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Rising Sun

Author:Rising Sun
元経営コンサルタント
専門分野:ヒト

マネジメントは、ビジネス書の知識を得るだけでは上手くいかないでしょう。
また、マネジメントは企業だけのものではなく、国家を含めあらゆる組織体や個人にとっても必須のものです。

日本の伝統から日本ならではの価値創造の源泉を知り、最新の自然科学からヒトの何たるかを知り、また科学的思考力を磨き、国内外情勢から立ち位置を知ることが重要だと思います。

勿論、基本はP.F.ドラッカー。

このブログでは、私が読んだ上記に関する書籍についてのレビューを紹介しています。

ご参考になれば幸いです。

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国民が知らない 上皇の日本史/倉山満



★★★★★

恥ずかしながら知らないことだらけでした

歴史ドラマで登場する上皇のイメージや、
虎ノ門ニュースでの竹田恒泰氏の解説以外、
上皇についての知識・歴史については、恥ずかしながら全く知りませんでした。

本書の内容は、ほぼ知らないことだらけでした。
読んで本当に良かったと思います。

知らないこと自体は自分の責任なのですが、
天皇・皇室についての正しい知識・歴史を学ぶ授業が義務教育にないのはおかしいと思います。
明らかに文部科学省の積極的不作為ではないでしょうか。
こんな省は要りません。現在の学習指導要領も要りません。教科書検定も要りません。

明治天皇の世界史 六人の皇帝たちの十九世紀/倉山満



★★★★★

皇帝を戴く国家の19世紀の比較論

他国との相対比較で、明治天皇時代の日本を論じるというのは興味深い企画ですね。
比較することで各国の特徴や興亡の理由がより明確になるからです。

比較対象は、19世紀に皇帝を戴いていたイギリス・オーストリア・ドイツ・ロシア・チャイナです。

そして、日本とイギリスだけが19世紀を生き抜いたとのことです。

理由は、
オーストリア・ドイツ・ロシアが立憲君主制ではなく、親政であったこと(責任が君主に跳ね返ってくる)
ロシア・チャイナが文明国ではなかったこと(人を殺してはいけないという建前が通じない)
日本・イギリスだけが民主主義であったこと(政府の批判をしても殺されないこと)
ということです。

また、
著者の『天皇がいるから日本は一番幸せな国なのです』で、
世界比較で立憲君主制が最も安心な国を作ることができる
立憲君主制を廃止した国はことごとく不幸になっている
とありました。

ですので、日本・イギリスが立憲君主制を貫いたことも理由となります。

その上で、
明治天皇が賢君であり、「影法師」徳大寺実則侍従長が賢臣であるという、
立憲君主制最高の組み合わせが、明治天皇御崩御まで続いたことが、
明治日本にとっての強みでした。

一方で大東亜戦争ではどうだったか。
昭和天皇は賢君であったが、政権が愚鈍であったために、
第日本帝国は消滅しました。

ただし終戦の決断においては、
鈴木首相による大政奉還により、帝国憲法の規定に従い御聖断を下したことで、
昭和天皇が亡国から日本を救いました。

天皇陛下がいらっしゃらなければ、日本は存在し得ません。
天皇陛下がいらっしゃることで、日本は存在し得ます。

天皇陛下が日本で最も、日本と日本国民を愛していらっしゃることは間違いありません。

しかし今、臣下である政権が愚鈍であることで、日本は最悪な状況です。
賢臣と呼ばれるに相応しい政権・政治家を国民一人ひとりが、十分に吟味して選ぶ必要があると思います。
それが立憲君主制を上手く機能させるための、正しい民主主義制度の使い方ではないでしょうか。

あと愚鈍な政権は、自ら恥を知る能力を持つ必要があります。
そして自ら愚鈍であると自覚し恥じることができたら、
平時であれば内閣総辞職、有事であれば大政奉還すべきではないでしょうか。

天皇がいるから日本は一番幸せな国なのです/倉山満



★★★★★

先例・男系・直系

レビュータイトルは、
著者が皇室について「せめて大事な順に三つのことを覚えて欲しい」と教えているものです。

日本は世界最古の立憲君主国です。
世界比較で立憲君主制が最も安心な国を作ることができます。
(立憲君主制を廃止した国はことごとく不幸になっている)

