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Rising Sun

Author:Rising Sun
リヴァタリアン


マネジメントは、ビジネス書の知識を得るだけでは上手くいかないでしょう。

日本の伝統から日本ならではの価値創造の源泉を知り、最新の自然科学からヒトの何たるかを知り、また科学的思考力を磨き、国内外情勢から立ち位置を知ることが重要だと思います。

勿論、基本はP.F.ドラッカー。

このブログでは、私が読んだ上記に関する書籍についてのレビューを紹介しています。

ご参考になれば幸いです。

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最強の経済学者ミルトン・フリードマン/ラニー・エーベンシュタイン



★★★

フリードマンの著作を一冊読んだほうがよい

フリードマンの伝記的な書籍です。フリードマンの生涯をさらっと押さえるのには良いと思いますが、これでフリードマンの思想が理解できるわけではありません。

フリードマンを理解したいのであれば、彼の著作を一冊でも読んだほうがよいでしょう。

新しい経済学/西山千明



★★★★★

日本発の経済学

老子、荘子、禅などの思想を取り入れて独自に生成した日本文化の中核をつまびらかにし、
それを上手く活用して自由市場経済を乗り切るための方法を説いています。

主たる内容は、自律した人材を資本として位置づけ、
それらの自己研鑽、他者とのチームワークによる切磋琢磨、企業間のコラボレーションを重視し、
それによって自発的な創発を生成すべきというものです。

これらの内容はビジネス書籍ではかなり書かれていることですが、
経済学者が経済学的に検証しているということと、それを日本の伝統文化と繋げていることに価値があります。

また、日本の文化を活かすといっても、封建主義や終身雇用は適切に否定していますので、
安易な日本特殊論に陥っていないことも価値ありです。

更に、自由市場経済においての企業の意義は、
自由市場経済メカニズムと同じことを、それよりも上手く行うことであると述べています。
ハイエクらの説く自由市場経済と企業が行う命令統制との間にかなりのギャップを感じていましたが、
本書でそれがある程度解消できたことも有益でした。

たまたま手にとってみたのですが、非常に得るものがありました。

著者解説(wiki):西山千明

自由はどこまで可能か/森村進



★★★★★

リバタリアニズムの優れた入門書

本書は、
各種の経済思想・政治思想におけるリバタリアニズムの位置づけ、
リバタリアニズムという名称を使用していて実はそうでないものの提示、
リバタリアニズムの中にも様々な根拠や位置づけがあること、
著者の位置づけを明確にしたうえでの各リバタリアニズムの特徴の解説、
現在のリバタリアニズムに欠けている時間を越えた個人の自由(将来世代)や、
人間という種を超えた動物個体が権利として持つ自由、
などについて簡潔に解説しています。

また法哲学者として、経済主体のリバタリアニズムとは異なった有益な視点も与えてくれます。

更に参考文献も充実しています。

入門書としては相当優れた書籍だと思います。

著者解説(wiki):森村進

「小さな政府」を問いなおす/岩田規久男



★★★★★

素晴らしい本です。

最近の新書はレベルの低いものが多いので敬遠していましたが、
本書は見事に裏切ってくれました。

国民全体が何らかの恩恵を受け取ることができ、
かつ実証されている唯一の思想である「自由主義」に基づいて、
昨今の政治経済を見事に論じています。

しかも、新書にありがちな表層的・断片的な内容ではなく、
しっかりした内容を簡潔にわかりやすく述べています。

これからの政治経済を考えるために、
また政治経済に関する言説の妥当性を検証するために、
本書は必読だと思います。

ハイエク-自由のラディカリズムと現代/エイモン・バトラー



★★★★★

ハイエクの自由主義哲学のコンパクトな要約

本書は、ハイエクの奥深く幅広い自由主義哲学をコンパクトに要約していると思います。
また、特定の領域に限定せず、社会科学全般に対するハイエクの考え方を紹介しています。
更に、ハイエクが自然科学と社会科学の双方に精通しているが故の深い洞察も見えてきます。

特に、現在の社会科学のあり方についての事実を踏まえた警鐘については得るものが多くあります。
社会科学において、本来科学とはいえないものを「科学主義」として批判し、内容を列記していますので、
社会科学における理論や実験結果について、信頼できるものか否かの優れた判断材料を提供してくれます。

なお、ハイエクの哲学が老子と共通点が多いことがわかったのは、想定外の収穫でした。

ハイエクの経済学/G・R・スティール



★★★★★

重要なハイエク考察

本書は、ミルトン・フリードマン曰く、
「ハイエクの研究の最も包括的にして徹底的な考察」とのことです。

ハイエクの幅広く奥深い研究内容について、
マルクスをはじめとする社会主義経済学者、ケインズをはじめとする均衡主義経済学者などとの比較をしながら、
ハイエクの考察が、如何に現実を直視しているか、如何に人の特性を中心としているか、
について解説しています。

