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Rising Sun

Author:Rising Sun
元経営コンサルタント
専門分野:ヒト

マネジメントは、ビジネス書の知識を得るだけでは上手くいかないでしょう。
また、マネジメントは企業だけのものではなく、国家を含めあらゆる組織体や個人にとっても必須のものです。

日本の伝統から日本ならではの価値創造の源泉を知り、最新の自然科学からヒトの何たるかを知り、また科学的思考力を磨き、国内外情勢から立ち位置を知ることが重要だと思います。

勿論、基本はP.F.ドラッカー。

このブログでは、私が読んだ上記に関する書籍についてのレビューを紹介しています。

ご参考になれば幸いです。

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誰も教えてくれない 真実の世界史講義 中世編/倉山満



★★★★★

中世の世界史の舞台はユーラシア、主役はモンゴル・イスラム

教科書では、中世の世界史はチャイナとヨーロッパですが、
これはただ単に世界史教科書を執筆・編纂している方々の専門がそうである、
というだけの理由であり、事実がそうである、ということでは全くありません。

中世の世界史の舞台はユーラシア、主役はモンゴル・イスラムです。

日本は、賢明にも殺し合いの続くユーラシアからさっさと離れましたので、
ユーラシア側から手を出してこない限り世界史には登場しません。

チャイナは列強に囲まれ、多民族の侵略を含めた易姓革命を繰り返し、
プロパガンダとは逆に中華とは全く言い難い状況がずっと続きます。
宮脇淳子氏によれば、
チャイナが「中華」を言い出すときは自分達が弱体化したときだそうです。

ヨーロッパでは、十字軍を代表とした宗教の名の下の殺戮が繰り返され、
イスラムが保存していたギリシャ・ローマ時代の遺産がなければ、
ルネッサンスを迎えることなど到底無理でした。

チャイナもヨーロッパも
自分たちの都合の良いように歴史をプロパガンダしますし、
それにかぶれた日本の歴史学者が教科書を作ります。
それに騙されないようにしなければなりませんね。

世界の歴史はウソばかり/倉山満



★★★★★

世界で1番愚かな国民性の国は今の日本

「世界で1番素晴らしい国民性の国は、昔の日本」
これは、本書の「おわりに」で著者が本書の結論として掲げたものです。

本書は、「国民国家論」という切り口で、
フランス・チャイナ(コリア)・ロシア・アメリカ・ドイツ・イギリスを挙げ、
それぞれの国において、国民国家へのプロセスの歴史的事実を提示し、
これらと日本を比較することで、
如何に日本が古来から皇室を中心とした立派な国民国家であったかを示しています。

※上記で挙げた各国は、著者の「嘘だらけの○○近現代史」シリーズを再編したように思えます。

各国国民国家へのプロセスの歴史的事実を知り、
そのうえでしたたかに付き合うことも重要です。

しかし最大の問題は、
何故、昔は1番素晴らしい国民性を持っていた日本が、
今は1番愚かな国民性に成り下がってしまったのか、
を直視し、その原因を理解し、打開策を検討し、戦略を練り、再起動させるのか、
ということです。

この問題を解決しなければ、
いくらチャイナやダブルコリアを批判・非難し続けていても、
相手には全く届きません。

大東亜戦争敗戦後、危機は常にあり続けています。これからもあり続けます。
国家のトップ層には、日本を自主独立させるための、国家観・大戦略・智恵・決意・覚悟はありません。
※いまだに、北朝鮮による拉致被害者を取り返せないのがその証拠です。現行憲法9条が原因ではありません。

日本国民一人ひとりが、今の日本の現実を憂い、正しく学び、賢く声をあげることで、
またそのような日本国民が増えていくことで、
国家のトップ層にプレッシャーを与え続けていくことが重要だと思います。