なのに、なぜ戦後70年余絶えず皇室を貶め、廃止しようとする動きが絶えないのか。
日本国憲法がソ連・コミンテルン製の共産主義憲法だから、というのが理由でしょう。
そして、宮沢俊義はじめとして、彼のポチである憲法学者と内閣法制局がこれを擁護していることが理由でしょう。
更に、国内にいる左翼・共産主義勢力がこれに便乗して護憲活動をしていることが理由でしょう。

とすれば、皇室存続については、
立憲君主制vs共産主義&Dupesとの戦いと言っても間違ってはいないでしょう。

日本と日本国民を最も愛していらっしゃるのは間違い無く天皇陛下です。
そのために現行憲法において歪められた解釈での「象徴」というお立場において、
全身全霊を込めて戦い続けられておられます。
ですから、
日本人である私たちは、
天皇陛下と皇室を共産主義から全身全霊を込めてお守りする必要があるのではないか、
と思います。

江崎道朗氏著『天皇家 百五十年の戦い』も併せてお読みいただくと理解が深まります。

天皇家 百五十年の戦い/江崎道朗



★★★★★

日本と日本国民を最も愛していらっしゃるのは天皇陛下だということが痛いほどよくわかりました

コミンテルンハンターの異名を持つ著者が皇室についての本を出版されたので興味を持って購入しました。

読み終えてわかったのは、
日本と日本国民を最も愛していらっしゃるのは天皇陛下だということ
そのために現行憲法において歪められた解釈での「象徴」というお立場において戦い続けられておられること
です。

そこらの保守論客など足元にも及びません。
日本政府・各政党・国会議員・官僚の体たらくぶりがあまりにも酷く、日本と日本国民を蝕んでいるため、
陛下は全身全霊を込めて愛する日本と日本人のために戦い続けられておられます。

日本に、天皇陛下・皇室があって本当に幸せだと思いました。
もしなければ、日本は滅んでいたのではないでしょうか。

いま、国内に天皇陛下・皇室を無きものにしようという勢力がうじゃうじゃしています。
共産主義者・反日左翼は分かりやすい例ですが、女系・女性天皇肯定論者なども同じ穴の狢です。
皇室行事に対して政教分離を理由に反対する連中もそうですね(本来の政教分離は意味が違います)。
内閣法制局も宮内庁もそうですね。

日本は、立憲君主国です。
日本は、一君万民・君民共治の国です。
日本では、陛下と国民は大御心と大御宝の関係です。

陛下が全身全霊を込めて愛する日本と日本人のために戦い続けられておられるのですから、
日本人である私たちは、全身全霊を込めて陛下をお助けする必要があるのではないか、と思います。

倉山満氏著『天皇がいるから日本は一番幸せな国なのです』も併せてお読みいただくと理解が深まります。

帝室論/福沢諭吉



★★★★★

議会制民主政治・政党政治の弱点や限界を見据えた皇室の積極的な在り方

さすがは福沢諭吉翁というべきか。
議会制民主政治・政党政治の黎明期において、
既にその弱点や限界を正しく見極め、
これらを見据えた上で、
日本の未来を正しく導くために皇室の積極的な存在意義を提示しています。

議会制民主政治・政党政治が俗なるもの、唯物的なものにならざるを得なくなるが故に、
皇室が聖なるもの、精神的な存在として積極的に役割を果たしていく必要があるとしています。

日本古来の文化や芸術の保護、
政治の介入しない教育の普及、
合理では解決できない福祉の促進など、
現在の政治ではなかなかうまくいかない分野について、
皇室に独自の財産を付与した上で皇室にお任せした方が国民の理解が得られるとしています。

アメリカによる占領条約である日本国憲法下での皇室の国事行為と比べると、
かなりの開きがあるとは思いますが、
この開きは単に東京裁判史観の洗脳によるものに過ぎません。

日本は立憲主義のもとで、君主制でもあり民主制でもあります。
この際、ゼロベースで君主制と民主制のベストミックスを
検討してみてもいいのではないかと思います。

日本人として知っておきたい皇室のこと/日本会議 編



★★★★★

皇室の祈りを知り、それに応えることが大切ですね

125代続いている万世一系男子の歴代天皇と今上陛下による、
命を懸けた祈り(大御心)を日本人はもっとよく知る必要がありますね。
そして、その祈りに対して浄明正直に感謝するとともに、
祈りに対して応えていくことができるように、
また祈ってくださってきた皇室制度がこれからも永遠に続くように、
していくことが大切ですね。

本書を読んで、そのような気持ちになりました。

宮中祭祀は天皇の国事行為として行えるようにすべきですね。
アメリカによる占領条約である、
日本国憲法を破棄して帝国憲法21世紀版にするか、
日本国憲法を換骨奪胎して帝国憲法の重要条項を取り入れるか、
いずれにせよ、天皇に関する条項は第9条と同じくらい改正が必要ですね。

日本人として知っておきたい皇室の祈り/伊勢雅臣



★★★★★

日本人に生まれてよかった!

