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Rising Sun

Author:Rising Sun
元経営コンサルタント
専門分野:ヒト

マネジメントは、ビジネス書の知識を得るだけでは上手くいかないでしょう。
また、マネジメントは企業だけのものではなく、国家を含めあらゆる組織体や個人にとっても必須のものです。

日本の伝統から日本ならではの価値創造の源泉を知り、最新の自然科学からヒトの何たるかを知り、また科学的思考力を磨き、国内外情勢から立ち位置を知ることが重要だと思います。

勿論、基本はP.F.ドラッカー。

このブログでは、私が読んだ上記に関する書籍についてのレビューを紹介しています。

ご参考になれば幸いです。

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2018/07/18、突然Amazon.co.jpが事前通知なく全レビュー強制削除&レビュー投稿禁止措置を発動。

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「自立国家」日本の創り方/北野幸伯

自立国家日本の創り方「自立国家」日本の創り方(ダイレクト出版)

★★★★★

北野幸伯氏からの再警告若しくは最終警告、そして夢と希望

本書は著者の
隷属国家 日本の岐路ー今度は中国の天領になるのか?
を内容はそのままに、2020年時点での解説を追加して、
タイトルを変更して新たに世に出されたものです。

「隷属国家 日本の岐路ー今度は中国の天領になるのか?」は、
たまたまダイレクト出版のDMで著者を知り、
半年前に手に取ることのできる過去の著作を読み漁った中の1冊でした。

本書を読んで戦慄を覚えた記憶があります。

「自立国家」日本の創り方のプロモーションを見て、
その当時の自身のレビュー(上記リンク先)を読み直し、
これは読まねば、と思い手に取りました。

本編は、隷属国家〜、と同じですが、
読み返すと、
著者が予測した最悪シナリオに向かって、
日本が突き進んでいることを再認識しました。
以下、個人的に知る範囲で現在起きていることを、
章立てに沿って列記してみたいと思います。

第1章 移民労働者大量受け入れに反対!
日本は、今や世界第4位の移民受け入れ国になってしまいました。
しかも、低賃金労働者ばかり移民で代替している始末です。
経団連をはじめとした経済団体(既得権益)が、
労せずして低賃金労働者を確保したいだけなのだと確信していますが、
これでは、日本の国際競争力は沈むばかりです。
しかも、仮想敵国からの大量移民受け入れという、
国家安全保障を何ら考えていない愚かな施策ばかり行なっています。
また、日本の治安も悪化し、日本人の幸福を奪っているとしか思えません。

第2章 平和ボケ 外交音痴 日本の行く末
第二次安倍政権の最初の頃は非常によかったのですが、
自民党親中派・親中公明党には逆らえなかったのでしょうか、
親中路線まっしぐらです。
しかも、アメリカが米中戦争を宣言した後に親中路線に舵を切っています。
日米同盟に対する完全な裏切りであり、日米安保を解消されても何も文句は言えません。
「悪夢の民主党政権」と言っていましたが、「悪魔の自公政権」と言わざるを得ないでしょう。
日本には国益を守る、日本人を幸福にすることを目的とした政権・政党がありません。
アメリカ共和党保守派に相当する政党がありません。

第3章 食糧危機をどう乗り切る?
付加価値の高い農産品の輸出拡大、種苗法改正による新種保護など良い面はありますが、
戦略上最も重要な食料自給率100%確保については、何ら対策が講じられていません。
また戦略上同じ位置にあるエネルギー自給率100%確保についても、同様です。
出来もしない、真剣にやる気のない憲法第9条改正、
しかも自衛隊明記だけの何ら意味のない改正(明記するだけでは国防は何もかわらない)、
さらにそれすらまともに議論して前に進めることができない。
それよりも、現行憲法下でも実施可能な国家として当然実施すべき施策が何らできていません。
日本を自立させようという気がないとしか思えません。政治家が自立していないのでしょう。