誰も教えてくれない真実の世界史講義 古代編/倉山満



★★★★★

西洋至上主義・中国至上主義の世界史からの脱却

西洋かぶれ、中国かぶれの歴史学者によって作られた教科書とは異なり、
古代史において中核をなす地域・国家を中心に据えて世界を解説しつつ、
同時代の日本の歴史と世界との関係をも併せて解説した名著だと言えるでしょう。

シリーズものということですので、次作も読ませていただきたいと思います。

国際法で読み解く戦後史の真実/倉山満



★★★★★

世界を再文明化するための日本の役割は大きい

ウェストファリア体制により国際法が生まれ、近代が文明化され、相手を殲滅する総力戦の時代が終わりました。
日本はヨーロッパに文明国として認められるために、ヨーロッパという地域限定の国際法を世界で最も忠実に遵守する国となりました。
日清日露戦争や大東亜戦争でも、日本は国際法を忠実に遵守しました。
これによって、ヨーロッパ地域限定の国際法を世界の秩序にすることに貢献してきました。

しかし、国際法を理解できない、敵と味方の区別がつかないアメリカの傍若無人な振る舞いによって、
世界秩序であった国際法が無視され、アメリカが活動すればするほど、世界が野蛮になっていき、現在に至っています。
特に民主党大統領であった、ウッドロー・ウィルソン、フランクリン・ルーズベルト、ビル・クリントンが世界を無茶苦茶にしてしまいました。

野蛮な現代において再文明化するためには、国際法を忠実に守り抜いてきた非ヨーロッパである日本の役割が大きいと思います。
そのためには、継続して国際法を忠実に守りつつ、抑止力としての力を蓄えて、世界に対して対等にものが言えるようにならなければなりません。
また、国際法を理解したうえで破るロシア、そもそも法を理解できないチャイナ、そもそも人の道を理解できないダブルコリアに囲まれているので、
日本が自らを守り抜くためにも、抑止力としての力を蓄えて、パワーバランスを均衡させる必要があります。

そのためには、世界の近現代史、その中での日本の近現代史について、日本を貶める国内外のプロパガンダに惑わされず、正しく理解し、
東京裁判史観・自虐史観の洗脳から脱して、帝国憲法をベースとした自主憲法を制定し、自衛権を行使するための軍事力を保持することで、
戦前の先人達が築き上げてきた世界に冠たる日本を再構築しなければならないでしょう。

また、このことは、大東亜戦争で日本が解放・独立を支援したアジア諸国からの賛同も得られることでしょう。

本書は上記のことをしっかりと伝えてくれました。

本書の姉妹書である「国際法で読み解く世界史の真実」も併せて読まれると更に理解が深まると思います。

国際法で読み解く世界史の真実/倉山満



★★★★★

国際法を基準にして各国の動きを判断するというのは有益ですね

著者の「嘘だらけの○○近現代史」を全て読みました。
このシリーズ全6冊(現時点)は何れも有益な情報を与えてくれましたが、
国際法を基準にして各国の動きを整理している本書の方がかなり読みやすいものになっています。

国際法とその運用実態を知り、これを武器にして外交を行うことの重要性がよくわかりました。
一方で、国際法を武器にするためには、背景としての軍事力や経済力といった国力が必須であることもよくわかりました。
日本人は隣国のように歴史を捏造して世界中にプロパガンダを行うのは穢れていると考える民族ですので、
国際法を武器に、真実に基づいて堂々と世界と渡り合うのが良いのではないでしょうか。

本書によれば、日本は明治以降国際法に違反したことがなく、従って外国に文句を言われる筋合いは全くないということです。
国際法は人が作り上げたものですから、解釈はいろいろとあるでしょうけれど、だからこそ自国に有利に国際法を使うべきでしょう。

一方で、日本の周辺諸国は酷いものです。
国際法を知り尽くしたうえで破るロシアは、ある意味理性的ですので、付き合い方も理性的に考えればよいと思うのですが、
チャイナは国際法なんか関係ない、ダブルコリアは国際法を理解できないという近代以前で止まっているというお粗末さです。
こういった国とは付き合いたくはないのですが、隣にある以上は、そういった国であることを前提に付き合わざるを得ないでしょう。
そのためには、日本が自らの力を増大させる以外にはないでしょう(軍事力、経済力、文化力、技術力など)。

