かし方については、
そのヒント・きっかけとなるようなコメントにとどまっており、
具体的な実践については読者自身が考えなければなりません。
ただ、これについては各人各様でしょうから、書きようがないとも思えます。

また、本書に書いてあることを全て行おうとすると大変ですので、
気軽にできることからはじめるのが良いのではないでしょうか。
内向型人間は完璧主義の傾向が強いので、本書を完璧に実践しようとしがちですので。


あと、本書を読んで更に内向型人間に興味を持たれた方には、次の書籍をオススメします。
・マーティー・O・レイニー『内向型を強みにする
・スーザン・ケイン『内向型人間の時代
  1. 2013/08/08(木) 11:11:29|
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内向型を強みにする/マーティー・O・レイニー



★★★★★

実践に重点を置いた内向型の生き方

スーザン・ケイン氏が書かれた『内向型人間の時代』の内容がかなり良かったので(別途レビュー済)、
amazonさんで類書を探していたら本書に出会うことができました。
人間科学の最新知見を踏まえたということでは、本書と『内向型人間の時代』は同じですが、
本書のほうがより実践に重きを置いているところに意義を見出すことができると思います。
(『内向型人間の時代』は人間科学の最新知見の紹介に重きを置いています)

興味を持たれた方には、2冊とも読まれることをオススメします。

なお、本書を電子書籍で購入しましたので、
持っているiphone5で気軽に読むことができるのも良い点だと思います。
  1. 2013/07/26(金) 18:51:08|
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内向型人間の時代/スーザン・ケイン



★★★★★

内向型人間にとって光明となる本

ビジネスでも他の領域でも、成功するのはカリスマ性が必要・外向的であることが必要、
といった根拠のない常識に対して、心理学・脳科学等の人間科学の知見を駆使して、
それらの常識を次々と覆し、内向型人間には内向型人間としての成功の仕方があることを説いた本です。

世界で最も外向的人間が多いと思われているアメリカでさえ、3分の1~2分の1は内向型人間であるそうです。
また、外向型人間がもてはやされるようになったのは、わずか100年ほど前でしかないそうです。
更に、西洋文化と東洋文化では、重用される型が異なっていることも述べています。

そのうえで、内向型人間の気質・性格の肯定的な定義や、外向型社会での振る舞い方などを提示しています。


また、ビジネスに携わっており、
P.F.ドラッカーやジム・コリンズの書籍を読んでおられる方々にとっては、
違和感なく読むことができ、より深い理解が得られると思います。


私自身の経験で恐縮ですが、
私も内向型人間であり、かつ経営コンサルタントという外向型が求められる職に就いており、
本書で述べられている悩みを幾度となく経験してきました。
ですので、本書は私自身にとって親近感があり、また科学的な根拠のある貴重な指南書となりました。


自身が内向型人間だと思っておられる方々は、是非本書を読まれて自分に自信を持って頂きたいと思います。
内向型人間にとっては光明を得られる本だと思います。


なお、本書のタイトル『内向型人間の時代』というのは、よくある誇張表現であり、
決して外向型人間を貶めるものでも、排除するものでもありません。
外向型人間も内向型人間も両方が必要であると本書内で述べています。
  1. 2013/07/08(月) 18:44:37|
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答えはすでにあなたの心の中にある/ロビン・シャーマ



★★★★★

ホンモノの自己啓発書

自己啓発書には、世の中に迎合するためのノウハウを伝えるものが多いですし、
世の中を全く離れてスピリチュアルに生きるためのノウハウを伝えるものも多いです。
しかし、本書は人が人としての本質的な意義を心の中に探し求めるノウハウを伝えています。

更に、自己啓発書には、本人の体験が万人に通用すると思って書かれているものも多いですし、
(その中には自分の成功体験を自慢したいだけのものも少なくありません)
チャネリングによる預言などの根拠に疑問のあるものも多いです。
しかし、私の浅薄な知識に基づけば、本書は仏教、それも密教の教えに基づいている気がします。
したがって、しっかりした根拠をもとに書かれていると思います。

内容ですが、帯のセールストークに嘘はありません。とても濃いものです。
文章はストーリー形式をとっているためわかりやすいですし、
そのうえで、キーメッセージは書かれるべきところで書かれていますので、
体系だって学ぶことができます。

また、世俗の富と、心の富はいずれも追求しても構わないが、
心の富のプライオリティを最優先すべきというメッセージは記憶に残るものでした。
いずれかのみを選択するのではなく、プライオリティをつけて両方求めればよいというのは、
物質世界を生きる我々にとって、本書のメッセージを受け入れやすくさせてくれます。

なお、本書はAmazon Vineプログラムで他に欲しいものがなかったので、
書籍ならつまらなくても売ればいいや、と軽い気持ちでたまたま選んだものです。
それが、当たりの書籍でしたのでうれしい限りです。
早速、著者の他の書籍の購入を検討し始めています。
このプログラムがなければ本書に出会うこともなかったでしょう。
Amazonさんとダイヤモンド社にこの場を借りて感謝したいと思います。
  1. 2012/09/29(土) 10:45:55|
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IQってホントは何なんだ?/村上宣寛





知能に関する諸説の紹介だが...