第4章 世界一教育熱心な国 日本が失った”教育”
学術会も教育会も左翼に牛耳られているなかで、まともな教育などできるわけがありません。
新しい歴史の教科書を作る会の歴史教科書が教科書検定で異常な方法で抹殺され、
本来それを正すべき立場にあるはずの、文部科学大臣(自称保守系)が抹殺を無視しました。
また定員を集めれらない大学などは、税金である私学助成金を受け取りながら、
仮想敵国からの留学生を大量に受け入れ、かつ適切な在留管理を放棄することで、
当留学生を日本国内にばら撒いてしまいました。行方不明者が多いのです。
日本国民から税機として財産を搾取し、それを仮想敵国の国民受け入れに利用していることになります。
これからの日本を背負っていく子供たち、子供たちが幸福に成長し世の中を生きていくための教育が、
完全に蔑ろになっています。
日本を破壊しようとしているとしか思えません。

第5章 脱アメリカ信仰! 日本は世界から愛されている
少しずつ東京裁判史観・ルーズベルト史観・自虐史観が見直されているのはよいことだと思います。
しかしその反動で日本礼賛史観という極端に反対に振り子を振り切ったものも保守言論人から出ています。
何にせよ、アメリカの天領、手のひらの上でつまらない議論をしているに過ぎません。
そうかと思えば、上記でも触れたように、血塗られた金を稼ぐためにチャイナに尻尾を振っています。
国防はアメリカ、経済はチャイナといった上手い話はありません。
韓国のムン政権を笑えません。
日本としての国家観・大戦略が全くありません。作る気もありません、作れる人もいません。
ふらふらとその場しのぎの後手後手の対応をしているに過ぎません。
大東亜戦争の失敗を繰り返したいとしか思えません。

明らかに自滅への道をまっしぐらに突き進んでいると言わざるを得ません。

本書が装いを新たに再登場した意義・価値は極めて大きいと思います。


本書では、本編を振り返りつつ、今の日本が自ら招いた惨状を見極めながら、
2020年の現在、日本は改めてどうすべきか、について補足をしています。
2020年版の序文、各章での2020年の補足、2020年版のあとがき、です。

2020年版の序文では、
隷属国家〜で予測した悪いシナリオが的中してしまったこと、
隷属国家〜が出版された2008年から日本が何も変わらず、より悪化していること
それでもまだ間に合う、日本改革はできると喝を入れながら希望を語っています。

各章での2020年の補足では、
隷属国家〜以降の著者の著作から、章のテーマに関連する改革方法を引用して提示しています。
様々な改革方法が示されていますので、より深く理解したい方は引用元の著作を読まれることをお勧めします。

2020年版のあとがきでは、
著者が実現したい、大きな夢である、
・日本を自立国家にすること
・自立した日本をして世界を救うこと
を挙げて希望を提示しています。
著者は理想を持ったリアリストですので、これは本気だと思います。
また、
・日本の自立は、私の自立から
として一人ひとりが目覚め、理想を持ったリアリストになり、その数が増えることで、
日本を再興させたいと願っています。
これは著者の著書(特に「日本の生き筋」「新日本人道」から)を、
究極にまで圧縮したメッセージだと言えるでしょう。


本書は、日本人であれば必読書だと信じて疑いません。
本書をお読みになられ、感銘を受けられた方々は、
ぜひ北野ワールドを体験・体感していただきたいと思います。
ただし盲信はだめです(個人的なことで恐縮ですが私もブックレビューは是々非々で書いています)。
北野ワールドを体験・体感した上で、自ら考え・発想し・行動することが大切だと思います。
質の高い、多様な視点・知見・考え方・発想が、より良い・より豊かな結果に繋がっていきます。
著者もきっとそれを望んでいると思います。


新日本人道/北野幸伯



★★★★★

愛国者としての日本人が生きる道を提案

愛国者(≠民族主義者)として、個々の日本人が生きる道を提案しています。

日本を繁栄させる主権者として、幸福を追求する個人として、
の両面から道を説いています。

目次から道を列記します。
第1の掟 「和の世界」を創れ
第2の掟 知性によって日本を自立国家へと導け
第3の掟 「理想を目指す」現実主義者であれ
第4の掟 日本の「真の国益」は何かを常に考え行動せよ
第5の掟 常に「大戦略」の視点から物事を見よ
第6の掟 日本を愛し、他国・他民族への尊敬の念を忘れるな
第7の掟 言葉と行動によって日本の名声を高めよ