また、西欧諸国も決して褒められたものではありません。
イギリスは必要は法に優先するという理屈で国際法を破ったうえでそれを世界に認めさせようとし、
ドイツは何でも他人のせいにして自分たちは悪くないと言い張り、
フランスは如何なる状況下でも自分を大国に見せようとしているようです。

そして、世界最強国家であるアメリカが最も野蛮で、国際法と国内法の区別がついていないというのが、世界を混乱に陥れています。
西欧で大量の血を流した末に出来上がったウェストファリア体制を、
ウッドロー・ウィルソンとフランクリン・ルーズベルトがぶち壊し、近代を中世に逆戻りさせてしまいました。
何れも民主党の大統領ですが、アメリカの民主党は誰にせよろくなことをしません。
やはりコミンテルン・コミュニストの血が入っているということなのでしょうか。

いずれにせよ国際合意を得て慣習となった国際法を通して世界を観るという有益な方法を教えてもらったことは価値ありです。
本書が面白かったので、続編でもある「国際法で読み解く戦後史の真実」も予約してしまいました。

日本人だけが知らない「本当の世界史」/倉山満



★★★★★

ゲームのルールを知らないと生き残っていけない

強い国がゲームのルールを作る。
強い国は変わっていく。
従って、ゲームのルールも変わっていく。
そのことに気づかなければ勝つことはできない。

日本の視点から見ると、
明治維新~第一次世界大戦手前までは、イギリスを中心とした西欧列強によるウェストファリア条約に基づく戦争のルールがであったが、
第一次世界大戦からはアメリカが関与することで、アメリカを中心とした総力戦のルールにかわり、現在に至っているとのこと。
西洋が宗教戦争の壮絶さに嫌気をさして何とかして確立した近代の戦争のルール(戦争そのものに善悪はない)を、
宗教戦争の段階で新大陸に抜け出したアメリカが中世の戦争のルール(自分が常に正義であり対戦国は常に悪である)に戻してしまいました。

日本はゲームのルールが変わったことに気づかずに、新しいルールの世界で古いルールに従って行動しているから負けてしまいました。
そしてアメリカの総力戦(南北戦争と同じ)によって、今なお復活することを阻まれています。

それだけでなく、
チャイナはそもそも国際法や戦争のルールといったものが重視される近代に到達しておらず、力のみが支配する世界に生きています。
ここに、朝鮮半島も含まれます。
そして、ロシアは近代的な国際法や戦争のルールを熟知しながら、それを平気で破る国です。

更に、
心理戦としてのプロパガンダも第二次世界大戦から戦争のツールになっていますが、日本はこれが得意ではありません。

このような世界で日本が本気で復活しようと思うのであれば、つまり米中露と対等な力関係を持つ独立主権国家になるためには、
新しいゲームのルールに適合できるよう、明治維新と同じぐらいのことをしなければならないでしょう。
他国を批判するエネルギーがあるのであれば、そのエネルギーを復活に注がなければならないでしょう。
本書によってそのことを重く受け止めされられました。

幸いなことに、F.ルーズベルト陣営が共産主義者であったことがアメリカでも認識されており、
アメリカの草の根保守主義者の中では東京裁判史観が間違っていることが認知されてきています。
更に、その草の根保守主義者の熱狂的な支持で誕生したのがトランプ大統領であり、
安倍首相との関係はかつてないほど良好になってきています。
この機会を最大限に活かして、反日左翼を蹴散らし、日本を復活させるべきでしょう。