知能に関する様々な説や、知能の日本における研究の実態を紹介しているという点では評価できます。

但し、著者が賛同する説の説明では相関分析を擁護する一方で、反対する説では相関分析を否定している等、
著者の主張している内容に対して信頼できるほどの説明を得ることはできませんでした。
また、脳科学・神経科学といった自然科学における最近の知見を活用しているわけでなく、
著者の領域である認知心理学内での学術論争の域をでていないという印象を持ちました。

追記(2012/7/3)
2011年3月に、ジョン・ダンカン『知性誕生』という本が出版されました。
遅ればせながらですが、知能に対する重要な脳科学の知見が生まれましたので紹介したいと思います。
この本は、認知心理学という狭い世界の中で学術論証の域をでていない、知能とIQについて、
脳科学が切り込み、その最新知見を紹介することで、一応の決着がついたことを紹介しています。

認知心理学の中では、
知能は1つなのか複数なのか、階層構造なのか並列構造なのか、といった空理空論が繰り広げられてきており、
『IQって本当はなんなんだ?』では、知能は「一つ=IQ」で「一般知能g」が上位に君臨している、としています。
また、ハワード・ガードナーの「多重知能」や、ダニエル・ゴールマンの「EQ」「SQ」を、確たる知見もなく否定しています。

しかし、『知性誕生』を読めば、
認知心理学で学術論争されているどの主要陣営も、事実の一面しか提唱されてこなかったことがわかります。

脳科学者の久保田競氏も『もっとバカはなおせる』で、
「知能とは何か」という命題が、脳科学で取り扱えるようになってきたと述べています。

つまり、これからは、知能を論ずるときには脳科学の知見を活かせばよく、
認知心理学者の確たる根拠も無い、くだらない学術論争を無視することができるようになると思います。

※重要な追記ですので、日付もアップデートします。

用語解説(wiki):知能知能検査 続きを読む
  1. 2012/07/03(火) 16:12:35|
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マッキンゼー式世界最強の問題解決テクニック/イーサン.M.ラジエル





レベル低すぎ

内容としてはA4数枚で済む様な初歩的なロジカルシンキング手法を、よくもこれほどわかりづらくだらだらと書けるものだと思います。

ロジカルシンキングを紹介するのであれば、内容をもっと吟味して、図表を多用して、整理して書いて欲しいものです。

目次だけを見れば上手く整理されているのですが、中身は全くプアです。

『マッキンゼー式』とありますが、マッキンゼーに3年しか在籍せず、しかもパートナーでもない人が書いた本が、このようなタイトルで売られてしまうことに違和感を感じざるを得ません。

また『世界最強』とありますが、世界最低の間違いではないでしょうか。

読む価値は全くありません。

たまたまロジカルシンキングを人に教える機会がありましたので、書棚に眠っていた本書を引っ張り出して読み直したのですが、あまりに酷かったので捨てました。
  1. 2010/04/05(月) 18:54:28|
  2. コンピテンシー
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知的な未来をつくる「五つの心」/ハワード・ガードナー



★★★★

これからの世の中で求められる5つの力

様々な情報が物凄い速度で生み出されている状況に振り回されないために、特定の専門分野で10年程度かけて磨かれる「熟練した心」で、深い心を活用すること。

様々な専門分野が細分化されていく状況において全体像を見失わないために、自分が身を置く分野を超えた知見を積極的に受け入れることで磨かれる「統合する心」で、広い心を活用すること。

より複雑化する世の中で既存の知見を超えた解決策を見出すために、確立された分野からリスクをとって離れることで磨かれる「創造する心」で、新たな心を活用すること。

より多様な個人・文化・社会が日常的に接触する状況において対立を避け、上手く多様性を活用するために、他者を積極的に受け入れることで磨かれる「尊敬する心」で、違いを生かす心を活用すること。

日々新たに生み出される情報・知識を人類・生命にとって正しい形で活用するために、より高い志を持つことで磨かれる「倫理的な心」で、心を意味あることに活用すること。

本書では、これからの世の中の動向を踏まえたうえで必要とされる要素、またこれからの世の中をより適切な方向に進めるために必要とされる要素、について、上記5つの要素を「心(mind)」として整理しています。

ガードナーらしく、自身が身を置く心理学・教育学だけでなく接点となる様々な領域まで視野を広げながら、また理屈だけでなく様々な人物に話を聴くことから、この5つを抽出しています。

またガードナーが提唱した「MI(多重知能・マルチ能力)」との違いも軽めではありますが述べており、彼としては「知能」と「心」を分けているようです。

本書を読む限りにおいては、彼のいう「心」は、気持ち・姿勢・思考を指しているようです。そして「知能」が物事を上手く進めるための道具であるのに対して、「心」は物事を達成するための「知能」の使い方だと受け取ることができそうです。