実際にビジネスの世界で活動している者として、また人と経済・社会との関係のあり方に興味のある者として、
ハイエクの考察は他の経済学者とは異なり、実用性の高いものだということが再認識できました。

ハイエクは日本(の経済学界?)ではあまり人気がないためか、
他の経済学者と比べると入手可能な書籍が少ないため、本書のような書籍でハイエクの思想・哲学を理解するしかないのですが、
そのような状況であるが故に、本書は価値ある1冊だと思います。

本書を読んで、ハイエク自身の著書に更に触れてみたいと思いました。

ハイエクのポリティカル・エコノミー/スティーヴ・フリートウッド



★★★★

ハイエクの思考フレームに対する分析

本書は、ハイエクの唱える自由主義哲学そのものについての分析ではなく、
その背景にある思考フレームについて、
著者が捉えている存在論・認識論のフレームに基づいた分析です。

従って、ハイエクの自由主義哲学の内容そのものを吟味したり、
代替案を提示したりしているものではありません。

著者のアプローチが学術的にどのような位置づけと役割を果たしているのかはよくわかりませんし、
本書で展開されている分析が著者のアプローチありきのものですので、分析が適切なものかもよくわかりません。

しかし、この分析を通して浮かび上がってくるものは、
結果としてハイエクの洞察の深さを改めて光らせるものです。
社会全般について個々の学問領域にいたずらに分解せずに社会そのものを捉えてようとしていることや、
あくまでも人を中心とした社会のありようを洞察しようとしていることや、
当時の認知心理学を積極的に採用することで、今日の神経科学にまでうまくつながるような基礎を与えていることがわかります。

ハイエク哲学の深さを再認識させてくれるものとなっています。

市場・知識・自由/F・A・ハイエク



★★★★★

自由主義の意味と歴史

様々な意味で使用される自由主義について、ハイエクは歴史を紐解きながら本来的な意味を明確に定義しています。
また、自由主義と民主主義は異なるものであり、民主主義なき自由主義も、自由主義なき民主主義もありえることを説いています。
更に、政治・社会・経済は相互に密接に関連するものであり、その一つを単独では考えてはならないことを再認識させてくれます。

あと、デビット・ヒュームが1740年に出した「人間本性論」において、
既に現在の最新の人間に関する自然科学(脳科学・進化心理学など)でようやく解明されてきた洞察をしていることを
知ることができたのは想定外の収穫でした。

最近の社会科学はとかくより細分化された領域についての研究が多いように思われます。
それはそれで大事なことだと思いますが、ハイエクと本書で取り上げられたハイエクに影響を与えた社会科学者のような、
社会全体を俯瞰した研究も進めて欲しいと思います。

隷属への道/F・A・ハイエク



★★★★★

本当の自由主義

自由主義がとかく自由放任主義だと誤用される傾向が多いのですが、本当の自由主義は、
他者の自由を不当に制限しない範囲で、各個人が自由を自己責任で享受すること、
そのためには特定利益集団が権力を不当に得られないようにするために、権力の分散が必要であること、
更には各個人が競争を通じて、不断の努力を通じて個人だけではなし得ない発展を促進すること、
だとしています。

また、これらを継続して推進していくことは決して楽なことではないのですが、
それを避けるために競争を避けようとする資本家と競争を避けようとする労働者が手を組むことが、
その集団の権力を不当に強化し、他の集団の地位を強制的に貶め、それが全体主義につながる恐れがあることを、
相当な危機感を持って警告しています。

ハイエクの主張は全くの正論だと思いますが、
現在の各国の政治や国際経済を照らしてみると、ハイエクの危惧していることが着実に進んでいるように見受けられます。

本書を読むことで本当の自由主義の考え方を理解し、その上で日常生活で起きていることを理解することが、
今の時代にこそ必要なことだと再認識させられました。

著者解説(wiki):フリードリヒ・ハイエク

選択の自由/ミルトン・フリードマン



★★★★★

人の強さと弱さ

人の強さが自由市場経済を成長させ、人の弱さが政府を膨張させる、ということなのでしょう。
そして、人の強さを十分に理解しているからこそ自由主義を進めるべきだとし、
人の弱さを十分に理解しているからこそ政府の膨張を意識的に抑制するべきだとしているのでしょう。

とかく人間的な側面を経済学は無視しているとの批判がありますが、
人の持つ強さと弱さを理解しているフリードマンにこの批判は当てはまらないと思います。

著者解説(wiki):ミルトン・フリードマン

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