神代の時代から今に至り未来永劫続く
男系男子による万世一系の天皇の祈りに守られた日本人は
世界で一番幸せな民族ですね。

本書を読んで改めて日本が君民一体の民族国家であることがよくわかりました。
そして天皇・皇后の大御心が日本人だけでなく世界中の人々にまでいきわたり、祈りを捧げていることもよくわかりました。
天皇・皇后にとって日本人だけでなく、世界中の人々が大御宝なんですね。
このような君主は世界中のどこにも歴史上のどこでも日本以外には存在しないと思います。

日本人は天皇・皇后の大御心に応えなければ失礼ですよね。
そのためには、神代の時代から今に至る男系男子による万世一系の天皇の系統を未来永劫続くように支えなければなりませんね。
それが私たち日本人に、また世界中の人々に祈りとしてまた巡ってくるのですから。

なお、本書では紹介されていませんが、天皇の祈りの源になっているものがありますので紹介しておきます。

三大神勅
日本書紀の天孫降臨の段で天照大神が孫の瓊瓊杵尊らに下した以下の3つの神勅
天壌無窮の神勅
葦原千五百秋瑞穂の国は、是、吾が子孫の王たるべき地なり。爾皇孫、就でまして治らせ。行矣。
宝祚の隆えまさむこと、当に天壌と窮り無けむ。
宝鏡奉斎の神勅
吾が児、此の宝鏡を視まさむこと、当に吾を視るがごとくすべし。与に床を同くし殿を共にして、斎鏡をすべし。
斎庭の稲穂の神勅
吾が高天原に所御す斎庭の穂を以て、亦吾が児に御せまつるべし。
(出典:Wikipedia)

天皇は本当にただの象徴に堕ちたのか/竹田恒泰



★★★★★

現憲法典においてすら、125代続く万世一系の皇統とその権威は受け継がれている

憲法について、特に天皇に関する記述について考え、論じるのであれば、本書は必読の書です。
博士論文の抜粋ということもあり、知的好奇心をくすぐられ一気に読み通してしまいました。
私自身の不勉強もあって、目から鱗の内容もあり帝国憲法と現憲法について一段深く理解できました。
・天皇の国政の関する関与は両憲法間でそれほど違いがないこと
・帝国憲法における天皇の権威の源は神ではなく皇祖(神武天皇)皇宗(歴代天皇)の万世一系であること
・帝国憲法における天皇の権威の源から神を除いたのは、形而上学的論争を避けるためであったこと
・帝国憲法でも天皇は人間として位置付けられていること
・昭和天皇による戦後のいわゆる「人間宣言」はマスメディアによるプロパガンダであったこと

また本論文の主題の一つである宮沢俊義教授の八月革命説ですが、完全に論破されています。
というか本書を読む限り八月革命説はなんらかの意図ありきで無理矢理立論されたものであり、
それが故に内部矛盾が生じていたり、また帝国憲法の統一解釈を無視していたりなど、
とてもまともな説とは思えません。
何故このようないい加減な説が戦後日本の憲法学界の主流になっているのか理解に苦しみます。

なお、本書を読むに際して古事記や帝国憲法を知っておいたほうが理解が進むと思いますので、
以下の本を読まれることをお勧めします。
竹田恒泰氏:現代語古事記古事記完全講義
相澤理氏:「憲法とは何か」を伊藤博文に学ぶー「憲法義解」現代語訳&解説ー

あと気になるのが、
著者の本博士論文の指導をされておられる小林節氏の発言の中に、
「明治憲法」「天皇制」というものがあることです(著者との対談にて)。
「明治憲法」は帝国憲法を否定したい人が使う言葉だと聞いていますし、
「天皇制」は日本共産党が使っている造語だと聞いています。
私の認識が間違っているのであれば、認識を変えなければなりませんが、
そうでなければ、あまり気分の良いものではありません。

