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Rising Sun

Author:Rising Sun
元経営コンサルタント
専門分野:ヒト

マネジメントは、ビジネス書の知識を得るだけでは上手くいかないでしょう。
また、マネジメントは企業だけのものではなく、国家を含めあらゆる組織体や個人にとっても必須のものです。

日本の伝統から日本ならではの価値創造の源泉を知り、最新の自然科学からヒトの何たるかを知り、また科学的思考力を磨き、国内外情勢から立ち位置を知ることが重要だと思います。

勿論、基本はP.F.ドラッカー。

このブログでは、私が読んだ上記に関する書籍についてのレビューを紹介しています。

ご参考になれば幸いです。

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【図解】ピケティ入門 たった21枚の図で『21世紀の資本』は読める!/高橋洋一



👍👍👍👍👍

元本を読んではいませんが、多分ピケティを理解できたと思います

ピケティの「21世紀の資本」が出版された時に
・本が厚すぎる
・翻訳が山形浩生である(専門書の翻訳クオリティが低いので有名)
・言論人たちが「当たり前のことしか書いていない」と評している
などの理由で読みませんでした

しかし気になってはいましたので
本書を見つけた時には即購入しました

著者が
元本に掲載されている図表から重要な21枚をベースにしていること
これらの図表からピケティの理論をわかりやすく解説していること
から非常にわかりやすい解説書に仕上がっています

元本を読んではいませんが、多分ピケティを理解できたのではないかと思います

明解 経済理論入門/高橋洋一



👍👍👍👍👍

経済理論の基礎を知るための優れた本

著者は「正しい「未来予測」のための武器になる数学アタマのつくり方」という本を出版し
そのなかで経済学・統計・会計を知ることが重要だとしています(本の紹介より)

私自身は会計は知っていますので
著者による経済学と統計のポイントを知りたいと思い
経済学について本書を手に取りました
統計については「図解 統計学超入門」を読みました

本書で取り上げられているのは
確立された経済理論から基礎的かつ重要なものを著者が選択したものです
また著者が選択していますので
自ずと数式がありグラフ化できるものになっています

経済学は特に日本では
理論ではなくイデオロギーに成り下がっていると思います
また著者によれば
日本の経済学者のほとんどは自説を理論化できていない
つまり数学・統計で表すことができていないとのことです

最近ではMMTが何かと取り沙汰されていますが
これは数学・統計による理論化がされていません
それにもかかわらずMMTを推進しようとする経済学者が少なくありません
言論人・政治家も同じ穴の狢とした言いようがありません

確立した経済理論に基づかない経済政策は国民・国家を破滅させるだけです

これまでも、これからも様々な経済理論もどきや経済政策が登場するでしょうが
本書をベースにこれらの是非を見極めていきたいと思います

外交戦 ~日本を取り巻く「地理」と「貿易」と「安全保障」の真実~/高橋洋一



👍👍👍👍👍

ファクト・ファインディングとロジカル・シンキングによる外交政策

他国との関係のあり方について
言論人や政治家をはじめとして
イデオロギー・先入観・感情論に基づく意見・議論が多すぎます
またこのような言論人や政治家などを盲信して
まるで信者のような振る舞いをしている方々も少なくありません

そのような状況下で
ファクト・ファインディングとロジカル・シンキングによる外交政策を提示した
本書は希少価値が高いと言えるでしょう

著者の本はどれもそうなんですが
本の内容を理解すること自体は重要でありながらも
記述内容を丸暗記するためではなく
記述プロセスからファクト・ファインディングとロジカル・シンキングを見出し
それらに基づいて自身を磨くために
書かれていると思います

「バカ」を一撃で倒すニッポンの大正解/高橋洋一



👍👍👍👍👍

ロジカルシンキングの訓練にもってこいの本です

本書のタイトル通り
バカを一撃で倒すために44のテーマについて
よくある論調を著者のロジカルシンキングで瞬殺しています

これ自体役に立ちかつ痛快なのですが
著者のロジカルシンキングを理解し取り込んだり
自身のロジカルシンキングを訓練して高めたり
するために使うことに本来の価値があるのではないかと思いました

本書で取り上げた個別具体的テーマそのものは時代とともに変わっていきますが
本書で学び培ったロジカルシンキングは普遍的なものになります

たまに読み返しながらロジカルシンキングを磨き続けたいと思いました

図解 統計学超入門/高橋洋一



👍👍👍👍👍

統計学がどのようなものかよくわかりました

なにがよくわかったかというと
・統計学をマスターするのは極めて難しいこと
・統計学の前提として数学をマスターする必要があること
・数学には才能が求められ、才能がない人は努力してもマスターできないこと
・数学の才能がない人は無理して数学→統計学を理解しなくてもいいこと
です