そして、
日本人は善良であり、勤勉でもあるので、
目標が明確に定まれば個人として実現するのは可能としています。

一方で、
日本人は目標達成までは、その善良さ・勤勉さでやり抜くが、
目標を達成してしまうと、傲慢になってしまい道から外れていきがちなので、
注意すべきとしています。


個人的には、
日本人はその善良さ・勤勉さ故に、
脇目もふらず、全身全霊を込めて目標達成に邁進してしまうので、
達成後は疲れ切ってしまうのではないか(プロセスも楽しむ必要があるのでは?)、
達成した目標に縛られてしまうのではないか(適切にリセットする必要があるのでは?)
と思ったりもします。


国際関係アナリストのプロである著者の提案ですので、
類書とはかなり趣が異なります。
・国際政治・国際関係の歴史と現実
・世界における日本の位置付け
・日本の伝統・文化と歴史的経緯
・日本人の強みと弱み
などをしっかりと分析した上で提案がなされています。

また「愛国者」という言葉を使用していますが、
保守とか右翼とかのイデオロギー色はありませんので、
構えずに読むことができると思います。
※著者は、イデオロギーは支配者が人を支配するための手段だとしています。

なお、本書で提案されている内容をより深く理解するためには、
本書で参照している著者の著書も併せて読む必要があります。

逆に著者の著書をかなり読まれている方にとっては、
上記の要約で本書の内容を凡そ理解できてしまうと思います。


日本の生き筋ーー家族大切主義が日本を救う/北野幸伯



★★★★

一つの実現可能な国難解決策が提示された。
それを阻むのは政官財の利権・既得権益である。


本書では、日本の大きな国内課題に対する実現可能な解決策が提示されています。

国家・国民の品格を保ち、更に高めながら、
少子化問題を解決し、
地方再生を行い、
国民の幸福度を高め、
世界の人々に親日になってもらう、
そのような解決策が提示されています。

細かく見ていくと、
例えば再生可能エネルギーについては科学的根拠の乏しいものもあったりしますが、
(これについては、著者自身が武田邦彦先生に教えていただいたほうがいいと思います)
基本戦略としては間違っていないと思います。

むしろ、これだけの大きな課題の解決策を、
1つの実現可能な戦略として練り上げたことを評価すべきだと思います。


ただ、実現可能ではあるものの、現在の日本では実行はかなり困難だと言わざるを得ません。
政官財の利権・既得権益がこれらを確実に阻もうとするからです。

例えば、

少子化問題解決に要する予算増額については、
いくら投資効果が高くても財務省が反対するでしょう。

地方ごとに法人税を一律にしない方法についても、
財務省が反対するでしょう。
また、地方自治を強化することになるので、
総務省も反対するでしょう。

給食についての地産地消や農産品の無農薬化などについては、
農協と農林水産省の利権が絡みますので反対するでしょう。

真の働き方改革(残業規制の強化や罰則化など)については、
経団連・経済同友会・日本商工会議所などと、
これら経済団体との利権にまみれた自民党が反対するでしょう。

また、世界中の災害に対する自衛隊の派遣は賛成ですが、
その分国防に必要な予算を財務省は削ってくるでしょう。
これをやられたら、自衛隊の本来任務ができなくなってしまいかねません。


ですので、本書で提言された解決策を実施する前に、
もう一つ解決しなければならない大きなことがあります。

あらゆる利権構造・既得権益の破壊です。
そのためのすべての税金に対する増税停止、減税実施です。
そして、そのための大戦略構築が必要になってきます。

著者には、その大戦略を描いて出版していただきたいと思います。
そう、ロシアのプーチン大統領が就任直後におこなった、
腐敗した利権構造・既得権益の粛清を、
議会制民主主義国家の日本でどのようにすべきなのかについて。

隷属国家 日本の岐路―今度は中国の天領になるのか?/北野幸伯



★★★★★

本書出版当時(2008年)よりも日本の状況はひどくなっている

本書で提起された日本の様々な大問題は、全く放置され、
本書で提言された問題の解決策は、全く採用されず、
日本は2008年より12年を経て更にひどくなっていることが、よくわかりました。

