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伝統・科学・世界を知りマネジメントに活かす

日本の伝統・ヒトの自然科学・現在の国内外情勢・マネジメントなどに関する、ブックレビュー

国のために死ねるか/伊藤祐靖



★★★★★

死とリアルに向き合うことの大切さ

死とリアルに向き合うことで、色々と考えさせてくれる本でした。
死と向き合っていない自衛隊が日本と日本人を本当に守り抜くことができるのか?
一方で自衛隊に死を伴う命令を下す程、日本は愛するに足る国家なのか?
政治家や官僚は現場自衛官と同じくらいの緊張感を持って国益のために働いているのか?
などなど

右や左の薄っぺらい言動が一瞬で吹き飛ばされるような、本質に迫ってくる内容でした。
  1. 2018/07/07(土) 11:37:10|
  2. 国防
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日本の軍事力/中村秀樹



★★★★★

日本国民が自衛隊を守ることで、 はじめて自衛隊が国民を守ることができるようになるのではないでしょうか。

本書を読んで現在の自衛隊の実態に愕然としました。
憲法9条を始めとした各種法律による制約でで、
まともな軍隊としての自衛活動ができないことは知っていましたし、
現在の陸海空自衛隊の編成が日本と日本人を守るためではなく、
在日米軍を守るためのものであることも知っていました。

しかし、
防衛省では、
シビリアンコントロールの名の下に現場に出ない文官がいばり散らしていること、
防衛大でクラウゼウィッツも孫氏も教えていないこと、
防衛大に左翼勢力が存在すること、
大東亜戦争を含めた戦史の研究や教訓を踏まえた学習がなされていないこと、
また自衛隊そのものも、
お役所体質になっていること、
平和ボケしていること、
東京裁判史観から脱却していないこと、など
有事の際に自国を守ることなどできそうもないことが
国家安全保障上、暴露して大丈夫かというぐらい、
本書で露わにされています。

多分、自衛隊を軍隊ではない、
とする政治側の無理筋の解釈が続いたことが根本原因ではないかと思います。

自衛隊を軍隊として明確に定義した上で、
名は体を表すと言いますので、名称も国防軍と改名し、
軍法・軍事法廷もしっかりと整備し、
自衛官も叙勲の対象とし(今は対象外)、
本書で挙げられている自衛隊改造計画を積極的に検討するなどし、
これに必要な法整備を行うことが待った無しだと思われます。

大事なことは、
国防に必要なことを実行するのは政府、
国防に必要なことを決定するのは国会、
民主主義国家である日本で国会議員を選挙で選ぶのは国民。
ですので、
自衛隊に日本と日本人を守る力を与え、
実際に守り抜いてもらいたいのであれば、
国民一人ひとりがその意思を選挙で表すことが必要になります。

そのためには、
自衛隊に日本と日本人を守らせたくない勢力による、
反日プロパガンダ・反日工作を見抜き、惑わされないようになることが肝要でしょう。
反日売国野党・メディア・学術界・教育界・法曹界・労働組合・市民団体など、
反日プロパガンダ・反日工作を仕掛けている勢力は少なくありません。
モリカケ問題追及などその典型例でしょう。

日本国民が自衛隊を守ることで、
はじめて自衛隊が国民を守ることができるようになるのではないでしょうか。
  1. 2018/04/21(土) 06:53:44|
  2. 国防
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新軍事学入門/飯柴智亮、内山進、北村淳、佐藤正久 他



★★★★

日本の外交・安全保障の脆弱さがよくわかります

日本に最も欠けているものは、
戦略であり、戦略構築能力であり、戦略を完遂する意思である
ことがよくわかります。

国家レベルでこれらが欠けているということは、
独立国家・主権国家としての必須要素が欠けているということを意味します。

本書では、
安全保障戦略の欠如が、陸海空自衛隊の編成のいびつさに反映され、
個々の自衛隊員が優秀であるにもかかわらず、
結果として日本を守ることができない組織になっていることが、露になっています。
良くも悪くも戦争ばかりしている米陸海空軍にかかわった方々からの提言ですので、
実践経験のない日本の軍事評論家よりも信憑性は高いでしょう。
大東亜戦争で日本が犯した様々な失敗から何ら反省せず、何も学ばず、何も活かされていないということです。

なお本書は軍事の本ですが、
本書を読んで得られた日本の欠陥が軍事面だけでないことに気づきました。
例えば外交です。
本書では元外務省の佐藤優氏が提言をしているのですが、
この人そのものに国益観・戦略観といったものが見受けられません。
本書にこの方の提言を入れているのは反面教師としての役割なのか、と疑わざるをえません。
また本書を離れると、外務省には国益・外交戦略という概念があるとは思えません。

