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Rising Sun

Author:Rising Sun
元経営コンサルタント
専門分野:ヒト

マネジメントは、ビジネス書の知識を得るだけでは上手くいかないでしょう。
また、マネジメントは企業だけのものではなく、国家を含めあらゆる組織体や個人にとっても必須のものです。

日本の伝統から日本ならではの価値創造の源泉を知り、最新の自然科学からヒトの何たるかを知り、また科学的思考力を磨き、国内外情勢から立ち位置を知ることが重要だと思います。

勿論、基本はP.F.ドラッカー。

このブログでは、私が読んだ上記に関する書籍についてのレビューを紹介しています。

ご参考になれば幸いです。

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春秋戦国志(上中下巻)/安能務



★★★★★

著者の「韓非子」をベースにした春秋戦国時代の物語(逆かも知れません)

上巻の最初半分までは正直全く面白くなかったです。
読むのをやめようかとも思いましたが、
せっかく買ったのだから一応続けて読んでみようと思いました。
そしたら、上巻の後半から中巻を経て下巻の最後まで一気読みするぐらい面白かったです。

著者の「韓非子」を読んでいましたので、
「韓非子」で登場するエピソードが、時系列で物語仕立てで書かれてありましたので、
「韓非子」の理解にも非常に役立ちました。

チャイナの歴史については、この時代が個人的には最も興味深いですし、
またチャイナの共産主義以外の思想は、この時代にほぼ出尽くしていますので、
二重の意味で楽しむことができます。
また西暦前のこの時代に、西洋のルネッサンス以降と同じように近代化しながらも、
その後退化して現在に至っていますので、この時代が色んな意味で最も参考になります。

また最後は当然、秦の始皇帝で終わるのですが、
かなり物語が圧縮されていますので、始皇帝に興味がある方は、
著者の「始皇帝」を読まれることをお勧めします。
こちらもKingdomとは違った意味で面白いです。

一度読んだだけでは、吸収しきれませんので、
「韓非子」「春秋戦国志」「始皇帝」を読み回しながら、
少しずつ理解を深めたいと思います。


始皇帝―中華帝国の開祖/安能務



★★★★★

始皇帝へのイメージがかなり変わりました

著者によれば、
始皇帝が韓非子に基づく法治国家を作ろうとし、
孔子の人治国家を却下したことから、
後の儒家達に逆恨みされ、
悪虐非道の独裁者という印象を延々と刷り込み続けてきたために、
始皇帝のイメージが極めて悪くなってしまった、とのことです。
さらに、同様に韓非子のイメージまで悪くなってしまった、とのことです。

本書では、
統一帝国を築き上げ、
500年以上続いた春秋戦国時代を終わらせ、
秦帝国を安定・維持することで民を安らかにするために、
始皇帝は必要不可欠かつな存在であったとされています。

ただし、
韓非子の掲げる法治主義の下に皇帝自身が組み込まれることに意を唱え、
法の上に皇帝自身を位置付けたことが、
秦帝国が長続きしなかった理由であったとされています。
法治国家は賛成でも、今で言う立憲君主制には反対だったと言う事です。

キングダムが話題になっており、アニメをみていましたので、
脚色を排した始皇帝の実像を知りたくなり本書を手に取りました。
著者の解釈ではあるものの(実際は誰にもわかりません)、
始皇帝の実像を知ることができたのは収穫でした。

本書に触発されて、著者の手による「韓非子」も読み始めています。
まだ読みかけで、かつ読み進めるのが容易ではない本ではありますが、
なるほど、と思わせる内容満載です。

なお、
韓非子と孫子を合わせると、
現在CCPが行っている超限戦になるのでは、と思いました。

米中戦争が既に始まっており、
またアメリカ大統領選挙に絡み米国内が混乱の極みに達していますので、
これらの情勢を理解するためにも、
韓非子・孫子は読み込んで理解しておく必要があるのではないか、と思います。

「三流は三国志を読み、二流は孫子を読み、一流は韓非子を読む」という格言があるそうです。
孫子は好んで読んでいますので、韓非子もこれからしっかり学んでいこうと思います。


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