国際的な地位は低下し、国力は落ち、国民はより不幸になっています。
3年間は民主党政権でしたが、残りは自民党政権です。
民主党政権もひどかったですが(悪夢の民主党政権)、
自民党政権は更にひどいのではないでしょうか(悪魔の自民党政権)。

また、依存体質・奴隷根性は全く改善されておらず、
政府・自民党内にも媚中派が跋扈している始末であり、
まるで、政府・自民党内部で米中代理戦争が行われているかのように見受けられます。

しかも、本当の米中戦争においてはアメリカが勝利する確率が高いにもかかわらず、
政府・自民党内の米中代理戦争ではチャイナが勝利しているかの有り様です。
これではいずれアメリカに見放されかねず、日本は孤立してしまい、
最悪チャイナの属国・属省となり、チベット・ウイグルのような目に合わされるでしょう。

本書のなかで唯一改善したのは、自虐史観の洗脳が一部解かれたことですが、
一方で保守勢力の一部には真逆の日本礼賛(日本が全て正しい、日本は全く悪くない)史観が登場し、
別の意味で危うくなり始めています。
いずれの史観も、事実に基づく自国の歴史を検証し、学び、未来に活かそうとしていないからです。
これも日本が孤立する道へとまっしぐらに進んでいき、最悪日本が世界のどの国からも相手にされなくなるでしょう。

愚かとしか言いようがありません。


日本人の知らない「クレムリン・メソッド」世界を動かす11の原理/北野幸伯



★★★★★

国家大戦略の前提条件の提示であると同時に、個人の生き方指南書

本書で提示された11の原理は、
国家が生き残りを賭けて大戦略を構築・実行するための前提であり要素を提示したものであると同時に、
個々人が泣き寝入りせず、したたかに世の中を生きていくための指南を提示したものだと思います。

個別の原理だけを見れば、どこかで誰かが提言しているでしょうけれど、
世界を動かす11の原則として抽出・提示されたことは非常に価値が高いと思います。

本書を読むと、自分自身が非常に狭い閉じられた世界で生かされてきたことが、よくわかります。


特に衝撃を受けたのは、
第11の原則 「イデオロギー」は大衆を支配する「道具」に過ぎない、でした。
これは個人の政治的・経済的なアイデンティティにも繋がるものであり、
極めて重要な警告であることがわかりました。

私は保守をやめました。
保守のダークサイドが見えてしまったこともありましたが、
この原則を理解したことも大きな理由でした。
また、あらゆるイデオロギーから距離を置くことにしました。


本書は、迷った時、気になった時などに読み返すべき本だと言えます。
かなり多くの本を読んできましたが、このような本に巡り合えたのは久しぶりです。

日本自立のためのプーチン最強講義 /北野幸伯



★★★★★

楽しく学べる日本の大戦略

プーチンがロシアを追われ日本に亡命して、日本の政治家に戦略をアドバイスするという小説部分と、
その裏付けとなるファクトや理論の解説部分の二段構成でつくられている本です。

小説部分がとにかく面白く、また極めて戦略面で重要な内容が含まれていますので、
日本の大戦略を楽しく学ぶことができる本です。


小説部分でプーチンが本当にそのように言うかどうかはわかりませんが、
プーチンが実際に大統領としてロシアでやってきたことをベースにしていますので、
当たらずとも遠からず、といったところではないかと思います。


解説部分では、特に経済理論について正確ではない解説もあり、
専門家からは指摘されることが十分にあり得るレベルですので、
気をつけながら読む必要はあると思いますが、
日本自立のための大戦略という本書の主旨を崩すほどのものではありませんので、
評価を下げることはしませんでした。
気になる方は、他の良書で補われたほうがいいと思います。


肝心の大戦略についてですが、当然賛否はあると思います。
著者の思考のベースは、自立国家になること、勝ち組に入ること、戦勝国になること、です。
個人的にはTPPに対する著者の見解について、なぜそんなに受け身で考えているのか、疑問です。
またTPPについては安全保障の観点からも議論すべきこともあると思います。
とはいえ、大戦略を提言したこと自体が画期的だと言えます。

