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Rising Sun

Author:Rising Sun
日本を愛するリヴァタリアン
倉山塾生・江崎塾生

マネジメントは、ビジネス書の知識を得るだけでは上手くいかないでしょう。

日本の伝統から日本ならではの価値創造の源泉を知り、最新の自然科学からヒトの何たるかを知り、また科学的思考力を磨き、国内外情勢から立ち位置を知ることが重要だと思います。

勿論、基本はP.F.ドラッカー。

このブログでは、私が読んだ上記に関する書籍についてのレビューを紹介しています。

ご参考になれば幸いです。

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小林節の憲法改正試案/小林節





独りよがりの偏った試案

欧州近代化により生まれた「個人主義」に基づいて個人の「人権」「自由」の重視を謳っているが、
解説を読んでいると、他者や公とのバランスを欠いており、単なる「我儘」にしか思えない。
→反日野党のダブルスタンダードの格好の言い訳にされてしまいそうである
→子供の声がうるさいと言って保育所を作らせない近隣老人の我儘さをどう思うのか?

欧州の搾取的な王政との戦いから生まれた立憲主義の解釈(憲法は権力を縛るための道具)を、
歴史・伝統・文化の全く異なる日本の皇室に無理やり当てはめ、日本の自由な憲法議論を不要に狭めている。
→まさに立憲民主党の立憲主義の主張と同じであり、到底認められない

欧州だけでなく、世界中から良いものは参考にすべきではあるが、
日本には取捨選択する能力に長けてきたから今の日本があります。
欧州の一時代の考え方をそのまま日本に無理やりコピペするような態度は怠慢と言わざるを得ません。


法の下の平等といった理由で二千年以上続いている皇室制度を蔑ろにしている。
皇室を含めた日本の伝統・歴史・文化を祖先から受け継ぎ、子孫に引き継ごうという意思が全く見受けられない。
→薄っぺらいリベラルのポリコレやグローバリゼーションで様々な国家が破壊されている現実を直視できていない

憲法第九条では自衛軍と自衛権を認めており、この部分は評価できるが、
ネガティブな理由のみ挙げ連ねて、海外派兵を悪だと決めつけ、集団安全保障に制約を課しているのは、
著者が重視している国家は国民の幸福を追求すべき、という定義に反している。
→高橋洋一氏の本を読めば、集団安全保障により戦争に巻き込まれる確率が下がることが統計上明らか

声高に「知る権利」を主張し、特定秘密保護法を悪法として糾弾しているが、
著者が求めている「国家が個人が幸福に生きることを保障」するためには、
国家機密を仮想敵国に漏洩させないことや、同盟国と機密情報を共有することも不可欠です。
スパイ天国と言われている日本においては、スパイ防止法制定など何段階もセキュリティを高めなければなりません。
→自衛隊や在日米軍基地の上空にドローンを飛ばせないことに反対している反日野党&メディアレベルの下らなさです

解説に度々、日本が侵略戦争を行った、と出てきました。
このような東京裁判史観・自虐史観を前提に憲法を論じている限り、
日本の正しい伝統・歴史・文化を直視した上での憲法のあり方など導き出せるわけがありません。


本書全体を通じて、自由民主党や保守識者に対して「憲法を知らない」「憲法の素人」など、
著者自身の主張に合わない方々を見下した言説が目立ちますが、
個人的には、著者は「憲法学」以外のリアルな世界は知らない、単なる「アベガー」にしか思えません。




ほんとうの憲法/篠田秀朗



★★

注意しながら読んでください

日本の憲法学者というガラパゴス化した既得権益無能エリート集団が、
如何に日本や日本国民にとって価値の無い存在であるか、
ということが詳しく述べられています。
この連中による憲法解釈によって、
日本の国益と日本人の生命・安全が損なわれてきたと言われても仕方ないでしょう。
このことを気づかせてくれるという点においては良書だと言えます。

