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Rising Sun

Author:Rising Sun
リヴァタリアン


マネジメントは、ビジネス書の知識を得るだけでは上手くいかないでしょう。

日本の伝統から日本ならではの価値創造の源泉を知り、最新の自然科学からヒトの何たるかを知り、また科学的思考力を磨き、国内外情勢から立ち位置を知ることが重要だと思います。

勿論、基本はP.F.ドラッカー。

このブログでは、私が読んだ上記に関する書籍についてのレビューを紹介しています。

ご参考になれば幸いです。

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日本占領と「敗戦革命」の危機/江崎道朗



★★★★★

共産主義の破壊的危険性をもっと強く認識し続けるべき

ソ連・コミンテルンの敗戦革命とは、
自由民主国家同士を策謀によって戦争させ、国力を疲弊させたうえで、
疲弊した国民に革命を煽って共産主義化を成し遂げる、
というものです。

WW2において、
これにまんまと乗せられたのが、アメリカのルーズベルト政権であり日本でした。
ヴェノナ文書等により解明が進みつつありますが、
両国政権内部にソ連・コミンテルンの工作員が潜入し、政府を操り、両国を戦争に導きました。
そして、日本が敗戦した後も(というか後からが本番なのでしょうが)、
GHQにもソ連・コミンテルンの工作員が潜入し、日本を物理的にも精神的にも解体していきました。
昭和天皇と、かろうじて生き残った保守自由主義者たちの徹底抗戦がなければ、
日本は共産主義国になっていただろうと著者は述べています。

ただし、これを持って日本の敗戦責任を全てソ連・コミンテルンの責任にしてしまってはいけません。
ソ連・コミンテルンに付け入る隙を与えてしまった責任は日本にあります。
また、アメリカには当時野党だった共和党がいましたので、
共和党と関係構築を深めて起死回生策を打つ可能性もゼロではありません。

ソ連は崩壊しましたが、ロシアはいます。
ソビエト共産党は崩壊しましたが、チャイナ共産党はいます。
ソ連によって作られた北朝鮮は今でもありますし、南朝鮮は北化してきています。
ソ連・コミンテルンの敗戦革命という思想は今でも生き続けています。

日本・日本人は、これらの国々が隣にいることをしっかりと受け止め、
共産主義の破壊的危険性をもっと強く認識し続けるべきだと思います。
安易な金儲けや利権獲得のために、共産主義と手を組むなど愚の骨頂です。

暗黒大陸中国の真実/ラルフ・タウンゼント



★★★★★

まんまとチャイナのプロパガンダに騙され続けるアメリカ

何故、こうも簡単にアメリカ人はチャイナのプロパガンダに騙されやすいのか。
これは今になってなお続いている危険な事実だと思います。

本書は、
80年以上前に、実際にチャイナに何年も滞在しチャイナの実態を知り尽くした著者が、
本当のチャイナとアメリカが信じるチャイナの乖離がどれだけ酷いのか、
それがアメリカにとって、また世界にとってどれだけ危険なことなのか、
を警告しているものです。

当時は、アメリカの布教者がチャイナ人は必ず入信できると信じ、裏切られました。
戦後は、アメリカの政府がチャイナは必ず経済成長で民主化できると信じ、裏切られました。
それでもまだ、アメリカではチャイナを信じ、いわゆるパンダハガーと言われる人たちが少なくありません。
※日本ではもっと酷いですが(工作員やDupesがうようよいそうです)

『チャイナ2049』を著した、マイケル・ピルズベリーにしても、
『米中もし戦わば』を著した、ピーター・ナヴァロにしても、
チャイナの実態認識についてはまだまだ甘いと言わざるを得ません。

アメリカは敵を間違える名人とよく言われます。

本来であれば、
同盟国である日本が、
Strong Japan Policyを有するアメリカ共和党と深く連携し、
チャイナの本質を教え共有して、共にチャイナの驚異に立ち向かうべきですが、
悲しいかな、アメリカ共和党に相当する日本の政党はありません。
※日本の自民党はアメリカの民主党に近いのでは無いかと思っています。

トランプ大統領が在任している間はよいのですが、再選しても4年任期が延びるだけです。
その間に、日本が、日本人がどれだけ目を覚まし、日本を強くし、
アメリカと対等に付き合える関係を築けるかが勝負だと思います。

本書は、チャイナの本質について、アメリカ人に気づいてもらうために著したものですが、
チャイナの本質は80年前も今も変わりませんので、今日本人が目を覚すために読む価値があると思います。