特に、保守言論人による日本の大戦略の提言を聞いたことがありません。
大戦略が大事だという言葉は聞きますが、それらの方々から大戦略そのものは出てきません。
なお、左翼は日本を破壊する勢力なので日本自立のための大戦略が出てくるわけがありません。

大戦略同士を、またそのベースとなる考え方同士を競わせながら、
より優れた大戦略を構築していけばよいのではないか、と思います。


日本自立のための大戦略という難しい課題を扱っているにもかかわらず、
それなりに気軽に読める本だと思いますので、
興味のある方にはおすすめです。

「コロナショック」台湾からの警告/林建良 監修

台湾からの警告 「コロナショック」台湾からの警告(ダイレクト出版)

★★★★★

One Taiwan Projectが鮮やかに蘇るよう!

One Taiwan Projectにもオンライン参加していました。
本書を読み進めるうちに、
まるでOne Taiwan Projectが鮮やかに蘇ってくるようでした。

よい復習にもなってよかったです。

また、綺麗な写真が添えられた、
台湾の日本に対する熱い想いについての解説は感じるものがありました。
本当に日本を大切にしてくださっているのだな、
日本はこの想いに対してしっかりと応えなければならないな、と思いました。

さらに、藤井厳喜氏の投稿2本、
・ポスト武漢ウィルスの社会構造 反グローバル化とローカル化
・武漢ウィルスから見る文明史 「自由」と「隷属」の二項対立
は、それぞれ短いものでしたが、内容が深く、非常に読み応えがありました。

あと、飯柴智亮氏の投稿
・新型コロナウィルスと米軍
もとてもよかったです。
飯柴氏については、藤井氏との対談を観たり著作を読んだりしていますが、
元米国陸軍大尉で実戦経験もおありですので、
自衛官(元を含む)と比べると、情報がリアルで信頼できます。

これからも台湾発のインテリジェンスは要注視ですね。
Taiwan Voiceを観てインテリジェンスを入手し続けたいと思います。

台湾を知ると世界が見える/藤井厳喜 林建良

台湾を知ると世界が見える 台湾を知ると世界が見える(ダイレクト出版)

★★★★★

台湾ごめんなさい。ありがとう。日本は今こそ台湾から学ぶべき。

個人的な台湾との接点は、1990年代に仕事で台湾に出張した時です。
その時は仕事半分・遊びと観光半分で、それ以外は全く台湾について無知でした。

数年前から、自分の中にある東京裁判史観・自虐史観を払拭するために、
藤井厳喜先生の著書をはじめとして様々な著作を読み、
そのなかで多少、台湾についても知識をみにつけることができたとは思います。

しかし、本書を読んで、
これまでの自身の台湾に対する知識の浅さ・狭さに驚かされました。
台湾の皆様には、この場を借りて深くお詫び申し上げます。

台湾には、古き良き日本があります。
もちろん、日本統治時代の日本文明だけがあるわけでなく、
台湾は多様な文化を持つ国家ですので、
古き良き日本とともに、台湾が持つ多様な文化がうまく融合しているのだと思います。
それでも、日本が戦後捨ててしまった「日本精神」を、
台湾の方々が大切にしてくださり、守り続けてくださっていることには感謝しかありません。

そして台湾の方々は、国として、また個人として、
日本に対して親しみを持ってくださり、
日本が災害に遭った際には、真っ先に救援・支援の手を差し伸べてくださっています。

それに対して日本政府は何を台湾にしてきたのか。
国交を断絶し、台湾を国家として認めず、
台湾の国家としての支援を断るなど、
恩を仇で返すという、
およそ「日本精神」とは真逆な無礼千万な態度を示しています。

いま、このレビューを書いている時期、
台湾では蔡英文総統の2期目が始まり、就任演説がありました。
蔡英文総統は、力強いリーダーシップ、明確な国家戦略、国民への暖かい想いを兼ね備えた、
素晴らしい国家元首であり、台湾の誇りであり、アジアの自由民主陣営の誇りです。