ただし、本書は注意しながら読む必要があります。
著者の歴史認識が完全に東京裁判史観・ルーズベルト史観に染まっています。
日本がアメリカに嵌められて日米開戦に突入せざるを得なかったこと、
戦後、GHQによるWGIPによって日本を精神的に破壊したこと、
など全く触れられていません。
逆に、日本が侵略戦争を行った、国際法を侵したといった、
東京裁判史観やルーズベルト史観そのままの言説が目立ちます。
間違った歴史認識の上に正しい未来を築くことはできません。

ですので本書を読まれる前に、
読者自身が東京裁判史観やルーズベルト史観の洗脳から
脱却しておく必要があると思います。

これには、藤井厳喜氏の以下の著作が役に立つと思います。
太平洋戦争の大嘘
日米戦争を起こしたのは誰か

更にアメリカによって作られた日本国憲法自体が、
ハーグ陸戦条約という国際法に違反していることにも触れられていません。
「ほんとうの憲法」というタイトルをつけるのであれば、
日本国憲法がアメリカによる日本占領統治基本法であることを先ず明示すべきでしょう。

このような観点からすれば、
本書を読まれる前に、竹田恒泰氏や倉山満氏による憲法解説本を読まれた方が良いと思います。

また、日本国憲法だけを論じるのではなく、
帝国憲法と比較検証した方がより実りあるものになると思われます。

これには、相澤理氏の以下の著作が役に立つと思います。
「憲法とは何か」を伊藤博文に学ぶ

現憲法、そしてこれまでの様々な憲法解釈によって、
日本は主権国家・独立国家としての体をなさなくなってしまいました。
例えば、日本が独自の力のみで、
・北朝鮮から拉致被害者を全員救出することができない
・外国にいる日本人を救助することができない
・日本固有の領土である北方領土・竹島・尖閣諸島を守り抜くことができない
・周辺諸国の軍事大国化を防ぐことができない、軍事大国に対する抑止力を持てない
このような情けない状態では、最早どう憲法解釈を変えても乗り切ることは困難です。
日本が主権国家・独立国家として国益と国民を守り抜くために、
国家安全保障面では以下のことを憲法に明記するよう、
改正しなければならないと思います。
・フルスペックの自衛権を発動できること
・自衛隊を軍隊として定義すること
・軍法、軍事法廷、軍事機密を認めること
そうすることによって、
憲法学者による国益を損なう不毛な憲法解釈を終わらせる必要があると思います。

日本国憲法は日本の恥である/ジェイソン・モーガン



★★★★★

リベラルは共産主義の隠れ蓑。日本国憲法は破棄せよ!せめて9条2項を削除せよ!

大東亜戦争における日米開戦が、
ソ連共産党参加のコミンテルン工作員に取り囲まれた
アメリカ民主党大統領であるF.ルーズベルトの謀略によって引き起こされたのは事実です。
(日本の政権内にもコミンテルン工作員が入り込み日米開戦を仕込んだことも事実です)

大東亜戦争でアメリカに負けて、マッカーサー率いるGHQが日本に乗り込んで、
日本を物理的にも精神的にも解体しようとしましたが、
GHQがアメリカ民主党の意を汲んだ連中とコミンテルン工作員で構成されていたことは事実です。

リベラルを掲げるアメリカ民主党は共産主義の隠れ蓑だといっても過言ではないでしょう。

そして、アメリカの歴史において戦争を仕掛けたのは民主党の方がはるかに多いことも事実です。

さらにアメリカには、Strong Japan PolicyとWeak Jspan Policyがありますが、
アメリカ民主党はWeak Jspan Policyを採用していることも事実です。

これらの連中によって作られ、無理矢理押し付けられたのが、日本国憲法です。
占領国の法律を変えてはならない、
というハーグ条約に違反していることは明らかですが、
それに加えて、日本国憲法の意図が
日本を物理的・精神的に解体し、二度と立ち上がれないようにし、
アメリカの占領下に置き続けるためのものであることも明らかです。