来年、博士論文完全版が出版される予定とのことですので、こちらも是非読ませていただきます。

おまけ
本書は天皇について帝国憲法と日本国憲法を比較考察した論文です。
ここで何故、GHQに押し付けられた国際法違反である占領憲法の肯定を前提として比較するのか、
という意見があると思います。
個人的には、
日本国憲法は破棄し、
帝国憲法とこれに込められた想いを受け継ぎながらも、
帝国憲法制定から大東亜戦争敗戦までに露呈した不具合を改め、
かつ21世紀の国際情勢などを踏まえた憲法を、
日本人自らの手で新たに制定すべきだと思っています。
ただ、これが容易でないことはわかっていますので、
次善の策として「減憲」が適切だと思っています。
本来破棄すべき現憲法に「加憲」するなど論外だと思っています。
しかも憲法典に全てを記述する必要はありません。
例えば現憲法9条ですが、第3項追加ではなく、第2項削除が適切だと思います。

このような意見を持つ者としては、何故、現憲法を肯定した上で比較考察するのか、
という意見は持っています。
ただし、今の憲法学会・憲法学者のレベルがあまりにも低く、またあまりにも左巻きなので、
また国会での憲法改正議論も稚拙であり、現憲法破棄などとても期待できませんので、
本書のように現憲法ありきかつ初歩的なところから論文で挑むしかないのだと思います。

日本一やさしい天皇の講座/倉山満



★★★★★

それでも続いた万世一系の天皇の系譜

歴代天皇ごとに歴史を要約して記述している形式は古事記の続きのように思えました。
万世一系の天皇ですが、時代によって盤石だったり脆弱だったり、いろいろあったことがよくわかりました。
また一部の保守論客が天皇・皇室を美化しすぎていることもよくわかりました。
歴史に様々なな解釈が当然出てくるのですが、少なくとも歴史を一通り理解しておかないと未来への判断ができないこともよくわかりました。
それでも系譜は続いているのですから、やはり凄いことであり、日本人として、また世界に向けて誇れることだと思います。
日本の歴史・伝統・文化の中心である天皇・皇室をそのまま継続させることに反対しようとする輩は、
やはり日本を破壊しようとする反日勢力だと断定して良いと思います。

著者は保守を自認しているのですが、他の保守論客とは異なり、日本を無制限に美化しすぎていないのが特徴だと言えるでしょう。
日本の歴史・伝統・文化を教養として理解し、日本の良いところ悪いところを遠慮なく露にし、そのうえで保守を自認しています。
誇れるところは誇る、反省すべきところは反省する、そのうえで守るべきところは守る、変えるべきところは変えるという姿勢は、
保守が行き過ぎて右翼全体主義に流れてしまわないために重要なものだと言えるでしょう。

理性・知性・智慧のある保守になるためには、著者が様々な書籍で解説してくれる教養を身に着ける必要があるでしょう。
著者も様々な書籍で保守を論じるのであれば、分野横断的な教養を身に着けることが前提だと述べていますが、その通りだと思います。
勿論社会科学系の教養なので、何を重視するか、どう解釈するか、は様々なものがあり、気に入る気に入らないということはあるはずです。
しかし、教養に基づく議論と教養なき議論とでは、議論の深さ広さが全く異なってきますし、解の重みも雲泥の差になります。
ですから、様々な角度から教養を身に着けた者同士が、様々な角度からの教養に基づき議論しながら、
より高いレベルで日本ならではの「保守とはなにか」「保守とはなんであるべきか」「如何に保守を確立するか」「そのための戦略は何か」
などに解を提示していくことが求められると思います。

保守の心得/倉山満



★★★★★

明治大帝の遺訓である憲法を遵守すること、財界を安定させること、外交で無理をしないこと

所謂保守系論客の本は、結構読んできました。
そして、反チャイナ・反半島・反左翼・反東京裁判史観などについてはかなり教えていただきました。
ただし、それでは「反」ではない、保守そのものとは何か、について正面から扱った本にはあまり出会うことはできませんでした。
保守そのものとは何か、という切り口の本でも、保守ではなく復古系の本が大半でした。
更には、左翼が保守を捻じ曲げているような本までありました。

ですので、私にとっては、本書は保守とは何か、について真正面から切り込んだ初めての本になります。
つまり、日本が復活するためには、何を保守しなければならないのか、について明確に定義した本です。