国家はなぜ衰退するのか/ダロン・アセモグル&ジェイムズ・A・ロビンソン



★★★★★

シンプルかつ強力な理論

国家の繁栄と衰退は、その国家が採用している政治・経済の制度にかかっていると論じている本です。

その政治・経済の制度は、包括的なものと収奪的なものの2つに分けることができるとしています。
包括的とは、権力や富が幅広く分散し、中央集権による法の秩序の元で公平性が担保されていること、
収奪的とは、権力や富が一部のエリートに集中し、独裁者の裁量若しくは法の秩序の欠落により公平性が歪められていること、と定義しています。

また、包括的な制度を採用し、その正のフィードバックにより更に包括的になることで、より繁栄し、
収奪的な制度を採用し、その負のフィードバックにより更に収奪的になることで、より衰退するとしています。

更に、包括的・収奪的のいずれが採用されるかは、
その国の制度、権力の構造、岐路での決断、歴史的偶然などによって決まってくるとし、
それがいかに小さなものでも後々に大きく影響を及ぼすとしています。

そして、包括的制度は、国民のモチベーションと産業のイノベーションによる創造的破壊を上手く取り入れることによって国家を繁栄させ、収奪的制度は、これらを排除・弾圧することによって国家を衰退させる、としています。

そのうえ、国家として採用される制度のデフォルトは収奪的なものであり、
よほど意識的な決断がない限り包括的な制度を採用・維持し続けることはできない、とされています。


以上が、本書の要約ですが、包括的・収奪的な政治・経済制度というシンプルな枠組みで、
国家の繁栄と衰退の理由をかなり説明できているという点に本書の価値があると思います。
社会科学の分野ですから、本書の枠組みの例外は当然あると思いますが(本書では提示されていませんが)、
本書で採用されている豊富な事例を踏まえると、かなり強力な理論なのだと思われます。

本書でも触れられていますが、開発経済が上手くいかない理由も本書を読めば納得できると思います。
収奪的な制度を採用している国に、いくら経済援助をしても一部のエリートに富が集中するだけですし、
民主主義のルールを形だけ採用させても、一部のエリートがそれを都合のいいように利用するだけです。
最悪の場合には善意による経済開発援助が収奪的な制度をより強固にしてしまう場合もあるようです。

デフォルトが収奪的制度であるが故に包括的制度に移行させるのは容易ではないことですけれど、
制度は人が変えられるものですから、衰退し貧困から脱却できない国(民)が一筋の光明を得られるのは良いことだと思います。


なお、本書が対象としている国家の繁栄と衰退については、
類書として著名な、ジャレド・ダイアモンド氏の『銃・病原菌・鉄』があります。

本書では、『銃・病原菌・鉄』では説明できない繁栄と衰退の実態があるとして、この理論を否定しています。
確かに『銃・病原菌・鉄』は地理的特性によって繁栄と衰退が決まるとしていますので、
本書で挙げられた同一地域での繁栄と貧困の格差の理由は説明できませんから、否定する理由もわかります。
但し、『銃・病原菌・鉄』が、地理的特性だけ繁栄と衰退のかなりの部分が説明可能であると証明した本だと位置づければ、本書と相互補完関係にあるのではないかと思われます。


ちなみに、本書は電子書籍で購入し、iPhone5にダウンロードして読みました。
画面は書籍よりも小さいですがストレスなく読むことができました。
また、片手で持って寝っ転がって読むことができたことが楽でした。
更に、このような良書を常に手元に置いておけるというのもいいと思いました。
この便利さを知ってしまいましたので、『銃・病原菌・鉄』も伝書書籍で購入してしまいました。

昨日までの世界/ジャレド・ダイアモンド



★★★

正しい認識


近代国家より前の世界について流布されている、誤ったノスタルジーやステレオタイプを払拭してくれる本です。
但し、著者の『銃・病原菌・鉄』ほどのインパクトはありませんでした。
また、本書内の具体例はともかく、著者の言いたいことは他の書籍で知見を得ていましたので、
個人的には斬新さを感じることができませんでした。