ですから「日本国憲法は日本人の恥」なのです。

アメリカでは、ヴェノナ文書の解読など保守系学者の努力によりリベラルの欺瞞が暴露され始めています。
また、リベラルによる過剰なポリティカルコレクトネスに対して草の根保守が活躍しています。
その中で、日米開戦を仕掛けたことの愚かさについてのF.ルーズベルトや民主党への非難が高まっています。
さらに、己の利益のみを追求するグローバリストが跳梁跋扈し、
共和党・民主党限らずエスタブリッシュメントをカネで支配しています。
最も有名なのは民主党のクリントンファミリーです。

この動きの中で登場したのがトランプ大統領です。
アメリカファーストは、
左翼によって穢されたアメリカらしさを取り戻し、
グローバリストによって失われたアメリカの利益を取り戻すことです。

日本でもそうなのですが、アメリカのメディアも基本的に左翼です。
例えばCNNのCは、コミンテルンのC、チャイナのC、クリントンのCなどと揶揄されています。
このような左翼メディアから叩かれるのは、為政者がまともである証拠です。

上記記述についての参考資料には以下のものがあります。
江崎道朗氏
日本は誰と戦ったのか
コミンテルンの謀略と日本の敗戦
コミンテルンとルーズヴェルトの時限爆弾―迫り来る反日包囲網の正体を暴く
マスコミが報じないトランプ台頭の秘密
アメリカ側から見た東京裁判史観の虚妄


翻って日本では、
学会において「コミンテルン」はタブーワードとのことです。
これだけで事実に基づく正しい歴史を検証する意思がないことが明らかです。
また、草の根保守もしっかりとした形で組織されているわけではありません。
与党に期待したいところですが、
自民党地方組織は単なる地元利権団体に過ぎませんし、公明党は新興宗教団体ですので、
草の根保守ではありません。

日本人の恥である日本国憲法をどうにかしなければならないのですが、
草の根保守が組織されていないこと、政府・与党がだらしないことを踏まえると、
なかなか容易ではないと思います。

因みに個人的には、
日本国憲法は破棄し、
帝国憲法とこれに込められた想いを受け継ぎながらも、
帝国憲法制定から大東亜戦争敗戦までに露呈した不具合を改め、
かつ21世紀の国際情勢などを踏まえた憲法を、
日本人自らの手で新たに制定すべきだと思っています。
ただ、これが容易でないことはわかっていますので、
次善の策として「減憲」が適切だと思っています。
本来破棄すべき現憲法に「加憲」するなど論外だと思っています。
しかも憲法典に全てを記述する必要はありません。
例えば現憲法9条ですが、第3項追加ではなく、第2項削除が適切だと思います。

日本国憲法を破棄して初めて日本が真の独立国家・主権国家といえるのだと思います。

ただし、9条を確実に改正するためには、青山繁晴氏を中心としてまとめられた、
「第3項 前2項の規定は、自衛権の発動を妨げない。」
という案が最も現実的で優れていると思われます。

世界一非常識な日本国憲法/長尾一紘



★★★★★

21世紀版大日本帝国憲法の復活。次善の策としての「減憲」

国際法違反の日本国憲法を破棄するとともに、
日本の歴史・伝統・文化を踏まえて制定された大日本帝国憲法をもとに、
大東亜戦争で明らかになった欠陥を正し、かつ21世紀の国際情勢に立ち向かえるように修正する、
これが日本国の憲法典の正しい姿だと言えるでしょう。

この観点からは、現在の憲法議論は未熟と言わざるを得ません。
日本国憲法を一字一句変えたくない政党・勢力は、
東京裁判史観・自虐史観を守り日本をチャイナ・コリアの下に位置付けたいだけの反日売国奴です。
一方で日本国憲法をベースに改憲・加憲しようとする政党・勢力も、
間違ったもののうえに新たに何かを築くことになりますので、おかしいと言わざるを得ません。