本来であれば、このような素晴らしい国家元首を擁する台湾と日本があらゆる分野で同盟関係を築き、
そのうえで、アメリカをはじめとしたファイブ・アイズとも同盟を築くことで、
自由民主国陣営のコアとなり、対中包囲網を確固たるものにし、
チャイナの覇権狙いを断固阻止すべきです。

しかし、一番頼りないのが日本です。
アメリカのトランプ大統領が、
せっかく日本に軍事的な面で独立主権国家になるチャンスを与えてくれたにもかかわらず、
安倍政権はこれを断り、
一方で、
チャイナの尖閣諸島侵攻に対して何ら対処せず、
習近平の国賓来日に拘り続け、
香港弾圧目的の「国家安全法」非難の呼びかけにも参加せず、
政府は単に政権維持のため、与党は利権核のためだけに奔走している有様です。
国益など全く眼中にありません。

これでは、いずれ自由民主陣営から見捨てられ、
チャイナの植民地になりかねません。
そうなれば、チベットやウイグルのような目にあうのは必然です。
日本の政府・国会議員は、どこまで国民を愚弄し、悲惨な目に会わせれば気が済むのでしょうか。

日本統治時代に台湾が日本から学んだように、
今度は日本が今の台湾から学ばなければなりません。

そうしなければ日本はいずれ滅ぶでしょう。

国連の正体/藤井厳喜

国連の正体 国連の正体(ダイレクト出版)

★★★★★

もはや邪悪な組織体と化した国連(UN)=連合国。しかし、先ず変えるべきは日本の政府・国会議員・官僚

国連(UN)が連合国であることは知っていましたし、
日本やドイツに対する敵対国条項があることもしっていました。
また、常任理事国に拒否権があることで機能しないことや、
今回の武漢ウィルスではっきりしたように、
WHOをはじめとした様々な傘下機関が腐敗していることも知っていました。

しかし、本書を読んで、ここまで腐敗・退化しているとは思いませんでした。
世界にとって、何の意味もないどころか、邪悪な組織体としか思えません。

さらに日本政府・行政が、国連(UN)に対しても、
国益を追求・主張する気がないことがはっきりわかり、
さもありなん、という印象を持ちました。
国内における政策についても、外国との交渉についても、
国益など考えていませんし、国家戦略もありませんからね。


ではどうするか?

あとがきで、「日本は国連とどう向き合うべきか?」と題して提言がなされています。
この提言には全面的に賛同します。


ただ、今の日本政府・国会議員・官僚に、
この提言を実践するだけの理解力・決意・覚悟・実行力があるのでしょうか?

先日、チャイナが出した香港弾圧を目的とした「国家安全法」すら非難できず、
チャイナの尖閣諸島侵攻にもろくに対処できず、
未だに習近平の国賓来日がくすぶっており、
また、台湾の独立に向けての政府レベルでの日米協調すら実行できず、
自由民主陣営の独立主権国家とはもはや言えなくなってきています。
アジアの自由民主国家陣営のリーダーとしては台湾の方が相応しいのではないでしょうか。

Taiwan Voiceで蔡英文総統就任演説の解説を拝聴しましたが、
蔡英文総統には力強いリーダーシップ、明確な国家戦略、国民への暖かい想いがあります。
正直羨ましいです。

国内での武漢ウィルス対策では、国民の生活を守る気もありません。
すでに武漢ウィルス復興と称して増税の話も出始めています。

与党自民党内では、
親中派・媚中派が跋扈し、
自らの保身と利権しか考えていない議員だらけで、
威勢だけがいい「何とかの会」も結局、善良な保守層のガス抜きに過ぎないことが、
はっきりしました。


これでは、ただでさえ失われた30年で失われた日本の経済力は更に衰退し、
国民の生活はますます困窮し、GDP世界第3位の座からも滑り落ちるでしょう。


自由民主の旗を掲げることもできない、
独立主権国家ですらない(戦後ずっとそうでしたが)、
経済大国ですらなくなっていく、
ような日本になれば、
提言にあるような、
国連(UN)と闘う力もなくなり、国連(UN)も今まで以上に日本を相手にしなくなるでしょうし、
アメリカが国連(UN)を脱退して新国連を作ろうとしても、日本は参加を要請されなくなるでしょう。