一方で、著者の「嘘だらけの近現代史」シリーズや、帝国憲法・日本国憲法についての本は読んでいましたので、
著者が本書で主張したかったことは、すんなりと腑に落ちました。

本レビューのタイトルは、昭和天皇が事あるごとに臣下に語られた言葉とのことです。

憲法は、日本とは何か、何であるべきかを、歴史・伝統・文化に基づいて定め、適切に運用するためのものです。
帝国憲法は、維新の志士たちが日本を西欧列強から守るために命がけで制定したものです。
西欧の憲法をその制定経緯も含めて学びつつも、あくまでも日本とは何か、何であるべきか、を踏まえて制定したものです。
制定に際しては、古事記・十七条憲法・五箇条の御誓文など日本の歴史・伝統・文化を反映させています。
従って、日本を復活させるためには、帝国憲法をベースにして拳法改正を行うことが重要になります。
このことから、GHQに押し付けられた、共産主義を色濃く反映した日本国憲法は日本の役には立ちません。
そして、日本国憲法をベースとした如何なる改正も受け入れることができません。
ましてや、日本国憲法を一言一句に至るまで改正反対という護憲など論外です。
「憲法を遵守すること」というのは、帝国憲法を遵守するということです。

財界の安定とは、経世済民(世をおさめ、民をすくう)ことです。
所謂保守論客は経済を軽視している、理解していない、精神論で片づける、といったことが散見されます。
しかし、憲法で日本とは何か、何であるべきか、を明確にするだけでは、絵に描いた餅です。
精神的な豊かさを求めることは重要ですが、生身の人間が生きていくためには金が必要です。
個々の日本人が経済的に豊かになることで、国家も経済的に豊かになります。
国家が経済的に豊かになることで、はじめて日本が目指す姿を追い求めることができます。
対外政策としては、抑止力の確立・有利な外交交渉などが可能になります。
国内政策としては、教育・研究開発・技術開発・福祉などが可能になります。
個人レベルでは、経済的な安心感がこころの充足にもつながり、自殺者が減り、極端な思想信奉も減ります。
具体的には、マクロ経済政策として正しいアベノミクスを継続し、かつ財務省を抑えて消費税を凍結することです。
また、既得権益の岩盤規制を破壊して適切な競争を促し、正直者が得をする政策を確実に実行していくことです。
これができなければ、いくら憲法を改正できたとしても、まともな運用はできないでしょう。
「財界を安定させること」というのは、経世済民のための正しい政策を実行することです。

外交とは、国益を守るために軍事力を背景にして、対話という手段を用いた戦争です。
現在の日本は、政治家も外務省も相手国と仲良くすることが外交だと勘違いしている人たちが大半だと思います。
酷い場合には、日本の国益を損なうような媚○拝○に徹したり、外交を自らの利権にしてしまったりしています。
これらは論外ですが、戦い方を知らないとしか思えないような外交が昭和の頃から始まり現在に至っています。
国益を明確に定義せず、それを実現させるための戦略も構築せず、落としどころも考えずになされている外交が目に余ります。
そして、背景に軍事力がなければ、如何に優秀な外交官でも国益を守る外交には限界があります。
よく、対話か圧力かといった二者択一の問いが出てきますが、このこと自体が外交を知りません、といっているようなものです。
例えば、ビジネスの世界に置き換えてみれば簡単に理解できるのではないでしょうか。
零細企業が巨大企業に対して対等に条件交渉ができるのか、と少し考えれば答えは出てくるでしょう。
零細企業が対等以上に条件交渉ができるのは、その零細企業に世界屈指の技術などがある場合だけでしょう。
また、外交は単に現時点での二か国の交渉事ではありません。
過去からの経緯・将来への見通しといった時間軸や、二国間を取り巻く世界情勢といった空間軸を正しく認識する必要があります。
攻め時と引き時、その度合い、バランスを十分に吟味しながら交渉することが重要でしょう。
「外交で無理をしないこと」というのは、考え得る全てのシナリオを吟味して最適解を交渉で導き出すことです。

日本の歴史・伝統・文化を守りながら上記を実践していくことが成熟した保守の目指すことだと言えるでしょう。
また、日本の国益を守るために新たな智慧を取り込み、改革していくことも成熟した保守の目指すことだと言えるでしょう。

私にとって、本書は真の保守について理解するための価値あるものとなりました。

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