上記で示した正しい姿に変えるのが現実的でないならば、
日本国憲法の条文で誤った部分を削除する「減憲」が次善の策と言えるでしょう。
すなわち、安全保障に関しては、第9条を削除することです。
そのうえで、日本の抑止力を万全にするための安全保障基本法(国防基本法でもよい)を国会で決議すればよいのです。

日本国憲法はあくまでも「憲法典」であり「憲法」ではありませんので、書いていないことがあっても構いません。
書いていないことは歴史を遡ればよいだけのことです。
安全保障に関しては、日本書紀の「天壌無窮の神勅」(君民一体の日本を永遠に栄えさせよ)にまでさかのぼることができます。
これも憲法の一部だといえるでしょう。

憲政の本義/吉野作造



★★★★★

憲法改正について正しく議論する際の必読書

帝国憲法の運用について様々な論争が生じていたことがよくわかります。
君民一体の憲政を遂行するために憲法論議をどのように解決すべきか、
憲法の条文に拘り過ぎず憲法の精神にどう立ち戻って議論するべきか、
憲法制定当時に盛り込まれた思想と時代の流れに伴う状況の変化との間にどう折り合いをつけるべきか、
民本主義、民衆主義に立ちはだかる官僚専制主義にどう立ち向かうべきか、など、
これから本格化する憲法改正論議を正しく行い正しく吟味するためのエッセンスが盛り込まれています。

100年前の憲政議論に対する論考ですが、現在でも全く古びれることなく深く考えさせられる内容です。
逆に言えば、100年経っても当時と変わらないレベル、若しくはそれよりも稚拙になっているのが現在の憲法改正議論だと言えるでしょう。
帝国憲法という日本初の近代憲法ができてから今日に至るまで、
特に日本国憲法を押し付けられて以降、真正面から憲政とは何か、憲法とは何かについて思考停止期間が長かったため、
民度がまだまだ成熟していないように見受けられます。

今後、憲法改正について本格的な議論が為されていくのですが、
国民が正しい議論を進めていくために、また国会議員が正しい議論を進めるのを監視するために、
本書は必読書に成り得る本だと思います。

なお、本書の帯にある「100年前からポピュリズムの罠を見通していた」というフレーズの意味がよく分かりません。
ポピュリズムという用語を悪い意味で使用しているような気がしますが、
ポピュリズムの本来の意味は著者がまさに述べている国民の福利を最優先にすべきという民本主義・民衆主義そのものだと思います。
この出版社の本を何冊か読んでいますが、どうも左巻きの偽装保守に思えてなりません。
ひょっとすると、著者の論文もそのバイアスで選ばれているかもしれませんので、
その点だけ留意する必要があるのではないか、と思います。

なお、本書は帝国憲法についてのものですので、以下の本を併せて読まれるとより理解が深まるのではと思います。
相澤理:「憲法とは何か」を伊藤博文に学ぶー「憲法義解」現代語訳&解説ー

「憲法とは何か」を伊藤博文に学ぶ/相澤理



★★★★★

帝国憲法を理解するための必読書

維新の志士たちが、西欧列強に日本を文明国と認めさせ、不平等条約を解消させるために、
西欧各国の憲法に学びつつも、日本の歴史・伝統・文化を再発見して結晶化させたのが帝国憲法です。

本書は、帝国憲法の解説書である「憲法義解」の口語訳と解説書です。
帝国憲法の条文を読むだけでは、何故そのような条文があるのか、そのような条文になったのか、がわかりませんので、
帝国憲法を理解するためには本書は必読書だと思います。

帝国憲法の1条ずつに、
日本の歴史・伝統・文化をどう反映させたらよいのか
立憲主義をどう取り入れたらよいのか
西欧各国の憲法をどう参考にしたらよいのか
憲法として条文化すべきか法律として制定すべきか、など
条文作成の過程が見えてきます。

どれほど日本を想って制定されたかがよくわかります。

また、本書をよむことで、日本国憲法がどれだけふざけたものかもよくわかります。
日本国憲法が国際法違反であることは言うまでもないことですが、
日本の歴史・伝統・文化を完全に破壊していること
条文間の整合性が全く取れておらず論理破たんしていること、など
70余年にわたって一言一句変えずに来たことが恥ずかしいぐらいのものです。