こうやって各省庁を観ていくと、どれ一つとして国益や戦略という概念があるようには思えません。
それもこれも、根本となる国家戦略がなく、それを構築できるだけの人材が政府にいないことが原因ではないかと思います。

戦後レジームからの脱却と言われていますが、
本当に脱却する気があるのであれば、
21世紀の国際情勢と太古から続く日本の伝統を踏まえたうえでのゼロベースでの国家戦略を構築し、
この戦略に基づいてすべての下位戦略をさだめ、目標を決め、実践していかなければならないと思います。

なお、★1つ減らしたのは、佐藤優氏が余分なためです。全削除すれば★5つです。
  1. 2018/03/03(土) 15:13:03|
  2. 国防
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2020年日本から米軍はいなくなる/飯柴智亮



★★★★★

在日米軍はいてくれて当たり前という思考停止に対する強烈な一発

日米同盟があるから、在日米軍がいるから、
日本が戦争に巻き込まれるという反日売国左翼プロパガンダは論外です。

逆に、
日米同盟があるから、在日米軍がいるから、
日本は安心であるというお花畑の思考停止も論外です。
本書はこちらに強烈な一発をかましてくれる本です。

本書では執筆当時の東アジア情勢を踏まえながら、
もし在日米軍が撤退したら日本はどうなるのか、
その時日本が自立して自国を守るためにどうすれば良いのかについて、
軍事的なシミュレーションをしています。
勿論シミュレーションですので本書以外の解もあるでしょうが、
大事なことは、
今の日本の安全保障戦略と国防戦略では日本を守ることはできないという事実です。
この事実を踏まえて日本人が日本を守るという意思を持って戦略を考え抜くことです。
戦略に基づいて抑止力を確実に高めていくことです。
  1. 2018/03/01(木) 20:32:49|
  2. 国防
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日米同盟崩壊/飯柴智亮


★★★★★

日本の安全保障・自衛隊がここまで脆弱とは思いませんでした

日本の安全保障と国防力について正しく冷静に見極めることのできる専門家を探して著者に辿り着きました。
藤井厳喜氏との著書である「米中激戦! いまの「自衛隊」で日本を守れるか」を読んで著者のことを知りました。

本書を読むと、
日本はゼロベースで安全保障戦略と国防力を再構築しなければならないことがよくわかります。
今の日本の安全保障と自衛隊は無茶苦茶としかいえません。
大東亜戦争敗戦に対する反省が全くなされず、なされていたとしても全く反映されていません。
一人ひとりの隊員は真面目だと思いますが、組織としての体を為していません。
このままでは日本が自身で自国を守れないだけでなく、日米同盟を解消されかねません。


日本国内が危機的状況にあることを知るために必読の書だと思います。
  1. 2018/02/26(月) 15:24:21|
  2. 国防
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金の切れ目で 日本から本当に米軍はいなくなる/飯柴智亮



★★★★★

日本防衛のリアルなシミュレーション


日本が自ら自立して日本を守るために必須の
軍事面でのシミュレーションを展開しています。

著者が実戦経験のある元米陸軍大尉であることから、
所謂軍事ジャーナリストとは次元の異なる説得力のある解説がなされています。
例えば、
自衛隊は在日米軍を守るための存在であり日本を守るための存在ではないことを部隊編成の実態から解き明かしています。
地政学的にみて陸上自衛隊に偏った自衛隊編成のありえなさが理路整然と語られています。

すなわち、自衛隊だけでは日本を守ることは不可能だということです。

本書は軍事の物理面を中心に語られていますが、
これと同じくらい心理面・頭脳面も重要なことだと思います。
自衛隊は演習での練度は高いと言われているようですが、
所詮は演習であり、実戦経験が全くありません。

予測不可能な実戦において、
演習と同じレベルで戦えるのか?
場合によっては躊躇なく敵兵を殺めることができるのか?
また大東亜戦争で露わになった、
戦争における戦略構築力のなさ、お役所仕事ぶりは抜本的に解決されているのか?

例えば、
元陸幕長が書いた、軍事リアルという本を読みましたが、
陸幕長がこの程度で日本は大丈夫なのか、と思いました。
国益ではなく陸上自衛隊の視点から物事をみていたり、
孫子の兵法すら正しく理解できていなかったりなど、酷いの一言です。

これら心理面・頭脳面も解決できていないと、
いくら武装しても日本を守ることはできません。
  1. 2018/02/25(日) 10:29:11|
  2. 国防
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軍事のリアル/冨澤 暉



★★

元陸幕長がこの程度で日本は大丈夫なのか?