当時のチャイナについては、
フレデリック・ヴィンセント・ウィリアムズ氏著『中国の戦争宣伝の内幕』を併せて読まれると、
より理解が深まると思いますので、おすすめします。

中国の戦争宣伝の内幕/フレデリック・ヴィンセント・ウィリアムズ



★★★★★

孫子兵法の大戦略を利用したチャイナに負けた日本

本書を読んで孫子兵法を思い出しました。

確かに本書の通り、
当時のチャイナの表も裏も知っている著者からすれば、
チャイナがどれだけ大陸で残虐な行為を繰り広げつつ、
アメリカに対してはチャイナは日本の被害者であるという反日プロパガンダを繰り広げ、
チャイナの実態を知らないアメリカ人を騙し続ける非道な連中であることは明らかでしょう。

しかし、孫子兵法を通して見れば、
これらの行為は「兵は詭道なり」「戦わずして勝つ」などで象徴されるように、
孫子兵法の大戦略をうまく活用しているにすぎません。

ではこれに対して日本はどうか。
大東亜戦争に突入するに際して、
ろくな戦略も持たず、終わらせ方も考えないなど、上層部は無能であり、
アメリカにも日本擁護派がいることも考えず、それらとの接触・協調・共同戦線も考えず、
ただ単に、その時その場に応じて対症療法的に戦っただけです。
また、アメリカでの反日プロパガンダに対しても全く無策でした。

完全に大戦略レベルでチャイナに負けるべくして負けるように仕向けられていました。
そして実際に負けました。ただのアホです。
※現場で日本のために生命を懸けて戦った戦士や英霊は絶対的に尊いです。それに命令した上層部がアホ。

現在でも日本には大戦略が存在しません。
本レビューは2020年4月28日に書いていますが、
武漢肺炎ウィルス対策において、日本政府に大戦略が全く無いアホであることが衆目の事実となりました。
結局、大東亜戦争から何も学んでいないということです。

当時のチャイナについては、
ラルフ・タウンゼント氏著『暗黒大陸 中国の真実』を併せて読まれると、
より理解が深まると思いますので、おすすめします。

日本外務省はソ連の対米工作を知っていた/江崎道朗



★★★★★

極めて希少・貴重な資料

いわゆるヴェノナ文書に勝るとも劣らない米国共産党の機密資料を、
当時の日本外務省の現場職員が足で稼いで作成していたとは驚愕の事実です。

英訳してアメリカと共有すれば、
どれだけルーズヴェルト政権がソ連・コミンテルンに浸透されていたか、
どれだけソ連・コミンテルンに日米離間を隠されていたか、
など更に多角的かつ詳細に研究できるのでは無いでしょうか。
是非実現していただきたいものです。

それにしても、つくづく思い知らされるのは、
日本人組織は、現場にいくほど優秀になり、トップにいくほど無能になる、
ということです。

この資料も当時の日本政府・軍上層部が重要視していれば、
大東亜戦争や日米戦争は全く異なる様相・結果になったのではないかと思います。

よく歴史にIFは禁物と言われますが、全く異なります。
むしろIFを連発し、様々な仮説を生み出し、教訓を得て、そこから学び、将来に活かすことが、
歴史から学ぶことの本質ではないかと思います。

大東亜戦争後、さらに古くは日露戦争辛勝後から、
歴史から学ぶことを忘れたが故に、現在の日本の体たらくの大きな一因があるのではないでしょうか。
※いわゆる南京大虐殺や従軍慰安婦強制連行などは全くの捏造なので、これにははいりません。

大東亜秩序建設・新亜細亜小論/大川周明



★★★

現在の知見に照らすと致命的な欠陥が露わになりますね

著者の本書での大東亜秩序建設には相当な意気込みがありますが、
現在の知見に照らすと致命的な欠陥が幾つも露わになりますね。

大東亜戦争が、
西洋と東洋との戦い、白色人種と有色人種との戦い、という構図自体は間違いありませんし、
西洋から東洋を、白色人種から有色人種を解放する戦いであることも間違いないのですが、
これらを強調しすぎるが故に、東洋・有色人種を実際よりも過度に同質化しすぎており、
大東亜共栄圏の実現の困難さを過小評価し過ぎています。