拳法改正議論が始まりました。
日本の国体を表すのが憲法ですので、本書を読んで憲法とは何か、どうあるべきか、
を知ったうえで、何のために、何を、如何に改正すべきか否かを議論する必要があると思います。

帝国憲法をより深く理解するためには、以下の書籍も参考になります。
倉山満:帝国憲法物語

米国人弁護士だから見抜けた日本国憲法の正体/ケント・ギルバート



★★★★★

日本国憲法第9条2項は、反日国を利するだけ。日本にとっては百害あって一利なし

アメリカの大学での憲法学は、憲法とはそもそも何か、どうあるべきか、について学ぶものであり、
日本の大学での憲法学は、日本国憲法一言一句が正しいという前提で、解釈論や判例について学ぶもの、とのことです。

ですので、アメリカ人の合理性でアメリカで法律(憲法含む)を学び、法律家となった
著者の日本国憲法についての見解を知ることは、それだけでも価値があると思われます。

GHQのWGIPによる洗脳作戦で始まった偏った教育、偏向報道が今でも続いている今日において、
憲法について以下の誤解があることを明示するところから本書は始まります。
・憲法第9条が戦後日本の平和を守った
・日本国憲法は日本人が作った
・日本国憲法は制定後、改訂されていない
・政府解釈よりも、憲法学者の見解が正しい
タイトルだけ見ると「あれっ」て思われるかもしれませんが、本書を読めば「なるほどね」となります。
これらの誤解を解くことで、憲法改正に対する拒絶感を和らげてくれます。

そして、70年前の時代背景のもと占領下で作られた日本国憲法が、
今の東アジアの危機的状況に全く適応していないことが挙げられています。

次に、日本国憲法がいかなるプロセスで作られ、
それが如何にアメリカにとって有利に、日本にとって絶望的なものであったかが述べられています。
例えば、戦勝国が敗戦国の憲法に手を付けること自体がは国際法としてのハーグ条約違反です。
日本の憲法は日本人自らの手で作らなければならないことが強く意識させられます。

更に、海外の主な憲法(アメリカ、イギリス、ドイツ)を紹介し、
憲法改正が必要に応じて行われていることだけでなく、
改正をしてはならないと決められている条項(人権について)が憲法にあること、
日本国憲法の前文と9条2項以外は、結構国際標準に沿ったものであること、
などが紹介され、日本として憲法改正にどう向き合うべきかの議論の醸成が期待される内容となっています。

そのうえで、改憲反対派が唱える以下のような嘘を論破し、騙されないように促しています。
・アメリカの戦争に巻き込まれる
・日本で軍国主義が復活する
・すでに自衛隊がいるから国は守れる
・政府の解釈改憲は許されない

このように事実を整理しながら論理的に解説されれば、
9条死守のイデオロギーありき以外の方々は、
憲法は、日本と日本人を護るために、常に世界情勢を踏まえて更新すべきものである、
という納得感が得られるのではないでしょうか。

本書に登場する具体的な憲法条文は第9条2項です。
・前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

現在の東アジア情勢に対処するためには、第9条2項の削除を迅速に行うことが必須だと思います。
・国際法・国際条約を無視して、領土・領海を軍事力でもって拡張している独裁国家
・国連安保理決議をことごとく無視して、核兵器・生物化学兵器・弾道ミサイルを開発・発射している独裁国家
・これらの国にすり寄って東アジアの不安定さを更にかく乱させている情治国家

また、第9条2項に阻まれて
・北朝鮮に拉致された日本人の救出すらできない
・志那や南朝鮮に不当拘束された日本人の救出・安全確保すらできない
・外国で紛争・戦争が起きても、そこに残された日本人の救出すらできない
といった極めて情けない国家になってしまっています(安保法制が整備された後でもできない)。

