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Freedom

Author:Freedom
元経営コンサルタント
専門分野:ヒト

マネジメントは、ビジネス書の知識を得るだけでは上手くいかないでしょう。
また、マネジメントは企業だけのものではなく、国家を含めあらゆる組織体や個人にとっても必須のものです。

日本の伝統から日本ならではの価値創造の源泉を知り、最新の自然科学からヒトの何たるかを知り、また科学的思考力を磨き、国内外情勢から立ち位置を知ることが重要だと思います。

勿論、基本はP.F.ドラッカー。

このブログでは、私が読んだ上記に関する書籍についてのレビューを紹介しています。

ご参考になれば幸いです。

Amazon殿堂入りレビュアー
(2017・2018)
2018/07/18、突然Amazon.co.jpが事前通知なく全レビューをBANしました。
2023年になり、別アカウントでAmazon.co.jpに一部再掲載を始めました。

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イーロン・マスク 未来を創る男/アシュリー・バンズ



👍👍👍👍👍

イーロン・マスク=(スティーブ・ジョブズxP.F.ドラッカー)のバージョンアップ

本書は原著初版が1995年と古い(Tech業界では一昔前)ですので
2021年時点のイーロン・マスク、テスラ・スペースXを知ることはできませんが
何故これほど凄いのかについての原点はよくわかります。

著者が広範な科学技術分野でのテクノロジー・ライターであることから
読み手に科学技術分野での基礎知識があれば、その凄さをよく理解することができる本になっています。

スティーブ・ジョブズのいた頃のAppleはユーザーをワクワクさせ続けてきました。
ビル・ゲイツのMicrosoftはつまらない企業でしたがチャンスをものにする力は他社を圧倒しています。
イーロン・マスクはこの両者を掛け合わせたうえでバージョン・アップした人物とのことです。

市場を独占するようになり傲慢になってしまった今のGAFAMとは真逆の人物・事業だと言えるでしょう。
なお個人的にはビル・ゲイツを評価していませんので、レビュータイトルはビル・ゲイツではなくP.F.ドラッカーとしています
※WindowsはMacの丸パクリ。それをマーケティングの力でデファクト・スタンダードにして大儲けしています

インターネットビジネスからIoT・DXの時代に変化していると言われていますが
その先頭に立ってテスラ・スペースXなどで実績をあげながら
他者・他社からの追随を時間とともに引き離しているのが、イーロン・マスクでしょう。

ジョブズといいマスクといい
このような人たちが必ず登場するのがアメリカ経済の凄さなんでしょうね。

今の日本にこのような人たちに匹敵するような企業家は見受けられませんし
いたとしても「出る杭は打たれる」どころか「引っこ抜かれて潰される」のが日本の産業界ですので
日本経済は失われた30年に留まらずこれからも明るい兆しは見えてきませんね。

アメリカにももちろん既存産業・既得権益などはあり
創造的破壊者であるイーロン・マスクは直接・間接問わず猛攻撃を受けている最中ですが
これからも、これまで以上に既存産業・既得権益を振り払いながら
ワクワクさせる事業を成功させ続けていって欲しいですね。

ドラッカーも言っています。
企業の目的は顧客の創造である
そのためにはマーケティングとイノベーションが最も重要である


イーロンマスクの言葉/桑原晃弥



👎

この本でイーロン・マスクは理解できない
この著者にイーロン・マスクは理解できない


本書の元ネタは「イーロン・マスク 未来を創る男」ですが
(著者は取材をしていません)
イーロン・マスクを知りたければ元ネタ本だけを読めば済みます。

この本でイーロン・マスクを正しく理解することは不可能ですし
まず著者自身がイーロン・マスクを正しく理解できていません。
明らかに著者の能力・知識・経験が欠けています。

元ネタ本から選ばれた「言葉」は精神論にかなり偏っています。
しかも「言葉」の取り上げ方が元ネタ本から歪められているものも少なくありません。
言葉の解説も既存のビジネス書を超えるものではありません。

昭和時代の精神論(根性・努力)が好きな
時代遅れのビジネスパーソンをターゲットに
イーロン・マスクを歪めて伝える企画だったのか
もしくは
著者自身が昭和時代の精神論から離れられず
時代遅れになっていることさえ自覚できずに書いたのか
の何かではないかとさえ思えてきます。

YouTubeでの良質な動画の方がよほどイーロン・マスクを正しく捉えています。

イーロン・マスクについて書籍で理解したいと思い手に取った本ですが
これは最悪・最低です。

イーロン・マスクはもとより、元ネタ本&著者に対して無礼千万な本です。

イーロン・マスクを知りたい方は読んではいけない本だと言えるでしょう。


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