数式に拒絶反応を示す私としては
これがわかっただけでも本書は価値ありだと思いました

これまで統計学を学ぼうといろいろトライしてきましたが上手くいきませんでした
本書で無理する必要がないとわかりスッキリしました

なお本書の内容はタイトル通り超入門だと思います
しかしそれでも超入門レベルのことは理解できます
私のような数学の才能がない方にはオススメです

武器としての理系思考/武田邦彦



★★★★★

いかなることを議論・検討・判断・実行・検証するにも最低限必要なスキル

武田先生の番組(虎ノ門ニュース・トモダチTV・幸せ砂時計・ニューソクなど)は
できるだけ観るようにしており、いつも大切な知見・考え方を教えていただいています。
YouTubeで最も観ているのは武田先生の配信動画です。
なぜなら、武田先生の配信動画を観て理解して初めて、思考の準備が出来るからです。

本書はこれらのエッセンスを凝縮したものだと言えるでしょう。
上記番組を観ていても、やはり書籍で読むことで、じっくり味わうことができます。

一般庶民はもとより、権力を持つ人は、その責任を果たすために
本書ぐらいは読み込んで理解した上で活動したほうがいいと思います。
いかなることを議論・検討・判断・実行・検証するにも最低限必要なスキルだと思います。

また本書をしっかり読んで理解した上で、
各々が社会で生きていくために、また仕事で活躍するために、
それぞれの専門分野における科学的知見を吸収し、
最新情報を常にアップデートしておくことが大切だと思います。

会社などで社内・社外の人間関係を良好にするためだけでも
脳科学・神経科学・遺伝学・生物学・進化理論ぐらいは必要でしょうし
(例えば本ブログでの「ヒトの自然科学」カテゴリーの書籍)
昨今話題になっている環境問題・エネルギー問題を正しく理解し、議論するためだけでも
物理学・工学・デジタル&AIぐらいは必須だといえるでしょう。
(例えば本ブログでの「自然科学」「Digital/AI/Tech」カテゴリーの書籍)

つまり自然科学の知見と考え方を理解していないと
正しい意見を持つことも、正しく議論することも、適切な判断をすることも
できないということです。

またこれからの企業経営・戦略、国家運営・戦略などでは
これらの自然科学の知見を前提にしないと必ず間違うことになるでしょう。

いまの日本は、自然科学を無視した議論・検討・判断・実行・検証が横行しています。
それよりもイデオロギー・利権・感情に基づく脊椎反射が幅を利かせています。
これでは日本を破壊してしまいかねません。

反日左翼はもとより日本を破壊するための存在ですので論外なのですが、
自称保守という方々も自然科学を知らず、知ろうともせず、イデオロギーありきですので、
科学的観点から見れば、どちらも同罪と言わざるを得ません。
左翼だから原発反対・保守だから原発賛成という短絡的な発想がいい例です。

国民全員が少なくとも本書を読んで、その内容を理解でき、実行に移さなければ、
科学技術立国日本の復活・発展はあり得ないでしょう。

本書を読まれる方が1人でも増えることを願ってやみません。

あと武田先生にお願いがあります(届けばいいな)。
虎ノ門サイエンスを是非書籍で出版していただけますでしょうか。
また過去の武田邦彦YouTube公式チャンネルでの連載配信なども是非書籍で出版していただけますでしょうか。
アコースティック哲学・世界史など科学者の視点で非常に役立つ情報満載ですので。


自衛隊の弱点/飯柴智亮



★★★★★

米陸軍大佐としての実戦経験がある方の言葉は重みがある

著者の書籍は何冊か読んでいます。
本書でも過去の書籍での提言を繰り返されているものもありますが、
さらに広くかつ深く洞察し、自衛隊の弱点を露にしています。

具体的な自衛隊の弱点については、本書をお読みいただければ納得できると思います。

それにしても、
著者の本を読むたびに自衛隊の脆弱性が浮き彫りになるだけでなく、
自衛隊(というより防衛省・政府)の国防についての思考の浅さ、思考停止状態には辟易します。

これでは、たとえ現行憲法第9条が改正できたとしても、
日本の国防力・抑止力は何も変わらないでしょう。

また、今のまま防衛費を世界標準の対GDP2%にしたところで、
日本の国防力・抑止力が真の意味で強化できるとも思えません。

政府は日本と日本国民を本気で守り抜く気がないと言われても仕方ないでしょうね。

現行憲法第9条が改正できないと何もできないと言っている保守政治家・言論人も、
同じ穴の狢だと思います。

YouTubeやSNSなどで自論を主張している自衛隊OBの言説(元幕僚長も含む)と、
米陸軍大佐としての実戦経験がある著者とでは言葉の重みが全く違います。
自衛隊OBのレベルが低すぎます。
自衛隊が軍隊とは全くいえないことがよくわかります。