更に、解釈の仕方にもよりますが、第9条2項は、第11~13条と不整合を起こしています。
第11条
国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。
この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与へられる。
第12条
この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。
又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。
第13条
すべて国民は、個人として尊重される。
生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、
立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。
この不整合を解消するためには、どちらを変えるかは明白だと思います。9条2項です。

これらの国家に囲まれている状況下では、
日本国憲法前文にある「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」という前提が完全に崩れ去っています。
少なくとも9条第3項で自衛隊を明記するという自民党安倍総裁の発言はできるだけ早く実現させるべきでしょう。

なお、2項と3項とで矛盾がでるから問題だ、という意見が既にでていますが、
「ただし自衛のための軍隊はこれを保持する」などの文言を挿入することで解決できます。
ただ、自衛隊改め自衛軍が但し書きレベルの位置づけでよいかどうか(自衛官に失礼?)は議論の必要があると思います。

本書を読んだうえでの、個人的な日本国憲法改正に対する要望は、
・天皇制は現行憲法の意図そのままにする(政争の具にしない)
・日本人(日本国籍を持つ者)の生命・人権・財産、日本国の領土・領海・領空を護ることを最優先事項とする
・また日本の持つ世界最古で特殊な伝統・文化を継承しつつ、世界最先端の科学技術の蓄積・発展を第二の優先事項とする
・これらを護るために国際法上で禁止されていないすべてのことを、世界中どこでも、いつでも完遂できるようにする
・そのための3権(立法・司法・行政)は日本国籍のみを持つ者(多重国籍禁止)で執行される
・3権を担う者は日本国籍のみを持つ者による選挙によって任命される
・そのために必要な財政の確保、要員の獲得、科学技術の蓄積・発展、体制の確立・維持・向上を最優先事項にする
・これらを満たしたうえで、日本の持つ能力と相手のニーズをマッチさせて世界平和に貢献する
・そのために現実の俯瞰、冷静な分析、明確な戦略、実効性のある戦術を適切に構築して実践する
・条文は正しく美しい日本語で表現する
といったところです。
現行憲法を読むと第9条2項だけでなく、いろいろなところで要望との齟齬が見受けられます。

これから憲法改正について様々な意見が出され、
そのなかには賛成・反対共に真っ当なものだけでなく、
歪曲・偏向・捏造・プロパガンダも数多く出てくるでしょう。
それらの情報の是非を見極めて、
正しい憲法改正を提示する政党・政治家に投票するとともに、
国民投票において正しい投票を行うために、
本書は有益な知識を与えてくれると思います。

また、著者は本書で自由民主党の日本国憲法草案に触れて、
公の下に個人が位置づけられ、個人の自由が制限されていると批判しています。
気になったので読んでみましたが、良い改正箇所もあれば悪い改正箇所もありました。
また日本のこころを大切にする党の日本国憲法の草案も読んでみましたが、
自民党の方が良い改正箇所もあれば日本のこころの方が良い改正箇所もありました。
他の政党の草案も知りたかったのですが、草案を公開しているのは上記2政党だけでした。
本書は、各政党の憲法草案や諸外国の憲法を読んでみて、憲法についてのリテラシーを高めるきっかけになると思います。

更に、日本は法治国家なのですから、
憲法とは何か、国や国民において如何なる位置づけなのか、どうあるべきか、などについて、
特定のイデオロギーをすべて排除することを前提として、学校教育で学習・討論するのも大事なことかもしれません。
本書を読んでこのようなことも思わせて頂きました。

あと、単に条文を改善するというのではなく、
日本とは何か、日本人とは何か、国是として何が重要なのか、それらのプライオリティはどうなのか、
などゼロベースで考えることも必要だと思います。
確固たるビジョンがあったうえでの条文改正だと思います。

なお、著者の以下の本は、本書にも登場してくるので、
併せて読まれると理解がすすむと思われます。
儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇
まだGHQの洗脳に縛られている日本人
やっと自虐史観のアホらしさに気づいた日本人
いよいよ歴史戦のカラクリを発信する日本人

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