本書でも、チャイナやインドと日本は根本に同じ精神を保持していると言いつつ、
一方でチャイナやインドが日本のことを正しく理解すべきだと主張しています。

チャイナが儒教を生み、インドが仏教を生み、日本はこれらを取り込んでいる、
などを精神の同一性の根拠として主張していますが、
チャイナと日本では儒教の根付き方が根本的に異なっていますし、
インドと日本の仏教は別の宗教と言えるくらい異なり、かつインドでは仏教は廃れています。

日本が大東亜共栄圏を提唱すれば、
チャイナやインドをはじめとした亜細亜諸国が一体化できるはずだというのは妄想でしょう。
各々の国や民族に深く根ざした伝統・歴史・文化や、
これらを生み出した民族固有の遺伝子や環境を軽視しすぎていますね。

特にチャイナに対しては、認識が全く間違っていると言わざるを得ません。
本居宣長が批判しているように、
日本人はとかくチャイナの伝統・歴史・文化の優れたところだけ、表面だけ見て賞賛し、
これらの闇の部分を見極め理解しようとしない傾向があります。
著者はまさに本居宣長が批判している日本人の典型的なチャイナ観に染まっています。

本書ではコリアの歴史・伝統・文化については全く触れられていませんが、
著者のコリア観についても多分間違っているのではないかと勘ぐらざるを得ません。

インドはともかく、チャイナと一緒に大東亜共栄圏を構築するという発想自体が、
大東亜戦争で日本が負けた最大の要因の一つではないでしょうか。

福沢諭吉の脱亜論の言葉が思い出されます。
「悪友を親しむ者は共に悪名を免かる可らず。
我は心に於て亜細亜東方の悪友を謝絶するものなり」
これが当時の日本に根付いていたなら、
少なくともチャイナ・コリア抜きの大東亜共栄圏を模索することができ、
より現実的に大東亜戦争を戦うことができたでしょう。

更に、上記の対立構図に囚われるあまり、
対米英決戦が必須であると断言していることです。
そしてここに日本人特有の精神主義>物質主義が加わり、
余計に負けるべくして負ける思想が出来上がってしまっています。
ここには威勢の良さはあるものの、
理性と知性と実力に基づいた冷徹な戦略・戦術が全く見受けられません。
またこの発想で対米英との狡猾な外交交渉の道も自ら塞いでしまっています。

西洋と東洋との戦い、というのであれば、
せめて世界最強かつ東洋の叡智である「孫子の兵法」をフルに駆使すべきでしょう。
これも大東亜戦争で日本が負けた最大の要因の一つではないでしょうか。

そのうえ、西洋・白色人種の頂点が英米のアングロサクソンだという理由で、
ドイツ・イタリアと組んでアングロサクソンに対峙すべきという考えは、
もう何をか言わんや、です。
人種差別撤廃や民族自決を世界で初めて国際社会に訴えた日本が、
ユダヤ人ホロコーストを行なっていたナチスドイツと組むなど、
いかなる理由があっても許されることではありません。
まさに二千年余にわたって培ってきた日本精神を自ら冒涜するに他なりません。

本書が当時の日本にどれだけ浸透し、
国としての行動にどれだけ影響を及ぼしたのかはわかりませんが、
深く広く浸透し、大きな影響を及ぼしていたとしたら、
と思うとゾッとします。

これでは日本を戦争に巻き込み負けさせ崩壊させた上で共産主義革命を起こそうとして、
日本に送り込まれたコミンテルン工作員の活動を支援しているようなものです。


以上のように致命的な欠陥が露わになったのですが、
大東亜戦争当時の本を読んで致命的な欠陥が露わになるということは、
歴史に学ぶことができたということでもあります。
歴史に学ぶことができましたので、それを踏まえて評価しました。

しかし、こうしてレビューを書いていると、
今の日本も大して変わらないな、と思えてきます。

反日左翼は言うまでもないですが、
日本の国益よりもチャイナ利権(コリア利権も)を死守したい政治家や官僚、
モンゴル・ウイグル・チベットへのジェノサイドを無視してチャイナでの金儲けに邁進する企業や経済団体、
日本人の生命や幸福を最優先に追求するための国家戦略を全く打ち出せない政府、などです。
大東亜戦争の失敗に対して、日本自身が冷静に原因を見極め見直してこなかったからではないでしょうか。
GHQに押し付けられた東京裁判史観、WGIPによって洗脳された自虐史観からの脱却は必須ですが、
日本自身、日本人自身が自らの責任で大東亜戦争を正しく振り返ることも必須だと思います。

ただ、著者の「日本二千六百年史」や「日本精神研究」が良書だっただけに、
本書は残念でした。

大東亜戦争肯定論/林房雄


★★

視点は興味深いが、結論はダメ!