ただ「知能」も「心」もガードナー自身が提唱しているだけに、これらについて彼自身の捉え方で構わないので、もっと整理されていると、より理解が進むだけに少し残念です。
また最近の脳科学・神経科学の発展で得られた知見をもっと取り込んでいれば
(例えば、感情・思考・知能・知識の違いなど)、この分野の更なる発展の礎になりえると思われるだけに、これも残念です。

あと本書の帯広告に「思考停止に陥った現代社会を救うのは五つのマインドセットを持ったリーダーだ!」と謳っていますが、ガードナーは本書の対象をリーダーに限定しているわけではありません。これは読者をミスリードするのでやめてもらいたいと思います。

一方で同じ出版社で出されていた前著「リーダーなら、人の心を変えなさい」では、読者のニーズを無視して参考文献を削除していましたが、本書では参考文献が記述されていました。本来、参考文献を掲載することは当たり前のことなのですが、改善が見られたこと自体は望ましいと思います。


  1. 2008/05/04(日) 10:24:43|
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知脳革命/ロバート・J・スタンバーグ



★★★★★

知能の統合理論の重要な1つ!

著者は、知能を「分析」「創造」「実践」の3つのプロセス(若しくは構成)として大きく捉え、
その有用性を説得力のあるかたちで提示しています。

また、この観点からIQの偏狭さ、IQ神話がもたらす弊害などを、著者自身の経験も踏まえて訴えています。

知能には、様々な角度からの見方がありますが、以下のものから統合理論ができるような気がします。

・知能の構成(本書、R.J.スターンバーグ)
・知能の領域(多重知能、ハワード・ガードナー)
・思考のくせ(思考スタイル、R.J.スターンバーグ)
・性格のくせ(さあ才能に目覚めよう、マーカス・バッキンガム他)
・感情のくせ(感じる脳、アントニオ・ダマシオ)
・脳の進化(自由は進化する、ダニエル・デネット)

注:ダニエル・ゴールマンのEQは、多重知能の1つとして包含されています。

心理学者が唱える知能については、未だ脳科学で証明されるには至っていません。
(重要な特定部位とその相互関係、ニューラルパターンそのもの、など)
また、ゲノムとの関連、因果も未だ明らかにされていません。

今後、心理学者と脳科学者が互いの壁を乗り越えて、科学的な統合理論を構築していって欲しいと思います。

なお、人の育成・処遇にかかわる方々は、安易な雛型を求めるのではなく、
これらの著書を十分に理解し、そのうえで試行錯誤しながらモデルを幾つも作っていくことが必須です。
(特にコンピテンシーモデルが流行っている時期ですので)
  1. 2008/03/09(日) 16:19:18|
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思考スタイル/ロバート・J・スタンバーグ



★★★★★

思考の好き嫌いがわかる!

本書は、人の思考について、政府をその結晶と捉えながら、
それらのパターンを解きほぐすことによって、スタイル(13種類の因子の組み合わせ)を形成しています。

また、自分自身の思考の好き嫌いを知るための、アンケート項目も列記されています(各因子ごとに8項目)。
実際にやってみましたが、結構あっていました。

本書の思考スタイルがどれほど現在の脳科学で検証されているかは知りませんが、
少なくとも人の思考スタイルは人それぞれであること、違って当然であることは理解できます。

人と協力して何かを成し遂げようとするとき、人を育てるときに役に立つ本です。お薦めです。

なお、著者はもう1冊有益な書籍をだしています。「知脳革命」です。
思考スタイルが機能の種類だとすれば、こちらは機能のプロセスを表しています。
併せて読まれると更に理解が深まります。

また、著者の理論の自然科学による裏づけについては、
アントニオ・ダマシオ、ジョセフ・ルドゥー等の脳科学者が頑張っています。
  1. 2008/03/09(日) 16:14:16|
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1冊でわかる知能/イアン・ディアリ





しょぼい

IQを知るためにはいいと思いますが、知能=IQという定義がもう古すぎます。

今では、認知科学でも脳は一般知能gで定義することはできず、
また脳科学でも脳は並列コンピュータとして見た方が正しいといわれています。

従って、これから知能について知ろうと思われる方にはお薦めできません。
わかりやすいのと、正しいのとでは全く違いますので。

知能について知りたい方には、
ハワード・ガードナー、R・J・スターンバーグを読まれることをお薦めします。

用語解説(wiki):知能指数


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  1. 2008/03/09(日) 13:59:01|
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プロフィール

I am that I am.

Author:I am that I am.
誇りある日本の復活を望む一日本人

マネジメントは、ビジネス書の知識を得るだけでは上手くいかないでしょう。

日本の伝統から日本ならではの価値創造の源泉を知り、最新の自然科学からヒトの何たるかを知り、また科学的思考力を磨き、国内外情勢から立ち位置を知ることが重要だと思います。

勿論、基本はP.F.ドラッカー。

このブログでは、私が読んだ上記に関する書籍についてのレビューを紹介しています。

ご参考になれば幸いです。

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