著者の主張がもっと数多くの方々に知られ、受け入れられ、広まることを期待しています。

先入観はウソをつく 常識や定説を疑い柔軟な発想を生む方法/武田邦彦



★★★★★

自分自身の先入観は原則疑った方がよいと思わされました

考えるまでもない、日常の基本的な生活はともかくとして、
少しでも思考や判断が伴うような物事については、
自分自身の先入観は原則疑った方がよいと思わされました。

例えば、自然科学の分野についてはそこそこ書籍は読んでいますが、
それでも大自然の摂理と比べれば現在の自然科学はわかっていないことの方が圧倒的に多いので、
そこそこ書籍を読んだからと言ってそれに囚われてはならないと感じさせられました。

自然科学の分野ですらそうなのですから、
人文科学や社会科学の分野については、尚更だと思います。
歴史にしても政治にしても、数多くの書籍で教養を身につけてはきましたが、
それを真理だと思わないようにしなければならないと感じさせられました。

学んできた科学的教養は教養として頭の中に入れておきながらも、
頭を緩めておいて、新たな情報に対して受け入れ態勢を整えながら、
先入観にも囚われず、かつ新たな情報にも囚われず、
自分自身で判断していくことができるようにしていく必要があることを痛感しました。

「正しい」とは何か?: 武田教授の眠れない講義/武田邦彦



★★★★★

「正しい」についての哲学

深いですね。

西洋における「正しさ」が利己主義的なものからきていること、
日本における「正しさ」が空気でつくられてしまうこと、
また「正しさ」には慣性が伴ってしまうこと、
など一見「正しい」と思われるものに対して、
一旦立ち止まって、しっかりと吟味して真理を追求するために必要なことが、
わかりやすく、例を挙げながら、深く解説されています。

科学者として常に真理を追求している著者ならではの本だと思います。

普段著者がYouTubeなどで発言内容を見聞きされている方にとっては、
既出のものが少なくないのですが、
こうして書籍としてまとまったものとして、読んでみると、
考えながら読むことができますので、
頭の中を整理しやすくできます。

今後「正しさ」について迷いが生じたときには、
本書に立ち戻ろうと思います。


他人に踊らされたくないのなら、疑う力を鍛えなさい/武田邦彦



★★★★★

様々な社会的な課題を自然科学的思考法で問題提起してくれる貴重な先生

本書は月刊紙コラムに加筆・修正を加えたものをテーマ別整理して出版された本です。
個々のテーマやトピックについて興味を持って読ませていただきました。

興味深いものが満載ですが、レビュー時点現在にもつながるトピックの例を1つ挙げると、
「再軍備しても日本は守れない」があります。
超要約すると、専守防衛の軍備をどれだけ増強しても、一斉ミサイル攻撃には対処できないということです。
イージス・アショア配備が白紙撤回されて、一部で騒がれていますが、
イージス・アショアが配備されたとしても、一斉ミサイル攻撃が行われれば、全弾撃ち落とすことは不可能です。
このことを、数字を使ってわかりやすく説明しています。

それに加えて個人的に著者に期待しているのは、
個人的に追いきれない自然科学の知見をわかりやすく教えてくださることと、
様々な社会的な課題をタブーなしで、かつ自然科学的思考法で問題提起してくださることです。

様々な社会的な課題(政治・経済など)について、
勿論マスメディアは特定の思想やイデオロギーを持った層に
ターゲットを絞って売り上げを獲得するために、
手段を選ばず情報を垂れ流しますので論外です。

しかし、人文系や社会科学系の専門家(学者・言論人・評論家など)のほとんどの連中や、
自然科学系の専門家であっても金儲け優先・御用学者・権威主義などの連中は、
マスメディアと大差ありませんので、
正しい情報を得ることや、正しい問いを考えることについて、
ほとんど役に立ちません。

そのような状況下で、私が知る範囲では著者だけが、
例外的に自然科学的思考法で正しい問題提起をしてくださっています。

著者の自然科学的思考法が極めて重要であることは、
私自身が自然科学系の書籍を150冊程度読んでみて身をもって学びました。

自然科学系の書籍・著者は
人文科学系・社会科学系の書籍・著者と比べて、
事実の追求・論理的整合性・検証可能性など科学レベルが
圧倒的に優れています。

逆に言えば、
人文科学系・社会科学系の書籍・著者が
如何に非科学的かということも痛感させられました。
科学と呼ぶことさえおこがましいものも決して少なくありません。
特に経済学では単なるイデオロギーに過ぎないものがかなり多いです。
これでは正しい判断はできません。正しい問いもできません。

ですので、著者の書籍・ブログ・ネットを活用しながら、
そのテーマだけでなく、その背景にある自然科学的思考法を学ぶことは、
いい加減な情報が氾濫している現代において非常に重要なことだと考えています。


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