大東亜戦争を単体で捉えるのではなく、
西洋列強による日本侵略に端を発した明治維新から
大東亜戦争終結の昭和20年8月15日までの「100年戦争」と捉える視点は興味深いです。
そしてこの「100年戦争」を西洋列強によるアジア侵略という
一貫性あるものとして捉えているのも興味深いと思います。

ただし、この「100年戦争」を振り返り歴史の教訓として活かすという意味では、
本書の結論はあまり意味をなしません。

本書の結論は、
①西洋列強の侵略の意図と実力があまりにも強いので、日本は負けるまで戦わざるを得なかった
②一方でチャイナやコリアに対しては日本自身の防衛のためとはいえ、多大な犠牲を強いた
というものです。

これでは、「だから何?」と言わざるを得ません。

①については、日本自身がどう戦うべきだったのか、という教訓が全く得られません。
類書では、
日本に戦争戦略がなかった、
終わらせ方を考えずに戦争を始めてしまった、
ターニングポイントで日本に不利な決断をしてしまった、
コミンテルンの工作員にまんまとハメられてしまった、
戦争をお役所仕事的に進めてしまった、
などなど日本の首脳陣による数多くの失敗が挙げられています。

②については、チャイナとコリアが犠牲者だという偏った情報のみ挙げ連ね、日本を貶めています。
コリアについては、大韓帝国皇帝が日本に併合を申し出たことには触れられていません。
チャイナについては、通州虐殺事件などチャイナによる日本人虐殺には触れられていません。
完全にチャイナやコリアの歴史観を鵜呑みにしています。
コリアの歴史が五千年という記述が本文にありましたが、これは鵜呑みの最たる例でしょう。

現在の知識を持って振り返れば、
大東亜構想の名の下に、地政学だけでチャイナやコリアを文明化し一緒に戦おうとしたこと自体が間違いだと言えます。
両国の伝統・歴史・民族性を正しく理解しなかったことが最大の失敗だと言えます。
両国の特性の良し悪しということではなく、日本とはあまりにも異なるため、理解し合えないということです。

著者が解説をしている現代語版大西郷遺訓が良かったので本書を手に取りましたが、
「100年戦争」という視点以外は、価値のない本だと言えるでしょう。

日本国紀/百田尚樹



★★★★★

イデオロギー色を出来るだけ排した日本の通史

日本の通史を扱った書籍そのものが希少である中、
イデオロギー色を出来るだけ排した本書は、それだけで価値があると思います。

その上で、
日本と日本人が誇るべき強みだけでなく、
日本と日本人が克服すべき弱みを赤裸々に述べています。

また、
各時代時代の歴史に精通されておられる方々にとっては、
物足りない内容かもしれませんが、
書籍一冊で日本の通史を書き表すという制約がある以上、仕方がないと思います。

更に、
本書はところどころに歴史のifが挿入されています。
歴史にifは禁物とよく言われますが、
歴史から学ぶためには、むしろ歴史のifによって深く切り込む必要があると思います。
日本と日本人を歴史から深く学ぶために敢えて挿入しているのだろうと思います。

非常に読みやすく、かつ読者を惹き込むような内容に仕上がっていると思います。
11/11午前に届いて午後から読み始め夜までに一気に読み通すことができました。

なお、
上述したように日本の通史を扱った本はほとんどないのですが、
日本の通史を扱った良書に大川周明氏の「日本二千六百年史」があります。
昭和初期に書かれた本ですので、昭和初期までの通史なのですが、
両書をあわせて読まれると、
日本の通史をより深く広く学ぶことができると思います。

日本二千六百年史/大川周明



★★★★★

日本を再認識させてくれました

2600年もの長きに渡る日本の通史を読むと、
通史でなければ分からないことがわかってきます。

本書からは、大きく分けて2つの日本があるということがわかりました。

1つめの日本は、
誇りある日本を自覚し、
(万世一系の皇室・日本古来の歴史・伝統・文化など)
誇りある大義を抱いて行動する日本です。
(国家建設・国家大改革・国家安全保障など)
この時代の日本は、
外国からの哲学・思想・文化・技術などを的確に見定め、
日本に合うところ、合わないところを素早く見極め、
日本に合うところだけを取り入れ融合し日本化する能力が最大化されます。
このことにより、
日本であり続けながらも、日本自体を進化させながら、
大義を実現させていきます。
このような日本を俯瞰するとき、
日本と日本人は世界に比類なき優れた国家と民族であると言えるでしょう。
これを①誇りある日本、とします。