集団安全保障と集団的自衛権の違いについては、勉強になりました。

ただ、それいがいについては得るものはありませんでした。
あくまでも陸上自衛隊至上主義的な考え方が貫かれており、
現在のあるべき陸海空&宇宙・サイバーの体制については何の知見も得られませんでした。
また、孫氏の兵法も「敵を知り己を知れば百戦して危うからず」以外は知らないようで、
この程度の知識で陸幕長が務まったことにある種の怖さを感じざるを得ません。

自衛隊は現場の士気・能力は高いといわれていますが、
指揮官がこの程度では、先が思いやられます。
現在はもっとまともな幕僚長が着任されていることを祈るばかりです。
  1. 2018/02/11(日) 15:41:50|
  2. 国防
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国土と安全は経済で買える/上念 司



★★★★

戦略と戦略的思考の脆弱な日本と日本人への警鐘

タイトルと内容はともかくとして、
本書は、戦略と戦略的思考の脆弱な日本と日本人への警鐘の本です。

大東亜戦争から現在に至るまで、
上に立つ人材に戦略と戦略的思考がなく、
それを補うために下にいる人材に精神論での活動を強要する、
という状況が続いています。

大東亜戦争の上に立つ人材の愚かさについては、
小林榮太郎氏の「一気に読める「戦争」の昭和史」で詳しく述べられています。

また、企業における上に立つ人材の愚かさについては、
最近の日本企業の体たらくをみれば、明らかでしょう。
また、企業として最も大事な戦略策定をコンサルティング会社に丸投げしているとことで、
既に終わっていると思います。

更に、政治においては、
第二次安倍内閣は
リベラル野党のくだらない反対・反日活動や、自民党内の隠れリベラルや利権集団の抵抗にあいながらも、
よくやっていると思いますが、
それまでは日本や日本人の利益ではなく、政治家自らの利権のための政治活動が目立ち、
戦略や戦略的思考などほとんど見聞きしたことすらありませんでした。

このような状況下で、
本書のように日本の安全保障と絡めて戦略・戦略的思考の脆弱性に警鐘を鳴らすことは、
重要なことだと思います。

ただし、当の著者に高度な戦略的思考があるのかどうかは保留にしたいと思います。
なぜなら、
まず、著者の挙げたロシア、インド、トルコ、ベトナムと組むということは著者でなくても思いつきます。
それ以前に日本と同盟を組むべき国は如何なる基準で選ぶのか、を明確にすることが求められます。
また、経済面だけで繋がった国とは日本の経済が少しでも相対的に弱くなれば、関係は最悪逆転します。
志那と半島が良い例だと思います。
更に、相手の国が価値観を共有し、かつ相手の国から日本と対等に組みたいと思われなければなりません。
そうでなければ、いくら戦略が良くても絵に描いた餅です。
そのうえ、戦略は実行されて初めて意味を持ちます。
戦略を実行するための能力、例えば国家間のタフな交渉力は果たして今の日本に本当にあるのでしょうか。
そして、味方を増やす戦略だけでなく敵と対峙する戦略も必要です。
少なくとも本書では、今すでに起きている危機に対する対処法は書かれていません。
最後に、海外を見渡すだけでなく、国内も見渡したうえでの戦略が求められます。
海外の国々と同盟を結ぶだけでは国内での安全保障問題は解決されません。
このあたりがはっきりしないので、★1つ減らしました。

なお、本書の関連でいえば、
麻生太郎氏の「自由と繁栄の弧」も参考になると思います。

また、地政学的な観点から更に深堀したい方には、
藤井厳喜氏「最強兵器としての地政学」がお勧めです。
というより本書よりもかなり論理的かつ実効的だと思います。

  1. 2017/04/02(日) 13:47:30|
  2. 国防
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プロフィール

I am that I am.

Author:I am that I am.
誇りある日本の復活を望む一日本人

マネジメントは、ビジネス書の知識を得るだけでは上手くいかないでしょう。

日本の伝統から日本ならではの価値創造の源泉を知り、最新の自然科学からヒトの何たるかを知り、また科学的思考力を磨き、国内外情勢から立ち位置を知ることが重要だと思います。

勿論、基本はP.F.ドラッカー。

このブログでは、私が読んだ上記に関する書籍についてのレビューを紹介しています。

ご参考になれば幸いです。

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