かなり悲観的なシナリオを提示しましたが、
今の日本政府・国会議員・官僚のままでは、
現実的なシナリオの一つとして位置付けておく必要はあると思います。


本書の提言には全面的に賛同しますが、
その前に先ず、腐り切った日本の政府・国会議員・官僚を変えなければならないと思います。
そう、台湾のように。

インテリジェンスと保守自由主義/江崎道朗



★★★★★

DIMEにおけるIntelligenceの良質な入門書

国家戦略(DIME)におけるIntelligenceの重要性を理解したいが、
どの本から読めばいいのか悩んでいる方は、
先ず本書を手に取ることをお勧めします。

本書では、DIMEにおけるIntelligenceの重要性について、
ポーランドがナチス・ドイツやソ連によってどれだけ蹂躙されてきたか、
バルト3国がソ連に占領・吸収された後、どのような目に合ってきたか、
など共産主義(ファシズム)の脅威や残酷さなどの具体例を明らかにしながら、
共産主義に対抗するために、自由民主陣営におけるIntelligenceの発展の歴史を、
わかりやすく解説しています。

また、DIMEにおいてIntelligenceが重要であるにも拘らず、
それを全く活かすことができないと、国民がどれだけ悲惨な目に遭うのかについて、
日本政府の武漢ウィルス対策の稚拙さを例に挙げてわかりやすく解説しています。
まずもって独自のIntelligenceがないこと、
チャイナやチャイナの手先であるWHOの情報を鵜呑みにしていたこと
他国の素早い動きに対するIntelligenceがないこと
習近平の国賓来日に拘るあまり、NSCが機能しなかったこと
などなど、主権国家としてはありえないほど、お粗末な実態が顕になっています。

一方で、DIMEにおいてIntelligenceが重要であるが故に、
時の政府によっては、国民を弾圧するために利用される危険性もはっきりと書かれており、
単にIntelligenceを強化すれば良いわけではないことを訴えています。
そして、この危険性を減らすためには、
国民一人ひとりがより自由になり、より強くなることが必要であるとしています。
より自由になり、より強くなるためには、
先ずは、政府に頼らなくても生活できる経済的な自由が保証されなければなりません。

これを著者は保守自由主義と呼んでいます。
これについては、以下の書籍が参考になります。
F.A. ハイエク著「隷属への道
M.フリードマン著「選択の自由」「資本主義と自由」「政府からの自由

この政策を実行しているのがアメリカのトランプ大統領であり、
この政策の真逆を実行しているのが日本の安倍総理大臣です。

トランプ大統領は自国民を政府・官僚から解放し、
安倍総理大臣は自国民を政府・官僚の奴隷にしようとしています。

税金を徴取し、社会保障や補助金を与えるのは、一見優しい福祉政策に思えるかもしれません。
しかしそれば、政府・官僚への依存を高めさせ、政府・官僚の言いなりにさせることに他なりません。
何より、依存体質は、国民一人ひとりの自由を奪い、力強さを奪います。
定義は異なりますが、実態としてはファシズムと大差ありません。

武漢ウィルスの非常事態宣言終了後、早くも復興と称して増税の話がではじめています。
また、スーパーシティ法案も提出され、個人情報などの一元管理やセキュリティ管理の危険性に懸念が出されています。

本書で著者が、
DIMEにおけるIntelligenceの重要性だけでなく、
危険性も併せて提言していただいたことは、
今の日本にとって非常に意義あることだと思います。

今の日本においては、
DIMEにおけるIntelligenceは可及的速やかに構築すべきですが、
一方で、今の政府・官僚の元では、
Intelligenceは国家・国民を滅ぼしかねない道具になりかねません。

このジレンマを解消するためには、
一人でも多くの方が、自由の旗を掲げ、政府・官僚に立ち向かう必要があるのではないでしょうか。

難しいことを言っているようですが、
リヴァタリアン保守の渡瀬裕哉氏がTwirrerで展開している
「すべての増税に反対する」運動に賛同して
ツイートすることから始めればよいと思います。
渡瀬裕哉氏のTwitter;https://twitter.com/yuyawatase

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