長い20世紀/ジョヴァンニ・アリギ



★★★★★

資本主義サイクル発展の歴史

本書は資本主義の世界が登場したルネサンス期以降、資本主義がどのように発展したのか、また一つのかたちの資本主義の生成?崩壊というサイクルがどのように起きるのか、そのサイクルの相違点は何か、について、マルクスやシュンペーターなどの先人の知見を検証しつつ組み込みながら、理論構築をしています。

資本主義には、生成?崩壊までの一つの大きなサイクル(100年?200年ぐらい)があり、それは新たな実体経済の拡大⇒その行き詰まり⇒金融経済の拡大⇒その行き詰まりという順序で必ず移行するものである、とされています。

これは、資本が利潤を求めて新たな実体経済に投資するものの、その実体経済が必ず競争激化と成熟化により適正な利潤を得られなくなることで、資本が実体経済から離れ金融商品に移行し、最終的にはそれも限界に達するということからきているようです。

ただし、これで資本主義が終えんするのではなく、そのサイクルに組み込まれ、かつその中心ではない実体経済の力学を持つ中心が金融経済の行き詰まりの段階で発生し、資本が新たな実体経済に向かうことで、次の資本主義のサイクルがはじまる、ようです。

また、資本主義のサイクルが一段進むごとに、資本のパワーと軍事のパワー、内向きのパワーと外向きのパワー、規制のパワーと緩和のパワー、などについて振り子が行ったり来たりしつつ、より規模が拡大し複雑になっていく、ということです。

これらのことを、ヴェネチア⇒ジェノヴァ⇒オランダ⇒イギリス⇒アメリカと資本主義の覇権国が移り変わっていく様を描きながら解説しています。


ただ、原著が1994年出版ですので、バブル崩壊後の日本、台頭するBRICs、9.11以降のアメリカ、については全く触れられていません(勿論リーマンショック以降のアメリカについても)。
邦訳初版が2009年ですので、このあたりの分析や未来予想があるのでは、と思われるかもしれませんが、何もないですのでお気を付けください。


とはいえ、過去数世紀におきた数度の資本主義サイクルをこのようにみせてくれることで、現在の経済の混乱についても、世に出回っている報道や評論とは異なる観点から見ることができます。

実体経済中心の日本の産業のバブル崩壊後からの低迷、実体経済を飲み込んでしまった金融経済とその破綻、アメリカの相対的なパワー低下、などについて様々なことが言われていますが、本書を読むことで、そのほとんどが近視眼的・表層的な反応であることがわかります。と同時に、言われている様々なことでは現在の問題は解消されないということもわかります。

現在の問題は、一つの資本主義サイクルの終えん段階でこれまでも発生してきたことであり、新たな資本主義サイクルが生まれなければ根本的な問題は解決しないということです。

本書を読んでも、現在の問題は何も解決しませんが、少なくとも本質的でない情報に一喜一憂することはなくなると思います。

また企業経営においては、新たな需要を見つけ出してイノベーションを起こすことしかなさそうです。

帝国以後/エマニュエル・トッド



★★

アメリカ嫌いなのはわかるが。。。

強すぎるアメリカに対する通俗的な反米論調とは異なり、アメリカの弱さが故の暴走という独自の観点での論調は面白いと思います。

しかし、「世界の多様性(第三惑星&世界の幼少期)」で見せた広範かつ緻密なデータ分析を踏まえた丁寧な組み立ては本書ではあまり見られません。
他の著作を読んでいませんので、もしかしたら他の著作でのデータ分析を踏まえているのかもしれませんが、それでも本書での展開は「意見」を超えていないような印象を受けます(但し、「文明の接近」ではデータに基づく緻密な分析を踏まえた提言をしていますので、やはり本書には浮いた感があります)。

アメリカに対する気持ちには共感しますし、アメリカの実際の動きについても頷けるものは多いのですが、科学から離れてしまっているのは残念です。

著者解説(wiki):エマニュエル・トッド

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