2つ目の日本は、
誇りある日本を忘れ、
誇りある大義を持たずに彷徨い続ける日本です。
この時代の日本は、
外国からの哲学・思想・文化・技術などを鵜呑みにし、
外国かぶれが増殖するに任せ、
日本そのものが失われていきます。
大義もありませんので全てが行き当たりばったりです。
このような日本を俯瞰するとき、
日本と日本人は世界にとって軽蔑される国家と民族であると言えるでしょう。
これを②堕落した日本、とします。

日本は2600年の間、①の時代もあり②の時代もあった、ということです。
そして日本を最も②の状態にしたのは江戸時代の鎖国だったとのことです。

このような歴史から学ぶとすれば、
戦後の日本は明らかに②でしょうね。
GHQ利権を未だに享受している、
国会議員(与野党問わず)・官僚・メディア・学会・法曹界・教育界などが、
岩盤規制で守られています。
また経済界も目先の金儲けのために、
明らかに日本の国益に反する経済活動を行なっています。


また本書は右翼当局の検閲により一部削除された箇所を復活させ、
該当部分を傍線を引いて明らかにしていますが、
削除された部分は概ね天皇の神格化に都合の悪い部分に絞られます。
②の部分は削除対象にはなっていません。

これと比べると、
昨今の反日媚中朝韓のメディアによる捏造・隠蔽の方が、はるかに悪質です。


一刻も早く、誇りある日本を取り戻したいものですね。

「維新革命」への道/苅部直





つまらない、くだらない、薄っぺらい

明治維新関連の本は何冊か読んでいますが、
本書ほど読後に空虚感を感じた本はありません。

冒頭、ハンチントンの「文明の衝突」を徹底的に批判し、
固有の文明だけではなく、人類普遍の文明もあるはずだ、
と威勢良く始まったので期待して読み始めましたが、
これに対する回答や示唆については一切ありませんでした。
何のためにハンチントンを持ち出してきたのか、さっぱりわかりません。

その後の章は、とにかく19世紀の西洋思想至上主義一色です。
日本の代表的な思想家を取り上げながらも、
その思想体系全体は無視し、西洋思想を賞賛する箇所だけを抜き出して、
日本の思想家は西洋思想に向かっているという演出をしています。

この中には国学の大家である、本居宣長や平田篤胤も入っています。
彼らがこの本を読んだら何と思うでしょうかね。

最後に福沢諭吉の明治中期の書物から引用して、
維新の志士は無学無知だったと言わせることで、
維新の志士を貶めて締めくくっています。

明治中期であるからこそ、
明治維新を総括し冷静に振り返ることができるでしょうから、
このようなことも言えるのでしょう。

また維新の志士達は相当実践的な知識と知恵を学んでおり、
だからこそなんとか明治維新を最小の被害で成功させることができました。

著者は何をしたかったのでしょうかね。
思想家は頭が良くて武士は頭が悪いとでも言いたかったのでしょうかね。

といった感じで全く読むに耐えない本でした。

Amazonで肩書を見たら東大法学部教授とのこと。IYI総本山じゃないですか。頷けました。

未完の明治維新/坂野潤治



★★★★

愛国が故の四つ巴の争い

維新政府内部が四つ巴の争いに終始していたことは本書で初めて知りました。
殖産興業、外征(というより国防)、議会設立、憲法制定の四つです。
更に維新の志士達が亡くなるまで、いずれの目標も未完であったことも初めて知りました。

しかし、彼らは日本を愛し国益を守り抜くために何が最も重要か、で争っており、
極めて高度なレベルの争いであったことは間違いないと思います。
(藩閥や個人の生理的な好き嫌いが全くないとは思いませんが)

本来なら、新政府としての百年の計、すなわち国家大戦略をじっくり練るべきだったとは思いますが、
望みすぎですかね。

現在の、薄っぺらいイデオロギーや自身の利権のための争いとは次元が全く違いますね。

なお、台湾による沖縄侵攻に対する日本の自衛権発動について、
著者が日中戦争と呼んでいるところは少し気になります。
台湾は有史以来チャイナの領土であったことも属国であったこともありません。
チャイナが日本に対して文句を言ってきたことは確かですが、
日中戦争としてしまうのはどうかと思います。

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